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旅のラゴス
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旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全264件 201~220 11/14ページ
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筒井さんのSF小説が大好きですで、百冊以上読みました。 この作品が一番好きです。レビュー通り大変、面白かったです。 御読みで無い方にはぜひお勧めします | ||||
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この作品は間違いなく世紀の大傑作だ。読了後すぐに「これは筒井康隆名義で発表してはならない」と直感した。 この作品のことを「大御所、人気作家の小説であるために過大評価されている」と評している人がいるが、全くの見当はずれだ。実際は真逆で筒井康隆名義であるがために正当に評価されていないのである。 なぜなら、この本格SF小説「旅のラゴス」は筒井康隆らしくないどころではなく、筒井康隆のかけらも無い。文体はもちろん、言い回しからスピード感まで作品の持つ情緒が、それまでの筒井作品とは完全に異なる。著者を知らずに読めば熱烈な筒井党員であっても筒井氏の作品と判るはずはない。 筒井康隆の名前は良きにつけ悪しきにつけ非常にインパクトが強く、先入観無く読むことは不可能だ。筒井ファンなら読み進むうちに驚愕から感動に変わり、読み終えたら狂喜するに違いない。しかしアンチ筒井派は元々読まないか、ハナからいちゃもんを付けるためだけに読むだろう。そのような読み方は実にもったいないことだ。 我々筒井信者もこの小説に限っては筒井作品だと思わずに読んだほうが良いのかも知れない。 この「旅のラゴス」は何者かが筒井氏に取り憑いて書かせたに違いないのだ。 | ||||
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高い評価だったので一度読んでみようと思っていました。 最後まで読んで、結局ラゴスは何のために旅をしてたかさっぱりわかりませんでした。 それから、ラゴスがいろんな人から慕われる件について結局最後まで説明はなく、 最終的には妄想に飲まれて野垂れ死ぬという意味不明の結末でした。 最後に旅の理由などが明かされるのかと期待しながら読んでましたが、拍子抜けしました。 | ||||
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旅人の話でなかなか面白かった。 世界には色んな行き方をしてる人がいるんだろうなぁ | ||||
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amazonで本を買ったけど レビューなんて書く事なんて まずないと思っていました。 だけど、読むと書きたくて書きたくて仕方なくなる、みたいな? 誰かにすごいすすめたくなる一冊ですw 読み終わった後で誰かと結末や一人称について 話し合うのもすごい面白そうかもしれません。 | ||||
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旅・冒険が好きな人にはいいと思います。昔読んだことがあったので懐かしく読み切りました。 他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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読みやすく、面白い読み物でした。 様々な場所にラゴスが旅する物語で 意外とラゴスがプレイボーイでした。 | ||||
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ロマン溢れる一冊。 主人公のキャラクターと、それが当たり前のように存在できる世界設計に惹かれる。 | ||||
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筒井先生が珍しくファンタジーを書かれました。 先生の作品を幾多読みましたが、ファンタジーを毛嫌いしていたので本作品を敬遠していました。 amazonのレビューが良かったのと筒井先生の作品であったので先日手を出しました。 読んだ結果ですが・・・ ファンタジーを毛嫌いしていた自分が情けなくなりました。 先生らしくない。の一言で終わらすことも出来ます。 読み始めて数頁で先生の作品ではなく、純粋に子供になった気持ちで楽しもうと思い読んでいました。 まぁ、最後まで読んだ結果はやっぱり筒井先生すごい!です。 | ||||
