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アクロイド殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
アクロイド殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全162件 101~120 6/9ページ
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素晴らしい! 推理マニアでさえも完全に騙されるでしょう こじつけたトリック一切なし 納得の内容 驚愕な結末 最初に読んだ時 思わず声にだしました 「え――!!」 騙される快感に浸りたい人は、お薦めですよ。 | ||||
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有名すぎるこの小説、推理小説の金字塔で私もまんまと騙されました。真相を知った時は、まーじーで〜〜〜!!という驚きと共にそれを気付かせない工夫に感心させられました。ただ、「そうきたか!」というヤラレタ感はあったのですが、「そう言う事だったのか!!」という見えなかった線が一気に繋がって、瞬時に全容を理解するあの感動までは無かったです。この作品は、犯人探しの極地を極めた作品だとは思いますが、トリックはさほどではありません。私が犯人のトリック(知性)に驚嘆せしめられたのは、同女史の「ABC殺人事件」をおいてありません。その作品に敬意を表しての1☆マイナスです。もちろん、この作品が心地よい敗北感を与えてくれる事については異論ありません。正統派ミステリーの醍醐味を是非味わってみて下さい。 | ||||
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英語で読めるものはなるべく 原書で読むようにしているのですが、何気に買ってしまったまったくなんの予備知識もなしに(ミス・マープルは原書で読みましたが)読んで あれ!ってまた最初から読みなおしたくなりました。まったく気づかず…やられた!って感じでしたよ。まったく推理できなくてみんなおかしいじゃん!でも特定はできない…で、ホントのところは…やっぱ また初めから読み直したい。原書で読んでみます。 | ||||
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多くは語るまいし、語れない(ネタバレ的な意味で)。元祖「騙しの天才」であるクリスティの初期の代表作である。クリスティの最高傑作を人気投票すると多くの場合「そして誰もいなくなった」、「オリエント急行殺人事件」と共に、名前が上がるのが本書「アクロイド殺し」である。ちなみに私は偉大な先駆的作品として、本作をイチオシする。本作にはある仕掛けがあり、これが出来た当時はイギリスのミステリ文壇から、大バッシングを受けたらしい。「アンフェア」であると……。一方でその後に(日本を含めた)世界中の多くの作家達が、この作品に感銘を受け後に続き、今では一つの分野として確立されている。今更、この程度でアンフェアという人間は少ないだろう。「後世に与えた影響」という意味では他の追随を許さない問題作であると同時に傑作である。 | ||||
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結末を読んだときには、ビックリしすぎてツバが気管に入り呼吸困難に…。 あれで死んでたら完全犯罪だな。おそるべきアガサクリスティー。 ちなみに、実写版はがっかり。やはりこのお話は活字に限る。 | ||||
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これは明らかに好き嫌いが分かれる作品ですね。 ひとつアドバイスをすると、ある程度ミステリーという形式に なじんでから読むと面白さがわかる作品です。 初めての作品にこの作品を選ぶことはお勧めしません。 きっとその状態で 読んでしまうとアンフェアという 言葉しか出ないことでしょう。 読みなれた人だって驚きを隠すことができない 終わり方なのですから。 トリックはよくあるパターンです。 なので、目新しいものはないです。 | ||||
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アガサクリスティの有名な小説。 次々と人が亡くなって行く。 最初は、主人公が誰かわからなかった。 キャロラインという呼びかけから、逆算してみると、ジェームズだとわかった。 登場人物の一覧は、 1 登場順と、 2 主人公との関係の構造的にあるとうれしい。 フェラーズ夫人が亡くなったのだから、登場人物の最初に入れる必要があるかどうかは場合による。 物語の前でなくなった人は、登場人物一覧の最後に、列記するのでもよい。 登場人物 ジェームズ・シェパード:意思 キャロライン:ジェームズの姉 ロジャー・アクロイド ラルフ・ペイトン:ロジャーの養子(亡妻の息子) ミス ラッセル:ロジャーの家政婦 セシル・アクロイド夫人:ロジャーの義妹 ミス ガネット: フローラ・アクロイド:セシルの娘 亡くなっていた人 フェラーズ夫人 ペイトン:ロジャーの亡妻 フェラーズ 話題に出た人 アニー:雑用係りの明度 牛乳配達: | ||||
