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旅のラゴス
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旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全264件 21~40 2/14ページ
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タイトル通りです。この状態なら中古で買えばよかったと思う状態で届きました。 | ||||
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ラルゴの世界は 「風の谷のナウシカ」に似ていた。 電気がないこと。 灯りはろうそくで、工業は手仕事であること。 そして, かつて消えた科学進歩した世界の後の世界だ。 祖先が残した本の知識を、 足し惜しみなくラルゴは友人たちに話す。特に 「農芸と言う地味な研究に携わっている友人たちは 教えてやることが数多くあった」 それなのに 「発電装置と言うった電気機械など、 現在この世界でも簡単に作れそうな技術を話さなかった」 彼は時期を測っていた。 かつて消えた世界のコピーじゃあ意味がない、と考えたからだろうか。 科学の進歩が人を幸せにするわけでない、と悟っていたからだろうか。 彼の願う新しい世界が、生まれようとしている。 されど、ラルゴは旅立った。 彼はタンポポの綿毛のようだ。 次の世界を作るのは、君たちだと語っているようだ。 | ||||
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本を書籍店で購入する時は、少しだけ中を読んでから判断していました。 それだけに、棚にない書籍はなかなか手が届きません。 書評から判断して、大体想定通りの書籍を手に入れることが出来ました。 面白かったです。 | ||||
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でも、面白かったし、心に残るものがある。良い本だった。旅だけだけど。 | ||||
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意味ありげな話が出てくるけど、空想の世界すぎてついていけない。 | ||||
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おもしろい。 | ||||
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ラゴスという学者の旅路の行き帰りとその後を描いたロードノベル。 特に気に入ったのは”すべてを語らない点”です。 本作にはかなり緻密な世界設定や、キャラクターの複雑な心情があります。しかしあえて”答え合わせ”はせず、それでいて説明不足とは感じさせない。読者が想像する余地を残すのが上手いなと思いました。また、淡々とした文体も手伝って、ラゴスの生きる世界に深みが出ています。だからこそ、少し難解なラストにも確かな説得力を感じました。 逆に気になった点は前半の退屈さです。 先述したように、本作は主に旅の行き帰りを描いています。しかし面白くなってくるのは後半、つまり旅の折り返し地点からです。旅の”行き”で出会った人々に再会したり、世界の謎が提示されたり、ラゴスの経歴が明らかになったり……。 逆に前半部分は、ただの説明や準備のように感じました。その時の感情は”理解しなきゃ”であって、”知りたい!”に直結していないのが残念です。何か一つ大きな匂わせや謎があっても良かったのではないかと思います。 本作は最後まで読めば本当に面白い小説なのですが、前半が少し難点です。しかし裏を返せば読み進めさえすれば完璧な傑作とも言えます。本作を購入した際には、ぜひ半分(具体的には『王国への道』)までは読んで見ることをおすすめします。 | ||||
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筒井康隆(1934年~)氏は、同志社大学文学部卒、小松左京・星新一と並んで「SF御三家」とも称され、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、日本SF大賞、芸術文化勲章、紫綬褒章、菊池寛賞、日本芸術院賞・恩賜賞等を受賞している。代表作は、『時をかける少女』、『残像に口紅を』等。 私は、読む本の大半がノンフィクションで、普段は小説(特に現代文学)をあまり手にしないのだが、数年前から口コミで評判になったという本書は気になっており、今般手に取った。尚、筒井氏の作品に触れたのは、子供の頃(1972年)にNHKドラマで見た「タイム・トラベラー」(原作は『時をかける少女』)以来である。 読んでみると、前半は、ラゴスが旅で出会うエピソードが脈絡なく出てきて、正直かなり退屈で、途中で読むのを止めようかと思ったほどであったが、ラゴスが旅をする理由が明らかになった中盤からは、物語の方向性がはっきりしてきて、後半は相応に読ませる展開となり、最後には予想外の結末を迎えるというものであった。 読者の幾つかの感想を読むと、概ね高評価なのであるが、高評価の主な理由は、「人生は旅である」というビルドゥングス・ロマンとして読める(世界的ベストセラー『アルケミスト』のように)というもので、また、一部の低評価の理由は、私が前半に感じていたような退屈さによるものである。 私としては、小説を好まない理由が、フィクションにはなかなか感情移入ができず、それよりも現実世界を取り扱った、フィクション以外の書物の方が興味深いからなのだが、そういう読書的嗜好もあって、本書についてもここまで売れた理由がわからないというのが正直なところである。(『アルケミスト』もそうだが) 好みの分かれやすい作品なのかも知れないが、そもそも小説とはそういうものと言えるのかも知れない。 (2022年6月了) | ||||
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読み応えあり | ||||
