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そして扉が閉ざされた
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そして扉が閉ざされたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 41~60 3/5ページ
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被害者の遺族によって核シェルターに閉じ込められた4人の若者。 事故として処理されたはずの出来事が実は殺人事件だったというシェルター内のメモをきっかけに関係者である若者らは再び思案を巡らせます。 脱出をかはるために事件の真相をひもといくというお話であり、一つまた一つと真実が明かされていくという終始緊張感のある展開が大変良いです。読み手に推理させながら話をリードしているところに、本書は本格ミステリーとしての役割をキチンと果たしていると思いました。「どんでん返し」ばかりに気を傾かせて序盤と中盤を疎かにする作品に飽き飽きしていたところだったので、終始安心しながら本書を読むことができました。 しかしながら、アイスピックのくだりが少々ありきたりでその辺りもっと工夫を凝らせば作品の質は格段に上がったのではないかと思います。そういうこともあって、どんでん返しの衝撃が若干弱かったかなというのが正直なところです。 本書は本格ミステリーだけあって、本当に読者に推理を楽しませるためだけの構成となっております。男女4人の恋愛模様も盛り込まれてはおりますが、正志くんの切なすぎる立場に周りの配慮が欠けすぎている点に私は納得がいかなかったので、色事に関してはあまり評価をしたくないです……。純粋に推理小説を愛するかたにはおすすめの作品です。 | ||||
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被害者の遺族によって核シェルターに閉じ込められた4人の若者。 事故として処理されたはずの出来事が実は殺人事件だったというシェルター内のメモをきっかけに関係者である若者らは再び思案を巡らせます。 脱出をかはるために事件の真相をひもといくというお話であり、一つまた一つと真実が明かされていくという終始緊張感のある展開が大変良いです。読み手に推理させながら話をリードしているところに、本書は本格ミステリーとしての役割をキチンと果たしていると思いました。「どんでん返し」ばかりに気を傾かせて序盤と中盤を疎かにする作品に飽き飽きしていたところだったので、終始安心しながら本書を読むことができました。 しかしながら、アイスピックのくだりが少々ありきたりでその辺りもっと工夫を凝らせば作品の質は格段に上がったのではないかと思います。そういうこともあって、どんでん返しの衝撃が若干弱かったかなというのが正直なところです。 本書は本格ミステリーだけあって、本当に読者に推理を楽しませるためだけの構成となっております。男女4人の恋愛模様も盛り込まれてはおりますが、正志くんの切なすぎる立場に周りの配慮が欠けすぎている点に私は納得がいかなかったので、色事に関してはあまり評価をしたくないです……。純粋に推理小説を愛するかたにはおすすめの作品です。 | ||||
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私は推理小説やミステリーが好きで小さい頃から色々と読んでました。 最近はあまり本を読むことが少なくなりましたが、久しぶりに推理小説が それも本格推理小説と呼ばれるようなものが読みたくなり探したところ 本書の評判を聞き入手した次第です。 最後の核心部分を読んだ時は「そうきたか!」という感じです。 推理小説もたくさん有り過ぎる位有るので、トリックも似通ったようなのが 出てきますが、この小説のトリックは今までの推理小説ではなかったもの ではないだろうかと思わされました。 ただ、4人の容疑者となる登場人物達。この4人が皆、、、妙にうっとお しい。 結局ハッキリつけれず二股でグダグダし続ける男、綺麗なんだろうけど ニコチン中毒でどっちが好きなのかをはっきりさせない女。 ガリ勉タイプで理屈っぽい草食系男子、自分可愛く猜疑心ばかり出して くる女。 後、二人程脇役で登場しますがやっぱりうっとおしい・・・ まぁ、そんな登場人物達に感情移入は出来ないが推理小説の構成としては 今までの推理小説にはなかったトリックが閉じ込められた小説。 そんな感じが私はします。 | ||||
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私は推理小説やミステリーが好きで小さい頃から色々と読んでました。 最近はあまり本を読むことが少なくなりましたが、久しぶりに推理小説が それも本格推理小説と呼ばれるようなものが読みたくなり探したところ 本書の評判を聞き入手した次第です。 最後の核心部分を読んだ時は「そうきたか!」という感じです。 推理小説もたくさん有り過ぎる位有るので、トリックも似通ったようなのが 出てきますが、この小説のトリックは今までの推理小説ではなかったもの ではないだろうかと思わされました。 ただ、4人の容疑者となる登場人物達。この4人が皆、、、妙にうっとお しい。 結局ハッキリつけれず二股でグダグダし続ける男、綺麗なんだろうけど ニコチン中毒でどっちが好きなのかをはっきりさせない女。 ガリ勉タイプで理屈っぽい草食系男子、自分可愛く猜疑心ばかり出して くる女。 後、二人程脇役で登場しますがやっぱりうっとおしい・・・ まぁ、そんな登場人物達に感情移入は出来ないが推理小説の構成としては 今までの推理小説にはなかったトリックが閉じ込められた小説。 そんな感じが私はします。 | ||||