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まさにクリスティーの才能が、黄金の果実となって実を結んだ名作でしょう。神秘的なアイデアに、それをあまりに自然に活かすことに 成功している伏線の妙が素晴らしいです。 そのあまりの革新的な作風ゆえ、保守的な論者から批判の的となった事は有名な事実。ただ有り体に言えば、新しい形が提示されれば、 それを皆がこぞって手法として取り入れる訳であって、つまり、最も革新的な作品は同時に最も保守的な作品にもなってしまうのだ。 そう考えれば、そんな皮肉を持ってして反対論者の横っ面を小気味よく引っぱたいた事もまた事実だろう。 まあ、これから読まれる未読の方には、そんな御託はどうでもいいですねハイ。ぜひ気軽に読んでみて下さい。想像していたイメージを 越えた体験が出来るはずです。きっと未開地を耕すこと間違いなし。すごいぞ。 | ||||
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このトリックを最初に思いついたと言う事がクリスティーの天才たる所以。 ぜひともご一読下さい。 | ||||
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今から80年以上前の出版当時、イギリスで家庭に友人を招いてご婦人も一緒に麻雀が行われていたとは!! ポン、チーと鳴いてばかり、鳴き間違えもしょっちゅうで、安上がりを続けて勝っている人と大きな手を狙いながら上がりきれない人との言い合いなど、我らのヘボ麻雀と同じで笑えます。 また、オバサンの噂好きとそれに伴うあくなき好奇心や図々しさも、洋の東西を問わないなと感心。このオバサンが真犯人を察知するのかどうか、読後に残る興味です。 | ||||
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みんないい人ですよ。嘘なんてつけないんですから。これを読んで下さってるあなたも。でも本当のことは、言えないですよね。フェアかアンフェアかといえば、アンフェアかな。でも推理は必要ないかもしれない。少なくとも私は推理はしませんでした。犯人はこういう人ですよ〜って、読みとる事が出来るっていうか、書いてあるって言うか、それなら犯人は、この人ですね!って。あとは、ポアロさんが、他の容疑者の身の潔白を証明していく業務日報を読んでた次第で。おもしろかったです。 | ||||
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一度読んだら二度と読まなくても 永遠に犯人はだけは忘れないのでは・・・ 始めて読んだ時は「ずるい!」 と悔しかった(笑) 再読で、どこで犯人と分かるか 違う意味で夢中になれます 設定は平凡ながら、 完全無敵な推理小説だと思います | ||||
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この本を最初に読んだのは中学生の頃だが、衝撃で眠れなかった。それまでは人の話を素直に聞くウブな性格だったが、その後は全ての事項に関してやや懐疑的になっていく。素直なお子さんは読まない方がいいかも(笑)アンフェアですよ!一番重要なことを、隠して書いているわけだから。但し、人は常に正直とは限らないと教えてくれるので、評価はします。 | ||||
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物語はシェパード医師の語りで進行し、ポアロが途中で登場して二人三脚で事件の概要を追っていくのだけれど、 この作品のキーは途中で明かされる、一見なんてこと無い事実にある。(ある意味これがトリックとして一番衝撃的かも) それはこの作品が一人称語り手ではなく、文書だったということ。私たちは彼の手記を読んでいたのだ! 解説だったか何かで笠井潔氏が触れていたと思う。何がこれほどまでに絶妙なのか。 「一人称小説」と「手記」。この作品がただの一人称小説だったとすると、アンフェアになってしまう。 何故なら語り手である一人称小説の「私」は物語進行役。ある意味、神の視点で私たちに情報を提供する係。 ・読者に対し嘘をつかないこと。 ・故意に事実を隠さないこと。 これがフェアであるためのお約束事だから。 読者はまさかこれが手記だと思ってないので、一人称語り手の(と勘違いしている)「私」は、読者にフェアだと思いこんでしまう。 だけど後半、この一人称小説だと思っていたものが書き物だったことが分かる。 そうなると「私」は自分に都合の悪い事実を隠すができる。いくらでも私見を含んで良い。これはもちろん反則でもなんでもない。 このトリックに拍手喝采を送りたい。 ちなみにヴァン・ダインはアンフェア支持派だったと思う。 確かにヴァン・ダインの二十則、第2項には反しているけど、私はそもそもこの二十則が好きじゃない。 ノックスの戒の方がよくできているように思うが、どうだろう。 | ||||
