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旅のラゴス
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旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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初めて筒井康隆作品を読みましたが、あまり面白いとは感じませんでした。 SFのような奇想天外があるわけでもなく、淡々と放浪記が知らされている感じでした。 他の筒井康隆作品を読んでみようと思います。 | ||||
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筒井康隆(1934年~)氏は、同志社大学文学部卒、小松左京・星新一と並んで「SF御三家」とも称され、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、日本SF大賞、芸術文化勲章、紫綬褒章、菊池寛賞、日本芸術院賞・恩賜賞等を受賞している。代表作は、『時をかける少女』、『残像に口紅を』等。 私は、読む本の大半がノンフィクションで、普段は小説(特に現代文学)をあまり手にしないのだが、数年前から口コミで評判になったという本書は気になっており、今般手に取った。尚、筒井氏の作品に触れたのは、子供の頃(1972年)にNHKドラマで見た「タイム・トラベラー」(原作は『時をかける少女』)以来である。 読んでみると、前半は、ラゴスが旅で出会うエピソードが脈絡なく出てきて、正直かなり退屈で、途中で読むのを止めようかと思ったほどであったが、ラゴスが旅をする理由が明らかになった中盤からは、物語の方向性がはっきりしてきて、後半は相応に読ませる展開となり、最後には予想外の結末を迎えるというものであった。 読者の幾つかの感想を読むと、概ね高評価なのであるが、高評価の主な理由は、「人生は旅である」というビルドゥングス・ロマンとして読める(世界的ベストセラー『アルケミスト』のように)というもので、また、一部の低評価の理由は、私が前半に感じていたような退屈さによるものである。 私としては、小説を好まない理由が、フィクションにはなかなか感情移入ができず、それよりも現実世界を取り扱った、フィクション以外の書物の方が興味深いからなのだが、そういう読書的嗜好もあって、本書についてもここまで売れた理由がわからないというのが正直なところである。(『アルケミスト』もそうだが) 好みの分かれやすい作品なのかも知れないが、そもそも小説とはそういうものと言えるのかも知れない。 (2022年6月了) | ||||
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読み手の経験によって面白さが左右されるのかな? 若いうちに読むより、ある程度歳を重ねてから読む方が面白さが増すような気がします。 僕は、自身の経験不足により星三つです。 | ||||
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50オーバーのおっさんが読む本ではなかった。 作者の筒井氏はとても面白い人物ではあるがこちらの作品に引き寄せられますますファンに。というようなことは特に無く。 それなりに楽しめたが夢中になるような作品でもなかった。 | ||||
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ラゴスがとにかくモテる!なんの説明もなくなので、そういうことなんだろう。 ただ全体も短いし連作だから、あっさりしてる部分も。筒井さんが上手いので、そんなには気になりませんが。 でも、読み終わって思うのは、説明が足りない!だから、面白いのに読後に残るものがあまりない…。わざと距離感出して書いてるんだろうけど、短いから勿体ないです。 | ||||
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ネットにおすすめの本として、多くのサイトで紹介されていたので購入。 ハードルが高くなり過ぎていたので少し拍子抜けの部分があったものの、面白い話でした。 ただ、全体的に暗い感じで話が進むので、ちょっと好みではなかったなぁ。 | ||||
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旅がしたくなるから読んでみろと進められて読みましたが、私にはちょっと読みにくいかな? なぜか内容があまり頭に入ってこなくて、話のテンポとうまく噛み合いませんでした。 個人的には可もなく不可もなくといった印象でしたが、評価がいい小説なだけにちょっと残念でもあります。 | ||||
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読了:2017年100冊(8月7冊)★3.2 旅のラゴス (新潮文庫) 文庫 – 1994/3/1 筒井 康隆 (著) かなりの名著らしい。レビュー数の数が凄い。読み終わって「別に…」という感想を書こうと思っていただけに驚きだ(そんなに有名だとは)。 本書はSF小説に該当するのであろうか。空間移動したり、壁を抜けたり、空を飛んだり、動物の気持ちが分かったり。前半は読み進めるのに苦労したが、慣れもあって後半はスラスラ読めるようになった。「虚人たち」や「夢の木坂」は文壇への挑戦状とも読むことはできたが、本書で筒井康隆は読者に何を伝えたかったのか?最後まで掴めなかった。 文章は平易で、おそらく中学生でも読むことは可能だろう。しかし、読書感想文には向いていない。主人公のラゴスは、私利私欲に走ることなく、常に冷静に人生を突き進み研鑽を積んでいる。結局、ラゴスの旅の目的とは何だったのか?それを読者に考えよ、ということなのかな? | ||||
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奴隷であれ、王であれ、身分は変われど生き延びるためには知恵と能力が必要だと感じました。 ラゴスは最後、愛するデーデに会いに行くために旅に出ますが、それまで目的を持たず旅をしていたラゴス。 そんなラゴスが初めて”旅をする目的”を見つけ、生きる意味を見出しました。 人間、生き延びるためには人と人との繋がりが大切、ということを改めて実感させられた一冊です。 | ||||
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帯をつけて平積みしてはいけない本。そんなの東野圭吾で十分。 学生の頃、深夜特急と旅のラゴスを持ってバックパッカーをした。こっそりと自分にだけ大切な何かを教えてくれる。そんな本だった。 本屋であんな置かれ方されたら、みんなエンターテイメントを期待するに決まってる。全然そういうのじゃない。煽り方もおかしい。 出版社も本屋ももっと本を大切に扱ってほしい。価値が落ちる。 | ||||