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「集団転移」で始まる物語。もっと話の途中でも何度も出てくるのかと思いきや、一話ごとに主題がちがうかのようにあちこちの街に旅をする。不思議な経験、不思議な文化の紹介は興味を曳く。一つの街での話に、必然性が見いだせないことがある。話の切れ目毎に不完全延焼が蓄積する。一緒になった人となぜ旅を続けられないのだろう。SFアドベンチャーに1984年4月号から1986年6月号までの連載。単行本にするときに、何か縫い目を入れられなかったのだろうか。 | ||||
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完全に「筒井康隆」という名前で賞賛されているような作品でしょう。 ストーリーがつまらないのを差し引いても、主人公ラゴスのキャラクターが酷過ぎます。 両想いのはずの想い人を待たせておきながら 旅先でセックスセックスまたまたセックス。結婚までするってどうなんですか? 頼まれたから仕方ないという問題ではないですよ。心に決めた相手がいるの一言も無しに、何が初夜のスケジュールだよ。「比較的スマートにこなした(キリ」じゃねえよ。 そもそも予知夢女は充分断れただろうし、その前に女を買おうとしてるのも論外。優しさ故とか意味がわからない。 「世界が違うから倫理観だって現実とは異なるんだ!」という意見もあるかもしれませんが、そのような倫理観が見ていて不快なことに変わりはありません。 さらにほとんどの女性が、会うだけでラゴスに惚れるというのは…… 予知夢で見たというのはまだしも、森の少女なんて初めから好きだったと言ってますからね。恐ろしいイケメンですよ。 これがもしライトノベルであったなら 典型的な御都合ハーレム主人公ですよ?間違いなく叩かれます。 大御所の作品だからといって、フィルターをかけて見るのはいかがなものか。駄作です。 | ||||
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本作は筒井康隆氏による、あえて言うなら「SFファンタジー」とも言える作品。 主人公ラゴスの青年期から晩年までの旅の軌跡を描く。 舞台や時代は不明で、人々は文明を失い、代わりに不思議な力を持つようになった世界。 そんな中、主人公・ラゴス青年は北から南へ、そしてまた北へと旅を続ける。 途中で奴隷になったり、王様になったり、また奴隷になったり。 人が集団でテレポートしたり、馬が空を飛んだり、大蛇が夜な夜な地を這ったり。 こう書くとあまりに突飛なファンタジーを連想するかも知れない。 しかしラゴスの目線で語られるストーリーはあくまでも冷静で淡々と世界を、そして自分を見つめるように描かれており、決してハジけた冒険ものではない。 主人公のラゴスは決してスーパーヒーローとして描かれているのではなく、どことなくニヒルで陰があり、それでもかっこいい。 人生の、そして旅の意味は、などと深く考えるもよし、一人の男の人生をなぞるだけでもよし。 本書の楽しみ方は人それぞれ。 たまにこういう本に出会うと嬉しくなる。 多分、将来何度も読み返すことになるであろう作品。 | ||||
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あまりに面白かったので妻の母に勧めたところ、「これは西遊記だね」と一言。 ああ、見事に言われた! | ||||
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初めて読んだ筒井さんの小説です。読み終えた時、なんとも言えない高揚感がありました。 この小説の最大の魅力は後半部分にあると思います。旅の目的を果たしたとしても、次の目的が、また主人公に見つかるのです。そういうふうにして主人公は再度旅にでるのです。「旅の目的はなんであっても良かったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね」という最終部分での主人公のセリフに深く感銘を受けました。人生において非常に重要なヒントをこの本からもらったような気がします。 | ||||
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表紙があまりに素敵過ぎて思わず購入。 ストーリーはと言うと、主人公のおじさんが人生を旅するというかゆったり冒険をしながらすすむというか、 そこに超能力的なスパイスが少し入ってくるという感じです。 みんなで瞬間移動が出来るという設定や、登場する動物、世界などとても独特でとても楽しいです。 あっという間に読み終わりました。 ただ全体として、淡々と話が進んでは主人公はどこでも賞賛されて絶対正でちゃんちゃんという終わりだったので、 ファンタジーとしての作品であれば盛り上がって長編になってほしいなーと思いました。 とてもライトな感じのストーリーと全肯定される主人公は、集英社が毎年出しているナツイチシリーズに入っていて 中学生が読むのにはちょうど良いかなという感じでした。 | ||||