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忘れられない作品です。クリスティーの作品中、というよりあらゆる推理小説中で最も有名な作品かも知れません。 最初に読んだのは中学生の頃。 まったく予備知識がないまま読むことが出来たのは最高の幸福でした。 あの衝撃の真相知ったときに驚きは今でも思い出します。 文字通り椅子から転げ落ちるほどでした。 この作品を語るときに必ず言われるのがフェアかアンフェアかの問題ですが、推理小説の楽しみはそんなことよりも、面白いか面白くないかが問題であり、この作品は文句なく面白いです。 フェアかアンフェアかの問題提起はヴァン・ダインが言い始めたことだと思いますが、あの有名なトリックで先を越されたことに対する悔しさでクリスティーを非難したのでしょう。 これから、この本を始めて読む人がうらやましい。 | ||||
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“世の中”を勉強させてもらえます。 おしゃべり(当たり前のことなので…)おばさん・ご婦人の 想像力と情報ネットは素晴らしい。 推理立て・手品はもちろんですが、 登場人物のセリフ、言い回しも面白い。 とにかく楽しめます。 | ||||
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ミステリ好きを自認するも、恥ずかしながら、クリスティの作品を読了するのは『そして誰もいなくなった』と本作だけ。 本作は、一見、名探偵(ポアロ)が、ラストに、もつれた糸をほぐすがごとく謎ときをするくだりは、往年のミステリの王道。しかしながら、犯罪そのものより、本書の全編に隠されたトリック=ミスディレクションが特色であって、フェア、アンフェアの論争がおこったとのこと。発表された当時(1926年)のミステリには疎いのだが、この手法に前例がないのであれば、大きな話題となったのだろうと想像する。近年の、奇をてらったものに慣れているせいか、やられた感は、今ひとつだったけれども。 本作は、子供と一緒に読んだのだが(子供の方は、偕成社文庫版『アクロイド殺人事件』)、犯人探しや、伏線について、途中途中で、ちょっとした議論を楽しませていただいた。他のクリスティの作品も、親子で読んでみようと思う。 | ||||
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この作品は3回読みました。犯人を知っていると、犯人を知らないときとは別の楽しみ方ができます。 この作品には「フェアかアンフェアか」という論争が絶えないようですが、僕はフェアだと思います。 | ||||
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新訳ということで約20年ぶりに読みました。字も大きくなり、非常に読みやすくなっています。また、超有名作品であるが故に、そのトリックについて論争も巻きおこっています。しかし推理小説ファンならこれは読んでおくべきです。似たようなトリックが氾濫する中、この推理小説こそがその旗手なのです。何の予備知識も無く読んで騙されてああ面白かったというのが最高の読み方だと思います。この作品の評価が低い方は、似たような小説を先に読んでしまっていたか、もしくは推理小説の定義が狭い方ではないでしょうか。少なくとも、後世に多大な影響を与えた小説であることは間違いありません。 | ||||
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クリスティーなら本書と「そして誰もいなくなった」、この2作を読めば充分だろう。他の作品はこの2作から格段に落ちる。といって、クリスティーが悪いのではなく、この2作品が群を抜いて優れているからだが。 後に執筆された作品群の多くが、エラリー・クイーンやディクスン・カーの作品に較べるとどうしても本格推理ものとしては落ちる感じがするのは、読者に与える手がかりが少なく、その一方で(犯人が探偵に対して仕掛けるトリックではなく)作者が読者に対して仕掛けるミス・ディレクションによって誤魔化される感が強いからだが、本書は読者に充分すぎるほどの手がかりを与えながら(アンフェアだという人は、いったいどこを見てアンフェアだと言ってるのだろう?)、最後の最後であっと驚かせる趣向がすごいのだ。 この驚愕のラストに匹敵する作品は、私が知る限りでは、エラリー・クイーンの「Yの悲劇」と「レーン最後の事件」、それにモーリス・ルブランの「813」だけだ。 | ||||
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