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(短編集)

黄色いアイリス



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黄色いアイリスの評価: 3.69/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.69pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(3pt)

ハヤカワの関係者の目に留まってほしいので最初に書いておく

先日Kindleで読んだ『ポアロ登場』と同じく、どの収録作のどの位置で「栞」を挿もうが、栞に表示される見出しがすべて「目次」となってしまう不具合は、本書でも健在である。不具合というか、電子化担当者の怠慢だろう。
 パブリック・ドメインになる日もそれほど遠くない古典を電子書籍化して、いまだに商売しているというのに、もう少し労力をかけてもよいのでは?
 紙媒体と違って、いくらでもアプデをかけることはできるのだから、対応されることを期待したい。

 閑話休題。
 本書は、本国でThe Regatta Mystery and Other Storiesとして出版された短篇集だが、このハヤカワ版とはいくつかの収録作品の違いがあり、表題作も変更されて『黄色いアイリス』となった。
 収録された9篇中5作品がポワロものなので、その中から表題作を選ぶのは、まぁ順当だろう。
 その他は、2作品がパーカー・パインもの、1作品がミス・マープルもの、1作品はシリーズ外となっている。
 著者が創造した名探偵の三人の話を読むことができるので、クリスティ初心者にはむしろお薦めの短篇集かもしれない。わたしにとっても、パーカー・パインは初だった。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.15:
(1pt)

写真と違う

オフィシャルマークないけど、内容は一緒(和訳とか)なんですかね
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.14:
(3pt)

可もなく不可もなく

クリスティとしてはごくごく普通の出来では。
どれもそこそこおもしろいけど、際だったものはない。
表題作がいちばんおもしろかった。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.13:
(4pt)

長編の著名作を連発していた時期に書かれたクリスティの短編

ポアロ物5編、マープル物1編、パイン物2編、幻想怪奇物1編の9編が収録されています。元になった短編集は一応1939年に米国で発行された『The Regatta Mystery and Other Stories』ですが、米国版では収録されていた「夢」がカットされ(『クリスマス・プディングの冒険』に収録)、代わりに「二度目のゴング」が入っています。

この短編集は特定の探偵を主役を据えたわけではなく、一定のテーマに沿ってもいませんが、1932~1937年にかけて、ホームズ譚で有名なThe Strand Magazineを中心に掲載された作品が集められています。この頃、クリスティは『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』『ナイルに死す』など、著名な長編を次々と発表しており、キャリアの中でも黄金期と称される時期にあたります。そうした時代にどんな短編が書かれたのか伺うことができるのが、本作の魅力といえます。

ポアロ物の5編には後に中編化されたり、長編へと拡大された作品が含まれます。興味深いのは、エクステンド版が書かれた時期によっては、オリジナルのほうが出来がいいと思われることです。やはりクリスティの充実期だったことの証左でしょう。

パイン物の2編は、短編集『パーカー・パイン登場』に収録されなかった作品。これらを併せて読めば、パーカー・パインが登場する全14作品を完読できます(彼は短編オンリーの探偵役で長編には出ていません)。

マープル物の1編と幻想怪奇物の1編は、ともにラジオの朗読番組用に執筆され、後に1934~1935年にかけ、The Strand Magazine以外の雑誌に掲載された作品です。ただし、後者はなぜか放送がなかったようですが。前者は1934年5月に無事放送され、しかもクリスティ自身の朗読という、今思うと恐ろしくプレミアムな内容になっていました。

以下、収録作品について簡単に触れておきます。ネタバレはありません。

レガッタ・デーの事件
宝石の盗難事件を扱ったパイン物の第14作。ただし、1936年にThe Strand Magazineで発表されたときのタイトルは、“Poirot and the Regatta Mystery”、つまりポアロ物でした。後に『The Regatta Mystery and Other Stories』に収録される際、パイン物に書き直されましたが、そうした経緯があるせいか、他の13作とは若干雰囲気が異なります。パーカー・パインが登場する話を一編も読んでいない場合は、後回しにすることをお勧めします。