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文明が何らかの理由によって退化して人類が超能力を獲得した物語です。 転移や壁抜けや空中浮遊などSF的な要素はありますが、そういった部分を期待するべきではないと思います。 私は、人生の長さなんてあっという間で、気づけばこんなに時間が過ぎていたんだなぁと過去を振り返ってしんみりとした気分になりました。 作品も作者も古く、旧世代的な思想であり文体であったりするので、人によっては全く受け付けられないような作品かもしれない為、人に勧められる本かといえばそうではありませんが、何となく過ごしてきた人生を振り返るいい機会となった本でした。 | ||||
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かつて失われた文明の残り香を追って旅をする主人公ラゴスの半生を描いた小説である。ラゴスは旅先でたくさんの町や村に逗留し、そこで様々な人物と出会う。時には何年も同じ場所に留まり、出会った人物に情を持つこともあるが、消えることのない旅への情熱は彼らからラゴスを引き離す。そうして別れたものたちとは多くの場合二度と出会うことはない。この旅には一期一会という言葉がふさわしいだろう。旅先で出会ったものたちは全てラゴスの記憶の断片となり、心の中で過ぎ去った時間を語りだす。彼らがラゴスの人生を作っているのである。 この小説のなかで、旅は人生のアレゴリーである。様々なエピソードを通して見えてくるラゴスの哲学は、そのまま人生の哲学と捉えることもできる。 想像力をかき立てる緻密な描写と突飛なアイデアが面白く、自然とページをめくっていける上に、自分の人生を振り返り見直すきっかけを与えてくれる大変勉強になる本だ。 | ||||
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数年前から私のアマゾンJapanのお気に入りに入っていて、狙っていた本だった。幸運にも今年の夏に手に入って、そして、更に幸運にも三四回で読破することができた。送ってくれた友人に心から感謝したい。 すごい本だった。 男のアドベンチャーファンタジーである。 メインキャラが水滸伝の主人公を思い出させるものがあった。清く潔く爽やかで純粋。宝石に例えたら、深い青いサファイア。楽器に例えたら、優しく甘いチェロ。食べ物に例えたら、すき焼きのようにバランスが取れて健康的である。 舞台もアジア(モンゴル)らしき(?)土地から始まり、数十年間の青年男の歴史が物語っていた。 著者がまるで主人公の人生を見つめていたのかのような暖かい描写が私を引き付けてやまない。日本にこんな素晴らしい作品を書く人がいることを心から誇りに思う。 私の息子が大きくなったら読んで欲しいと思った本の一つになった。 | ||||
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主人公ラゴスは町から町を旅し 文字通り奇想天外な人々に会い 不思議な巡り合わせを受け入れ しかし安住することは許されず 出会いと別れを繰り返していく 何かに憑かれたように旅をする ラゴスの人生を追体験する内に こんなにも波乱万丈じゃないが 確かに俺の人生も旅なんだなと 清々しい気持ちで気付かされる 不思議な読後感が残る一冊です | ||||
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酷い。あまりにも酷い。古い小説で、現代においては徹底的に色褪せているのだが、発売当時においてもこの程度の物語が通用したとは思えない。プロットは非常にお粗末で、小学生が物語を書いたような単純さである。物語は、ロリコンの主人公が旅をしながら各地に年の離れた愛人を作っていくのだが、恋の過程が描ききれていないため、ロリコンの本能によって少女をむさぼる形となっている。小学生レベルの発想だから恋が書けないのだろう。このような主人公が「常識的」「良識的」「倫理観に基づいて行動する」とされているのには苦笑せざるを得なかった。どこの世界の「良識」だろう。主人公は高齢者になってもなお、命を賭して少女の幻影を求め旅に出る生粋の変態ロリコンなのにである。また物語には超能力なるものも出てくるが、こちらも描写が少なく、取って付けられ、そして切り捨てられた印象。テレポーテーション、馬が空を飛ぶ、壁をすり抜けるといったありふれた超能力が登場する。例えば壁抜けに関して面白いという人もいるが、じわじわと壁を抜け、途中で失敗して壁に埋もれてしまうことの何が面白いのだろうか。前振りもあり、誰もが予想できる結末の上刺激もない話だ。全編を通して一切のひねりもなく、練られてもいないので、現代人が楽しむには無理がある。章立ての物語には起承転結がなく、起承でぶつ切りにしたようなやっつけ感。大人になっても『桃太郎』などのおとぎ話に興奮できるような人には楽しめるかもしれない。それほど表面的で奥深さがなく、単純な物語なのである。 | ||||
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