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一人の女性の事故死を巡って、4人の男女が被害者女性の遺族にシェルターに閉じ込められる。シェルターからの脱出を試みながら当時の事件の真相を解明していくミステリ小説。シェルターに閉じ込められた4人はみな事故死を疑っておらず容疑を否認しているのだが、頑丈なシェルターに閉じ込め脱出不可能な状況にすることによって、当時の各自の行動や矛盾点を探り出していく展開は非常におもしろく一気に読めた。物語は大部分が事件関係者の4人だけで展開されるシンプルなものなのだが、無駄な登場人物や証人がいないことによって、純粋に事件の推理だけを楽しめる構成になっているのがよく考えられていると思った。 | ||||
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一人の女性の事故死を巡って、4人の男女が被害者女性の遺族にシェルターに閉じ込められる。シェルターからの脱出を試みながら当時の事件の真相を解明していくミステリ小説。 シェルターに閉じ込められた4人はみな事故死を疑っておらず容疑を否認しているのだが、頑丈なシェルターに閉じ込め脱出不可能な状況にすることによって、当時の各自の行動や矛盾点を探り出していく展開は非常におもしろく一気に読めた。 物語は大部分が事件関係者の4人だけで展開されるシンプルなものなのだが、無駄な登場人物や証人がいないことによって、純粋に事件の推理だけを楽しめる構成になっているのがよく考えられていると思った。 | ||||
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本格推理小説と銘打った作品ですが序盤がやや冗長。回想シーンもまだ事件の核心には遠いうえに、閉じ込められた登場人物たちには食糧も水もある。男女の愛憎譚にはひかれましたが、序盤ではそこまでの緊張感が得られませんでした。しかし。食糧が底を尽きかけ回想が重要部分に近づき登場人物たちの推理合戦が盛り上がる中盤以降は怒涛の勢いで読み進めてしまいました。閉ざされたシェルターの中、登場人物たちが自己の主張のみで論理を組み立てる様はまさに本格推理にふさわしいでしょう。余計なものをできるだけそぎ落とし、『推理』小説に特化させたのがこの作品です。 | ||||
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舞台設定の不思議さに感心しながら読みました。密室に閉じ込められた4人が、閉じ込められる前に起きた死の真相を推理する。自殺?殺人?犯人は?どうやったの?不可能に思えた死の真相が明らかになるのか?このトリックには心底驚きました。私が読んだトリック小説の中で最高に面白かったと思っています。 | ||||
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舞台設定の不思議さに感心しながら読みました。密室に閉じ込められた4人が、閉じ込められる前に起きた死の真相を推理する。自殺?殺人?犯人は?どうやったの?不可能に思えた死の真相が明らかになるのか? このトリックには心底驚きました。私が読んだトリック小説の中で最高に面白かったと思っています。 | ||||
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岡嶋二人の作品では珍しく贅肉をそぎ落とした本格ミステリーである。 犯人がいないと言うありえない設定ながらも読者を満足させるだけのトリック?で後味の良い作品となっている。 | ||||
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岡嶋二人の作品では珍しく贅肉をそぎ落とした本格ミステリーである。 犯人がいないと言うありえない設定ながらも読者を満足させるだけのトリック?で後味の良い作品となっている。 | ||||
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舞台設定、登場人物、道具、意外性、トリック全てAランクです。こんな作品がもっと増えるといい。 | ||||
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舞台設定、登場人物、道具、意外性、トリック全てAランクです。こんな作品がもっと増えるといい。 | ||||
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不必要に長い!と感じます序盤、登場人物たちが閉じ込められてから言い争いばかりをしてちっとも推理を始めないので、さっさと本題に入れよ!って突っ込みたくなりました。推理しはじめてからも、ヒステリックな言い合いが何度も続き、なんというかうんざりでまた、あくまで過去に起きた事件の回想がメインとなるなので、登場人物たちに差し迫った危機がなく、テンポが悪く緊迫感に欠けました人物についてもステレオタイプにはまったような性格ばかりでこんな人いないよって冷めてしまいましたただラストのどんでん返しはよかったので、短編で読みたかったなと感じます | ||||
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不必要に長い!と感じます 序盤、登場人物たちが閉じ込められてから言い争いばかりをしてちっとも推理を始めないので、さっさと本題に入れよ!って突っ込みたくなりました。推理しはじめてからも、ヒステリックな言い合いが何度も続き、なんというかうんざりで また、あくまで過去に起きた事件の回想がメインとなるなので、登場人物たちに差し迫った危機がなく、テンポが悪く緊迫感に欠けました 人物についてもステレオタイプにはまったような性格ばかりでこんな人いないよって冷めてしまいました ただラストのどんでん返しはよかったので、短編で読みたかったなと感じます | ||||