バグダッドの大櫃の謎
ポアロ物の第30作で、1932年、初めてThe Strand Magazineに発表された短編です。クリスティも気合いが入ったのか、男女間の満たされぬ愛を底流に、切れ味の鋭い本格物として仕上げています。後に「スペイン櫃の秘密」(『クリスマス・プディングの冒険』収録)として中編化されますが、話が伸びた分、やや間延びした感が否めず、出来としては本作に軍配が上がります。なお、ヘイスティングスが語り手を務める短編は、これが最後になりました。

あなたの庭はどんな庭?
1935年に発表された、ポアロ物の短編第32作。パーカー・パインシリーズで登場していたミス・レモンがポアロの秘書としてカムバック、ヘイスティングスやジョージなど、先行する相棒役とはまた違ったコンビネーションを楽しませてくれます。ストーリーも謎解き部分こそそれほど強くないものの、展開に淀みがなく、登場人物の個性が際立っていて、純粋に小説として読ませます。特にデラフォンテーン夫人の造形は見事です。そして何より最大の魅力は主な舞台となるローズバンク荘の描写。庭、居間、さらには食事の内容など、英国の田舎家での暮らしが細密な筆致で描かれていきます。原題の「How Does Your Garden Grow?」はマザー・グースのひとつ、“Contrary Mary”(つむじ曲がりのメアリー)からの引用。その意味では、『そして誰もいなくなった』に代表される、童謡物の一編でもあります。

ポリェンサ海岸の事件
1935年、The Strand Magazineに掲載。地中海に浮かぶマヨルカ島のリゾート地を舞台に、パーカー・パインがいかにも彼らしい活躍を見せてくれます。マヨルカ島の観光案内や地図を見ながら読むと、さらに雰囲気がよくなってくるでしょう。『パーカー・パイン登場』を読んでいなくても問題なく楽しめます。

黄色いアイリス
バンドブースやダンスフロアが設けられたレストラン。そこで開かれた身内だけの集まりを舞台にした、一種独特な雰囲気を持つ作品。発表は1937年、ポアロ物短編としては第38話にあたります。このムードがよほど気に入ったのか、クリスティは後年『忘れられぬ死』の冒頭部を本作とほぼ同じにしています。

ミス・マープルの思い出話
マープル物の短編としては14作目、すなわち『火曜クラブ』収録の13話に続いて発表された作品です。それだけに、ペザリック弁護士が持ち込んだ事件をマープル自身が甥のレイモンドとその婚約者ジョーンに語って聞かせるという、ファンサービス的な形態が取られています。謎解きとしてはそれほど複雑ではありませんが、上述のように元は朗読番組用に作られているので、それを意識して読むと印象が変わってきます。テキストでの掲載は1935年、Home Journalが最初でした。

仄暗い鏡の中に
当初ラジオ用として書かれましたが、放送はされず、Woman's Journalで1934年に発表されました。短い話ですが、クリスティのストーリーテラーとしての手腕が如何なく発揮され、完成度の高い作品です。ここで描かれるある特殊な心理は後の長編『満潮に乗って』へと引き継がれていきます。

船上の怪事件
1935年発表のポアロ物短編第33作。地中海を巡るクルーズ船で起きた殺人事件を描きます。トリックについては賛否両論があるかもしれません。なお、The Strand Magazineでは、この作品の次に「砂に書かれた三角形」(『死人の鏡』収録)が掲載されています。こちらの作品はロードス島が舞台になっており、単体で読むとなぜポアロがそんなところにいるのか驚きますが、本作からの繋がりで考えると頷けます。

二度目のゴング
莫大な資産を持つ一方、かなりの変人として知られる人物が拳銃自殺を遂げます。生前彼から捜査の依頼を受けていたポアロが解決に乗り出し1932年に発表された、ポアロ物の短編第31作。事件の構造や登場人物の設定は後の中編『死人の鏡』(『死人の鏡』収録)とほぼ同じ。明らかに中編のほうが出来がいいため、できればそちらを先に読むまで封印しておくことをお勧めします。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.12:
(3pt)

