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ポアロのクリスマス
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【この小説が収録されている参考書籍】
ポアロのクリスマスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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クリスマス前後の1週間に起きた事件。 ここでも、心理の解読というのは、大事だということが分かる。 英語で読んでいないので、微妙な言い回しが理解できていないことと、 引用しているマグベスをしっかり読んでいないので、全体の構想がつかめていない。 シメオンの子供がまだほかにいるというほのめかしから、いろいろ推察した。 自分がこの作品を書いたとしたら、シメオンの従僕もシメオンの子供だったという設定にしたように思う。 ジョンスン大佐の役回りが、もう少し辛子が利いているとうれしかったかもしれない。 ポアロの登場が、やや唐突な気がした。 | ||||
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クリスマス前後の1週間に起きた事件。 ここでも、心理の解読というのは、大事だということが分かる。 英語で読んでいないので、微妙な言い回しが理解できていないことと、 引用しているマグベスをしっかり読んでいないので、全体の構想がつかめていない。 シメオンの子供がまだほかにいるというほのめかしから、いろいろ推察した。 自分がこの作品を書いたとしたら、シメオンの従僕もシメオンの子供だったという設定にしたように思う。 ジョンスン大佐の役回りが、もう少し辛子が利いているとうれしかったかもしれない。 ポアロの登場が、やや唐突な気がした。 | ||||
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僕がいま読んだ中では、お気に入りの作品です。トリックがとても見事だったし、犯人も、一応疑ってはいたけどとても意外でした。ただ星四つにしたのは、動機がいま一つだったし、今まで全く知らなかった道具がトリックにつかわれていたからです。でも、本格的でとても面白い作品なので、ぜひ読んでみてください。僕はポアロが謎を解くときの「○○(犯人の名前)、生まれてこのかた、君は君の××(シメオン・リーのこと)の非道を恨んできた」という台詞が好きです。 | ||||
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僕がいま読んだ中では、お気に入りの作品です。トリックがとても見事だったし、犯人も、一応疑ってはいたけどとても意外でした。ただ星四つにしたのは、動機がいま一つだったし、今まで全く知らなかった道具がトリックにつかわれていたからです。でも、本格的でとても面白い作品なので、ぜひ読んでみてください。僕はポアロが謎を解くときの「○○(犯人の名前)、生まれてこのかた、君は君の××(シメオン・リーのこと)の非道を恨んできた」という台詞が好きです。 | ||||
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この作品は一般的にはあまり高く評価されていないようであるが、私は『ABC殺人事件』や『オリエント急行の殺人』など、一般的に名作とされている作品をも凌ぐ、クリスティーのベスト5に入る作品だと思う。 クリスティーは本書の前々年に『メソポタミヤの殺人』、前年に『ナイルに死す』、そして1938年に本書と、作者の全作品の中でも最もトリッキーな作品を立て続けに発表しているが、とくに本書では作者の長編作品で唯一の完全な密室殺人を扱っている。それもディクスン・カー顔負けの、クリスティーとは思えない程のとびっきり大胆かつ大掛かりなトリックを用いているのである。 もしも本書の作者がカーならば、おそらくそのメイン・トリックを最初から前面に押し出して、読者に不可能犯罪の興味をかきたてたことだろう。 これほど見事な作品であるにも関わらず、本書の評価が思いのほか低いのは、メイン・トリックに用いられたある小道具が日本人には馴染みがないため、イマイチしっくり納得できないためではないかと思う。 また、そのトリックの現実性について疑問を呈する意見もある。 しかし、もしもこのトリックがダメというのなら、ディクスン・カーの大半の作品や横溝正史の『本陣殺人事件』など、多くの秀れた作品が否定されることになるだろう。(『本陣殺人事件』のトリックが、本書のメイン・トリックにどことなく近いものを感じるのは私だけだろうか?) なお、本書はディケンズの名作『クリスマス・キャロル』のパロディであるともいえる。 本書で殺害されるシメオン・リーは強欲なスクルージ老人、そのシメオン・リーを訪れる登場人物たちがスクルージ老人を訪れる三人のクリスマスの精霊に見立てられる。 そういう点でも、本書は「クリスマスにはクリスティーを」のキャッチ・フレーズにふさわしい作品である。 | ||||
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この作品は一般的にはあまり高く評価されていないようであるが、私は『ABC殺人事件』や『オリエント急行の殺人』など、一般的に名作とされている作品をも凌ぐ、クリスティーのベスト5に入る作品だと思う。 クリスティーは本書の前々年に『メソポタミヤの殺人』、前年に『ナイルに死す』、そして1938年に本書と、作者の全作品の中でも最もトリッキーな作品を立て続けに発表しているが、とくに本書では作者の長編作品で唯一の完全な密室殺人を扱っている。それもディクスン・カー顔負けの、クリスティーとは思えない程のとびっきり大胆かつ大掛かりなトリックを用いているのである。 もしも本書の作者がカーならば、おそらくそのメイン・トリックを最初から前面に押し出して、読者に不可能犯罪の興味をかきたてたことだろう。 これほど見事な作品であるにも関わらず、本書の評価が思いのほか低いのは、メイン・トリックに用いられたある小道具が日本人には馴染みがないため、イマイチしっくり納得できないためではないかと思う。 また、そのトリックの現実性について疑問を呈する意見もある。 しかし、もしもこのトリックがダメというのなら、ディクスン・カーの大半の作品や横溝正史の『本陣殺人事件』など、多くの秀れた作品が否定されることになるだろう。(『本陣殺人事件』のトリックが、本書のメイン・トリックにどことなく近いものを感じるのは私だけだろうか?) なお、本書はディケンズの名作『クリスマス・キャロル』のパロディであるともいえる。 本書で殺害されるシメオン・リーは強欲なスクルージ老人、そのシメオン・リーを訪れる登場人物たちがスクルージ老人を訪れる三人のクリスマスの精霊に見立てられる。 そういう点でも、本書は「クリスマスにはクリスティーを」のキャッチ・フレーズにふさわしい作品である。 | ||||
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ある家の当主から極秘の調査依頼を受け、クリスマスに招待されたポアロ。ところが当主は殺されていて・・・「思い切り血の出る作品を」とのリクエストに応えてクリスティーが珍しく書いた、殺人現場の沢山の血が残る作品。彼女の本領はどちらかというと毒殺系なのだが。トリックは人間心理を衝いたものというよりは割に機械的。本筋の殺人事件とは別の事件も進行していたり、ニセの手がかりも結構ある。毎年クリスマスシーズンに新刊を出していたクリスティーだが、当然クリスマスものばかり書いているわけにもいかない。クリスマスものとしては、他に『クリスマス・プディングの冒険』がある。 | ||||
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ある家の当主から極秘の調査依頼を受け、クリスマスに招待されたポアロ。ところが当主は殺されていて・・・ 「思い切り血の出る作品を」とのリクエストに応えてクリスティーが珍しく書いた、殺人現場の沢山の血が残る作品。彼女の本領はどちらかというと毒殺系なのだが。トリックは人間心理を衝いたものというよりは割に機械的。 本筋の殺人事件とは別の事件も進行していたり、ニセの手がかりも結構ある。 毎年クリスマスシーズンに新刊を出していたクリスティーだが、当然クリスマスものばかり書いているわけにもいかない。クリスマスものとしては、他に『クリスマス・プディングの冒険』がある。 | ||||
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