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富豪の奔放な一人娘が、不審な事故で死亡してから三ヶ月。 事故の直前まで彼女と一緒に居た四人の男女が、彼女の母 親によって、地下にある核シェルターに閉じ込められてしまう。 そこのトイレの壁には、死んだ娘と事故車の写真が貼られていて、 その上に「お前たちが殺した」と赤ペンキで殴り書きがされていた。 四人は、脱出を試みつつ、事件の真相について議論を重ねていくが……。 現在の話に、時折、三ヶ月前の過去の回想が挿入されるというカットバックの構成が 採られ、四人が事件について議論を重ねることによって、少しずつ三ヶ月前の記憶が 甦り、真相を究明するためのデータが揃っていくという展開となっています。 それぞれに自分は無実だと主張して譲らない四人は、ともすると感情的になり、なかなか 冷静に議論しないのですが、それでも彼らの証言を客観的に検討し、総合していくと、彼ら 以外に犯人はあり得ないのにも関わらず、彼らの中の誰も犯人の要件を満たさないという 奇妙な矛盾が浮かび上がってくることになります。 もちろん、そこには欺瞞が隠されているのですが、それに最後まで気づけなかった主人公 を見舞う痛恨の真相は、極めて残酷。何といっても彼は、その「出発点」から間違えていた のですから。 四人の人間関係の力学によって作り出される「偽の解決」も真相と 拮抗した優れたもので、ミスリードとして、十二分に機能しています。 | ||||
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富豪の奔放な一人娘が、不審な事故で死亡してから三ヶ月。 事故の直前まで彼女と一緒に居た四人の男女が、彼女の母 親によって、地下にある核シェルターに閉じ込められてしまう。 そこのトイレの壁には、死んだ娘と事故車の写真が貼られていて、 その上に「お前たちが殺した」と赤ペンキで殴り書きがされていた。 四人は、脱出を試みつつ、事件の真相について議論を重ねていくが……。 現在の話に、時折、三ヶ月前の過去の回想が挿入されるというカットバックの構成が 採られ、四人が事件について議論を重ねることによって、少しずつ三ヶ月前の記憶が 甦り、真相を究明するためのデータが揃っていくという展開となっています。 それぞれに自分は無実だと主張して譲らない四人は、ともすると感情的になり、なかなか 冷静に議論しないのですが、それでも彼らの証言を客観的に検討し、総合していくと、彼ら 以外に犯人はあり得ないのにも関わらず、彼らの中の誰も犯人の要件を満たさないという 奇妙な矛盾が浮かび上がってくることになります。 もちろん、そこには欺瞞が隠されているのですが、それに最後まで気づけなかった主人公 を見舞う痛恨の真相は、極めて残酷。何といっても彼は、その「出発点」から間違えていた のですから。 四人の人間関係の力学によって作り出される「偽の解決」も真相と 拮抗した優れたもので、ミスリードとして、十二分に機能しています。 | ||||
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本書は岡嶋二人の代表作だし、この作品が持つ意味と重要性も判る。しかし本書はよくて秀作 であり傑作ではない。 確かによくできてる、いやできすぎてる... 富豪の若き一人娘が謎の死を遂げ、その遊び仲間だった男女4人を遺族が核シェルターに閉じ こめてしまうという内容で、進行はまさに〈絶対的〉な密室と化したシェルター内と、そこ から脱出する為、已む無く推理をめぐらす過程としての過去の回想となるわけだが、如何せん 〈間〉とゆうものがなさすぎる。。 論理的に徹するとしても、変な表現だが、もっと論理に〈遊び〉をつけないと面白くないんだ なあ。 論理は武器だが論理的過ぎると、それ自体が〈遊び〉もとい〈ギャグ〉なんだよな。読後に 「で、結局何がしたいのどいつもこいつも...」っていうナンセンスなパターンね。 しかし、秀作である事間違いなく一読して損な作品では決してない。 | ||||
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本書は岡嶋二人の代表作だし、この作品が持つ意味と重要性も判る。しかし本書はよくて秀作 であり傑作ではない。 確かによくできてる、いやできすぎてる... 富豪の若き一人娘が謎の死を遂げ、その遊び仲間だった男女4人を遺族が核シェルターに閉じ こめてしまうという内容で、進行はまさに〈絶対的〉な密室と化したシェルター内と、そこ から脱出する為、已む無く推理をめぐらす過程としての過去の回想となるわけだが、如何せん 〈間〉とゆうものがなさすぎる。。 論理的に徹するとしても、変な表現だが、もっと論理に〈遊び〉をつけないと面白くないんだ なあ。 論理は武器だが論理的過ぎると、それ自体が〈遊び〉もとい〈ギャグ〉なんだよな。読後に 「で、結局何がしたいのどいつもこいつも...」っていうナンセンスなパターンね。 しかし、秀作である事間違いなく一読して損な作品では決してない。 | ||||
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これぞ本格推理! 娘を"彼ら"に殺されたと思い込んだ母親の手によって、 完全密室の地下シェルターに閉じ込められた4人の男女。 殺したのは、一体誰なのか? 事件の回想録と同時進行で進められる犯人探し。 事件当時の様子が徐々に明かされていくにつれ、 4人の中で、ああでもない、こうでもないとめくるめく推理が展開される。 彼らの中にいるはずの"真犯人"は、誰の手によって突き止められるのか? 完全密室で行われる息をのむ攻防と神経戦、 非常に緊張感が高く最初から最後まで飽きずに読めた。 とにかくじっくり推理に没頭するものを読みたい人にはお勧め。 | ||||
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