ミス・マープルの思い出話

知り合いの弁護士ペサリックの紹介でバーンチェスターで起こった殺人事件の真犯人を推理する。
マープルものにしては、つまらない。
ポアロもの5編、パーカー・ペインもの2編、幻想小説1編、マープルもの1編、合計9編。
マープルものはまとめて欲しい。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.11:
(3pt)

玉石混淆の作品集

本書は原題「THE REGATTA MYSTERY AND OTHER STORIES」とある如く、「レガッタ・デーの事件」が本来メインのはずだが、邦題名が「黄色いアイリス」となっているのは、これを長編化した「忘れられぬ死」があるからだろう。だが、「忘れられぬ死」を読んだ後では中途半端な印象しか受けない。

元々ポアロものは短編には不向きだが、他に3編ある作品のうち「船上の怪事件」も並み以下で結末が見えすいている。マザーグースものの「あなたの庭はどんな庭?」は佳作だと思うが、むしろ庭いじりが好きなミス・マープル向きの作品だと思う。「二度目のゴング」は密室トリックには期待できないが、この作品集の中では一、二を争う作品。

「レガッタ・デーの事件」はパーカー・パインの登場作品で、「ポリェンサ海岸の事件」とともに小品だが味のある作品で、ミス・マープルと共にパーカー・パインが短編向きなのがよく分かる。

そのマープル登場の「ミス・マープルの思い出話」だが、マープルものの短編らしからぬ駄作で、ローズ氏の部屋から出て行った人をチェックしなかった警察の手落ちに過ぎない事件。結末を読んで呆れて開いた口が塞がらなかった。

探偵の登場しない異色のオカルト・ミステリー「仄暗い鏡の中に」は、まるでエドガー・アラン・ポーの短編を思わせる好編で、一番の傑作だと思う。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.10:
(4pt)

ハズレなき短編集

どえらいハズレのない
読める短編集。
あのパーカー・パイン氏も
ちゃっかり登場しています。

中にはミステリーと呼ぶには
いささか「?」と思う作品があるものの
それでも出来が落ちる作品ではありません。
とくに「ポリェンサ海岸の事件」なんかは
ミステリー?なものですが現代に通じる
ある「サービス」が出てくるので
違和感ありませんでした。

表題作はポアロの仕掛けが炸裂。
一瞬唖然としてしまうかもしれません。
だってその現象自体が
ミステリーの法則から外れていますからね。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.9:
(4pt)

ハズレなき短編集

どえらいハズレのない
読める短編集。
あのパーカー・パイン氏も
ちゃっかり登場しています。

中にはミステリーと呼ぶには
いささか「?」と思う作品があるものの
それでも出来が落ちる作品ではありません。
とくに「ポリェンサ海岸の事件」なんかは
ミステリー?なものですが現代に通じる
ある「サービス」が出てくるので
違和感ありませんでした。

表題作はポアロの仕掛けが炸裂。
一瞬唖然としてしまうかもしれません。
だってその現象自体が
ミステリーの法則から外れていますからね。
黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.8:
(5pt)

マープル、ポアロは別にまとめて欲しかった

アガサクリスティの短編集は、マープル、ポアロがときどき出てくる。
できれば、マープル、ポアロが出てくる短編は、それぞれにまとめてもらえると嬉しい。

どうして、こういった構成でまとめられているのかが分かりにくかった。

長編でも、最後がなんとなく足早だと感じる作品があるが、
短編だと、より足早感がある。

翻訳が丁寧なので、一度英語でも読んでみたいと思った。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.7:
(5pt)

