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旅のラゴス
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旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全193件 1~20 1/10ページ
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10年以上前に読んで、面白く感じた印象があったので、再読のため購入。ファンタジーの旅行物で、連作短編形式で様々なエピソードが書かれているのだが、どれも丁寧に作り込まれており、結構面白かった。ただ、出会う女性のほぼ全員が主人公に好意ないし恋心を抱くのは、編集者からの注文か?と思ってうんざりしたし、色々と主人公が苦労はするものの、基本的には物事が主人公にとって良い方にばかり転がるのが、ちょっと自分としては好みではなかった。ただ、物語の終わり方はとても良かったし、細部に神経が行き届いている作りになっているので、ファンタジー小説好きな人には楽しめると思う。 | ||||
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ここしばらく読書とは遠ざかっていたが、するすると読了ができた。それは必ずしもこの作品が長編でないということではなく、やはり筒井先生の上手さに転がされて、ということなんだろうと思っている。 そういう意味では、やはりどのスイッチを押せば読者が面白いと思うかを知り尽くしている作家ということは間違いないと思う。剛腕には違いないが、もうこちらの意思も関係なく力ずくという感じではなくて、歩く先に穴があるとわかっていて避けようと思えば避けられるんだけど結局落ちてしまうという、訳の分からない、なんとも不思議な爽快感のあるしてやられた感というか。 この作品のレビューとは関係ないことが多くなってしまったが、読後感も人それぞれだろうが自分には良く、読者としてはまだまだ読みたいと感じる作品だった。 | ||||
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長編としてはまことにおとなしい厚みの作品でありながら、これ以上「時の流れ」「人生」を感じる作品もない。 エッセイ集「玄笑地帯」に収録された「突発的大量創作症候群」(確かそんなタイトル)の一文によれば、この連作長編の第1作「集団転移」は、書き下ろし大作「虚航船団」脱稿直後に訪れた大量創作衝動によって書かれたとある。思いつく限りの実験的手法を投入して書いた「虚航…」には入り切れないモチーフ群が噴出したうちの一つがこの「旅のラゴス」だった。 初期のナンセンス・ドタバタSFでもなく、超虚構でもなく、むしろ大変オーソドックスとも言える作品。そして、決して熱心な筒井作品の読者とは言えない私にとって、何度も折に触れて読み返す数少ない小説のひとつとなっている。 多分これからも、そうだろう。 | ||||
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読む人によって、かなり感想が変わると思います。 私は「甘酸っぱい」と思いました。 不思議の世界での主人公の旅を追体験し、それぞれのエンディングにたどり着いてください。 | ||||
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冒頭から人々が転移(瞬間転送みたいなもの)を普通にやっていて、SF的には手垢がつきすぎていることをサラリと新鮮味があるようにやってのける著者の表現力に驚いた。これで物語にのめりこめた。物語はラゴスが南に旅をして、いったん故郷に戻り、そして北へと旅立つ。旅の途中で経験するのはまさに冒険であり、途中で宇宙船の残骸が出てきたり壁を抜ける芸人や、記憶の特殊技能を持つ者もあらわれる。一気に読めるSF冒険譚でした。 | ||||
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80-90年代に定番化しつつあった(今でいう「なろう小説」のような)和製SFファンタジーを、 当時すでにSF娯楽小説の大家であった筒井康隆が書いており、その目論見は見事にはまったと思う。 自分がはじめに読んだのは2000年代も後半だったが、その時点で既に少し古くなっていたことで「他にない面白さ」という印象を受けた。今読み返すと更に多層的になっており、古い通俗小説特有の「当時の空気感や感性」も楽しめる。 | ||||
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期待したてほどではなかったですが、それなりに楽しく読めました。ボリュームも薄いので冒険物をさくっと読みたい時に何度でも読める感じです。 | ||||
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人との出会いや別れ。旅の中で見る様々な風景や出来事。読んでいる自分も旅をしているようなそんな感じでした。 | ||||
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筒井康隆さんの最高傑作の1つ | ||||
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ページをめくる手がとまらない小説のひとつ。読了後は主人公ラゴスの人生を追体験したかのような感覚と感動が味わえる。よく言われているように、確かにスタジオジブリが映画化しそうな、ファンタジー感あふれる作品。「壁に埋まった男」や「美貌の未亡人」のエピソードが回収されないのは少し気になるものの、人生とはそんなものということかも知れない。ラストに、デーデとの再会を見てみたかったが、読者の想像に任せる本作のエンディングも印象的でよかった。 | ||||
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この先どうなってるの?この道の先は?というワクワクを掻き立てる冒険物語であり、いつの間にかこの世界の中に没入していた。 クールでハードボイルドな主人公だが、最後には読者が、ラゴス!と叫びたくなる人物だ。 とにかく、必読の小説であることは間違いない。 | ||||
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場面の転換、血の通った人物の描写、風景のイメージなど、良質な映画のよな珠玉の物語。 | ||||
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最初はなんだかよくわからなかったが、途中からどんどん先を読みたくなった。 短編集のような感覚だった。 | ||||
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とても感動しました!! 数々のドラマが詰まっており、ラゴスが楽しかった時もあれば、苦しかった時もある それらの感情を共有することができる作品だと思います。 彼の旅は人生という旅が終わりを告げるその時まで続くことでしょう | ||||
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良かった。とても良かった。多くの日本人にとって、旅は「1泊2日」になってしまったのではないだろうか。そういう現代にあって、この旅の話は、色々なことを考えさせてくれる。昭和に書かれたものとは思えないほど、みずみずしい感覚に溢れている。ラゴスの南方への旅の目的が「読書」であったことにも、妙な感動を覚えた。彼にとって、旅は人生、人生は旅。読後感も文句なしによかった。読み返すたびに、違う感動がありそうな1冊。大切に保管します。 | ||||
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はじめての筒井康隆でした。 SF小説という事で、しばし現実を離れて幻想世界に浸ることが出来ました。 内容に関しても、登場人物の心情や情景描写をくだくだと書く事をせず、端的でスピード感がある文体なので、とても読みやすくて良かったです。 これを読んでいると、無性に旅に出たくなりますね。ロマンが詰まった傑作だと思います。 おススメです! | ||||
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ラルゴの世界は 「風の谷のナウシカ」に似ていた。 電気がないこと。 灯りはろうそくで、工業は手仕事であること。 そして, かつて消えた科学進歩した世界の後の世界だ。 祖先が残した本の知識を、 足し惜しみなくラルゴは友人たちに話す。特に 「農芸と言う地味な研究に携わっている友人たちは 教えてやることが数多くあった」 それなのに 「発電装置と言うった電気機械など、 現在この世界でも簡単に作れそうな技術を話さなかった」 彼は時期を測っていた。 かつて消えた世界のコピーじゃあ意味がない、と考えたからだろうか。 科学の進歩が人を幸せにするわけでない、と悟っていたからだろうか。 彼の願う新しい世界が、生まれようとしている。 されど、ラルゴは旅立った。 彼はタンポポの綿毛のようだ。 次の世界を作るのは、君たちだと語っているようだ。 | ||||
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本を書籍店で購入する時は、少しだけ中を読んでから判断していました。 それだけに、棚にない書籍はなかなか手が届きません。 書評から判断して、大体想定通りの書籍を手に入れることが出来ました。 面白かったです。 | ||||
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でも、面白かったし、心に残るものがある。良い本だった。旅だけだけど。 | ||||
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おもしろい。 | ||||
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