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筒尾康隆の本の中では一番好きです。若いラゴスが旅に出て、紆余曲折の後に知識人となる話。筒井らしいSFファンタジーです。 | ||||
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旅、人生を感じさせる佳作。それを軽く読ませてくれ、考えさせてくれる筒井康隆の筆力は流石。 | ||||
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この作品はまったくお薦めしない。はっきり言って駄作。 でも、そんな作品もあるんだよ、いくら鬼才にしたって。 他のレビュアーの方たちも書いているように主人公ラゴスがつまらない人間なのでどうやってもおもしろくならない。 筒井作品でこの作品を初めて読むと、もうそれっきりになるかもしれないな~。それは残念に思う。 * * * 短編*飯屋で食事をする・洞穴を滑り落ちる・橋から落っこちる・空飛ぶ相撲取りに追いかけられる。 これだけで作品にしてしまう。文章の力だけで。 長編*ドタバタやりだすとおもしろい。 驚異的な発想力・語彙力・文章力。 筒井作品を読んでみようという人にはまず『大いなる助走』をお薦めするかな。 次点で『夢の木坂分岐点』 間違っても『残像に口紅を』なんかから入らないように。 はまると筒井はホントにおもしろいよ。 | ||||
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『旅のラゴス』は大好きな小説で、何度も読み返しています。 本のレビューを色々と読ましてもらって、低評価もあって、小説の好き嫌いや評価は人それぞれなのだと改めて思いました。 好きな小説を貶されるのはあまり良い気分ではないのですが、自分を振りかえると国民的作家と言われている司馬遼太郎の小説が苦手で、まだどれも完読してことがないことに気づいた。 そんなものか。 この小説は、一人の男の長い人生の旅の記録である。 彼の人生の苦難から栄光の紆余曲折のそれぞれが、読む年齢によって、現在の自分のどれに当てはまっているか、ポイントが変わっていく。 良い小説は、何度読み返しても、気になるポイントが変わって、それがおもしろい。 なので、レビューで判断しないでほしいな。 ということは、私も司馬遼太郎に再々再チャレンジしてみましょうかね | ||||
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1986年の本。著者の本は初読。面白い。一気に読んだ。SF?だからか古さは全くない。これまであまり本を読んでこなかったので、<未来人>のモデルはこの本なのではないだろうかと思ってしまった。本の後半の帰郷してからの流れは日本全国を転々とした自分にとって感慨深いものとなった。旅立つ勇気に加え、これまで関わった人が最後まで登場するこの物語は、人との深い絆の大切さを教えてくれる。若い人よりもオジサンに読まれそうな本。人生を振り返ると同時に、これからの人生も豊かにしてくれそうな本。逢いたい人とは会えたのだろうか。 | ||||
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章ごとに違う町の物語になるのでサクサクと読める。 | ||||
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ショートショート的に各国を旅する主人公 移動中の描写は少なく 章が変わると次の国に着いてる なんとなく物語は繋がって キノの旅が近いので内容はライトノベル 主人公に癖がありノルウェイの森の主人公に似てます ラストにかけて盛り上がりますが寸断感あり afterストーリーあるかとページをめくったら解説でガッカリ 読みやすく楽しかったですが ここまで売れてるのは作者のネームバリューか? (私は読み終わったあと作者に気がつきました) | ||||
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森に囲まれ泉あり川ありの豊かな盆地、ポロという村はまさにコーヒーの生育に適した土地。 旅人はそこで発見した赤い実を加工し、2千年ぶりにコーヒーという飲み物を味わう最初の人間となるコーヒー発見伝説。 ラゴスは、ポロの村民たちに発見したコーヒーの栽培法を教え、乾燥室や焙煎機や粉砕機の設計をし、加工や流通も教示する。 やがてポロのコーヒーは北方の都市で五十倍百倍の値で取引きされ、富をもたらされ急速に発展した村はコーヒー王国となる。 コーヒー好きが読まずに飲めない必読の書。 自分のコーヒーへの夢がラゴスと重なり、我がコーヒー人生ベスト10入りする傑作! Tabi no Ragosu (Lagos on a Journey) (1986) Yasutaka Tsutsui | ||||
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新品を購入いたしました。 破れている部分があったので、とても残念です。ただ、交換手続きが面倒なのと高価ではないので我慢します。 皆さんはそういうリスクがあるということを理解してこちらで購入した方がいいかと。私自身これからは書店で現物を手に取り購入します。 Amazonで本を買うとしたら中古かな。。 | ||||
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こんなに綺麗な物語があったことを知りませんでした。 何か踏み出すことに、大した理由など必要ないのかもしれませんね。 | ||||
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ある程度色々なジャンルの本を読んでからこの本に辿り着くと非常に心地よく読めそう。 自分はそうでした。単調なのに飽きさせない、一見個性がなさそうな主人公。 その「つまらない人間と思わせるくらいの理知的な性格」が逆に物語を面白くしている気がする。 ラストがすごく良かった。 人生経験豊富な人ほど胸にくるものがあるんじゃないかな。 | ||||
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