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筒井康隆さんの本は、初めて購入しました。読んだことがないのでどんな感じなのか楽しみ。まだ、届いてません。 | ||||
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少し好みのジャンルではなかったのですが、話的にはよかったです | ||||
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評判のよさを聞いて読み始めたものの、まったく興が乗らず、??な印象がずっと続く。しかし、口コミやらでこれだけ話題に なっているんだからきっと途中から度肝も抜きかねない展開がはじまるに違いない気がつけば一気に加速し、ジェットコー スターのようにラストまで運んでくれるのでは?そんな思いをいだき忍び忍び前へ進んだが、結局最後までこちらの脳内は 風も吹かず、波も立たなかった。 引きこまれなかった理由は2つ。一つはドラマティックな展開の連続なのにひだのない文章は艶がなく、まるで粗筋を読まさ れているような味気なさだったこと。もうひとつはこれも筆力が弱いせいで人物が立体的に浮かび上がってこず、感情移入で きなかったことである。 ただラストの展開は「時をかける少女」以来の著者のモチーフが繰り返され、意外と余韻が残った。ジョニー・デップのある映 画でラスト15分までひどく退屈だったのが最後の15分でいきなり針が振りきれるような展開となり、「けっこういい作品だっ た」という感想をいだいたことがあった。 しかし冷静にかんがればラスト15分をのぞく90分間はひどくつまらなかったわけだから本当にいい映画作品とはいえないだ ろう。読み終わったとき、ふとこの映画を思い出した。なので納得はいかないが、強い印象が残った小説であったことは事実。 それに免じて星3つ。 | ||||
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話の筋や仕立てはある程度面白く、気晴らしに読む分には良いと思う。 特に印象に残るフレーズや、感動する場面がなかった。 | ||||
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高度な文明社会を失い代わりにテレポーテーションやテレパシーの様な超能力を発達させた人類の住む世界を一人旅する男ラゴスの物語。 SF的な設定ではあるがこの物語は寓話である。 読む人によりこの話の意味する内容は変わってくるだろう。 人生、文明、旅、アニマ、男女、権力、生と死、老い、夢・・・ 様々な観念のメタファーに満ちた不思議な物語である。 多分、何年か後にふと思い出しまた読みたくなる本だと思う。 | ||||
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筒井さんのSF小説が大好きですで、百冊以上読みました。 この作品が一番好きです。レビュー通り大変、面白かったです。 御読みで無い方にはぜひお勧めします | ||||
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高い評価だったので一度読んでみようと思っていました。 最後まで読んで、結局ラゴスは何のために旅をしてたかさっぱりわかりませんでした。 それから、ラゴスがいろんな人から慕われる件について結局最後まで説明はなく、 最終的には妄想に飲まれて野垂れ死ぬという意味不明の結末でした。 最後に旅の理由などが明かされるのかと期待しながら読んでましたが、拍子抜けしました。 | ||||
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表紙があまりに素敵過ぎて思わず購入。 ストーリーはと言うと、主人公のおじさんが人生を旅するというかゆったり冒険をしながらすすむというか、 そこに超能力的なスパイスが少し入ってくるという感じです。 みんなで瞬間移動が出来るという設定や、登場する動物、世界などとても独特でとても楽しいです。 あっという間に読み終わりました。 ただ全体として、淡々と話が進んでは主人公はどこでも賞賛されて絶対正でちゃんちゃんという終わりだったので、 ファンタジーとしての作品であれば盛り上がって長編になってほしいなーと思いました。 とてもライトな感じのストーリーと全肯定される主人公は、集英社が毎年出しているナツイチシリーズに入っていて 中学生が読むのにはちょうど良いかなという感じでした。 | ||||
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レビューがよかったので思わず買って読んでしまいました。表紙から壮大でスケールの大きい、夢があふれる内容を連想しました。 ですが自分が思うような内容ではなく、期待するほどではなっかた。けれどそれは想像力や読解力に欠ける私に原因があるのでしょう。 男性が書かれただけあって女性として好ましくない表現が何度かありました。男性はこんなふうに考えるのだなと… 不本意ではあるが王国をつくり彼自身がその国の王に一時期なっていますが、途中で王の責任を放棄するのはどういうことだ!!別に放棄した後特国に問題なかったからいいや的な感じになっていて納得いかない。国を作ったのだから最後まで見届ける責任があるのではないかと思う。 彼は知識が深く思慮深く分別があるような人物像になっているが、それ故に教育を受けられなっかた者に対して若干バカにしているように思う。 あと女性を性の対象としか見ていない傾向がある。女性にはこの作品はおすすめできません。 つっこみどころ満載なところもいくつかある。死刑囚で人体実験したことをあっさりと書いているが、どうせ死ぬんだしまあいいか的な感じが見受けられる。 講義を行い皆に知識を広げることはいいが、政治的なことに関しては後になって問題になっており、「いや!もっと早くに気づけよ!!というか最初からそうなることを予想して対策しとけよ!!」と突っ込みたくなる。 | ||||
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こちらで好評価でしたので読んでみました。 筒井氏の作品は初めてです。読み物としては面白いです。 洞察力は高いが、心情を口には出さないので淡々と進みます。 ただ、教育を受けられなかった者や女性を軽視した心情が気になり、 他者が都合のいい人物のようにしか思えず、私は入り込めませんでした。 小説は個人の生き方や環境によってとらえ方が違うと思いますが 私は一、女性として多少の不快感があったことは否めないです。 どうにもならないと悟るのも早いが、面倒を避けていく狡猾さ。 小説は影響が大きいので男性像としては勧めたくないです。 | ||||
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