マープル、ポアロは別にまとめて欲しかった

アガサクリスティの短編集は、マープル、ポアロがときどき出てくる。
できれば、マープル、ポアロが出てくる短編は、それぞれにまとめてもらえると嬉しい。

どうして、こういった構成でまとめられているのかが分かりにくかった。

長編でも、最後がなんとなく足早だと感じる作品があるが、
短編だと、より足早感がある。

翻訳が丁寧なので、一度英語でも読んでみたいと思った。
黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.6:
(2pt)

女史の短編

作家には短編と長編どちらかを得意にしている場合があるが、クリスティは短編作家ではなかったように思う。
ストーリーテリングの得意な作家はその傾向にあると思うが、短編は長編のための原形となる場合が多く、不完全感がある。
実際ここ収録されている「黄色いアイリス」もそうだが。しかし、これを長篇化した「忘られぬ死」より、結末はすっきりしている。

それと、心霊現象を描いた推理ものでない異色な作品が一編あり、これもなかなか心に残る味わいがある。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.5:
(2pt)

女史の短編

作家には短編と長編どちらかを得意にしている場合があるが、クリスティは短編作家ではなかったように思う。
ストーリーテリングの得意な作家はその傾向にあると思うが、短編は長編のための原形となる場合が多く、不完全感がある。
実際ここ収録されている「黄色いアイリス」もそうだが。しかし、これを長篇化した「忘られぬ死」より、結末はすっきりしている。

それと、心霊現象を描いた推理ものでない異色な作品が一編あり、これもなかなか心に残る味わいがある。
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No.4:
(5pt)

盛りだくさん

九つの短編の中に、マープル・ポアロ・パーカーパイン・そのほかと盛りだくさんです。短いなかにも長編とはまた違うピリッとした面白さがあります。「仄暗い鏡の中に」などは一風変わった内容で、わずか13頁ながら印象的な作品だと思います。何度も繰り返し読める1冊だと思います。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.3:
(5pt)

盛りだくさん

九つの短編の中に、マープル・ポアロ・パーカーパイン・そのほかと盛りだくさんです。短いなかにも長編とはまた違うピリッとした面白さがあります。「仄暗い鏡の中に」などは一風変わった内容で、わずか13頁ながら印象的な作品だと思います。何度も繰り返し読める1冊だと思います。
黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.2:
(5pt)

クリスティはやっぱり短編の名手

クリスティの短編はもともと大好きですが、この短編集には色とりどりに、ポアロ、マープル、パーカー・パインなどが収録されていて、クリスティの短編がいろいろ味見できてお得です。どれもそれぞれ特徴が出ているので、変化に富んでいて飽きさせません。表題作の「黄色いアイリス」はポアロが依頼者のわからないままパーティに招かれ事件を未然に防ごうと手腕を発揮します。何を誰が依頼したのかわからないまま読んでいくのでワクワクしました。パーカー・パインの2編は、殺人事件はなくても、謎解きや事件解決の小気味よさというのは味わえるんだと気づかせてくれる作品です。ミス・マープルが思い出話を語る1篇は、控えめながらも自分の手柄を自慢する珍しいマープルの一面を見られて面白かったです。
黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-56 クリステイー短編集 10)より
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No.1:
(5pt)

クリスティはやっぱり短編の名手

クリスティの短編はもともと大好きですが、この短編集には色とりどりに、ポアロ、マープル、パーカー・パインなどが収録されていて、クリスティの短編がいろいろ味見できてお得です。どれもそれぞれ特徴が出ているので、変化に富んでいて飽きさせません。表題作の「黄色いアイリス」はポアロが依頼者のわからないままパーティに招かれ事件を未然に防ごうと手腕を発揮します。何を誰が依頼したのかわからないまま読んでいくのでワクワクしました。パーカー・パインの2編は、殺人事件はなくても、謎解きや事件解決の小気味よさというのは味わえるんだと気づかせてくれる作品です。ミス・マープルが思い出話を語る1篇は、控えめながらも自分の手柄を自慢する珍しいマープルの一面を見られて面白かったです。
黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:黄色いアイリス (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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