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春にして君を離れ
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春にして君を離れの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全234件 101~120 6/12ページ
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| 評価の高い作品だったので期待した分、残念。人生とは確かにそうなんだろうけど、くどくどと書き込む程の内容では無いと思います。 | ||||
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| 面白かった!!! おばさんの回顧録かよ!と思ってたら、あれよあれよと引き込まれ一気読み。 ジョーンは自分の通俗的価値観に合わないものを全く受け入れられず家族や周りから疎まれている。 そしてそのことに一切気づいていない痛いキャラ。 そんなジョーンが、砂漠の太陽の元、1人で色々考えていくうちついに真実にたどり着くと言う話。 もしかして自分って嫌われている?皆の幸せを奪っている?ということに、初老のおばさんが気づくと何が起きるのか? エンディングのジョーンがリアルでゾクッとした。 | ||||
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| 事件が起きるわけではないのにとてもホラー。我が身を振り返らずにいられない。結末も秀逸。いつもと違う環境で、驚くほど心が浄化されたような気分になって変わろう、変われると固く決意するのに、日常に戻ると忘れてしまう。決意が薄れるとかじゃなく、本当に忘れてしまう。誰の日常にも潜むであろう気づかれないホラー。 | ||||
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| いろんな感情を呼び起こされる内容ですが、周りを気にしすぎてすぐ遠慮してしまう私はある意味自分の価値観に絶対的自信を持ち、自分の思い通りに、出来事を自分の都合よく解釈して生きてきた主人公が羨ましかったです。 | ||||
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| なんて滑稽な主人公、 物事の見方1つで、こんなにも現実が変わる。。。 殺人は起こらないけど、人の心を推理して読んでいくことに、感動を覚える作品でした。 | ||||
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| 鴻上尚史さんが、ウェブの悩み相談で「友人に絶好されました」という相談者におすすめしていた本です。1944年というからいまから75年前にミステリーの女王アガサ・クリスティがメアリ・ウエストマコットというペンネームで出版した小説ですが、彼女がすばらしいストーリーテラーであるのはもちろん、人間についての透徹した観察眼と、それを社会や時代という大きな文脈のなかで描く意図を有していたということを示している本だと思います。 怖い小説です。大した事件も起こらないのにとても怖い。その恐ろしさが終盤に向かって加速していくのです。主人公のジョアン・スカダモアは異国の次女を見舞った帰りに、乗り継ぐはずだった列車の遅延によって、砂漠の真ん中の簡易宿泊所で数日間足止めとなります。最初のうちこそ、自らの半生がいかに幸せなものだったかを反芻して気分よく過ごしていますが、だんだんやることがなくなってきて、有り余る時間をもてあますようになります。しかも話し相手といえばカタコトの英語を話す宿屋のインド人だけ。となると、あとは自分と向き合うしかなくなります。それこそが彼女がもっとも苦手とし、本能的に避けてきたことでした。日がな「見ず知らずの自分」と向き合うなかで、美しく満ち足りた記憶の上に黒い染みが広がっていきます。砂漠の穴からトカゲが顔を出すように、疑念がチラつきます。よき妻、よき母親、そして幸せな人生をおくってきた「わたし」という人物は、本当に夫のことを理解していたのだろうか、子どもたちに最善のことをしてきたのだろうか、彼らに愛されていたのだろうか……。 ジョアンは夫のふとした言葉、表情、仕草を思い出し、他の女性の影を見ます。折り合いの悪かった長女とのやりとりを思い出し、あれでよかったのだろうかと良き母としての自信が揺らぎます。彼女が同情を装いつつ見下していた同級生になぜか自分の悩みを打ち明けたくなります。 彼女はこれまで、社会学者のクーリーがいうところの「鏡に映った自我」と完全に同一化して生きてきました。それが、話す相手もいない見知らぬ地でいつくるともわからない列車を待つという無為の時間なかで、「鏡の前の自我(「鏡像」を見ている本体)」と対峙したのです。彼女は押し寄せてくる疑念のなかで苦しんだ末、天啓をうけたかのような衝撃的な体験をします。彼女の内側でなにかが変わったのです。 ついに列車も到着し、ジョアンは一路ロンドンへ。途中から同室となったロシアの高貴な女性に、自分の心の内を吐露したり(これまでジョアンは人に本音を話すことはありませんでした)、彼女に対して軽く劣等感を感じたり(それまでのジョアンは他人に対して優越感しか感じたことがありませんでした)と、まるで別人のように振る舞います。そしてロンドンの駅から愛する夫のいる自宅に戻った彼女を待ち受けていたものは……。 SNSの爆発的普及により、わたしたちはこの小説が書かれた当時よりもさらに「鏡に映った自我」に翻弄されるようになっています。自らの浅さ、愚かさ、弱さを遮るもののない砂漠の陽の光に晒されたジョアン。意図せぬかたちで「鏡に映った自我」を客観的に見つめる目を授かります。そのことによって芽生えた根源的な不安に襲われ、正気を失う直前で訪れた気づき、そして感謝と歓喜。しかしそれさえも、鏡の中の自我に結局は吸収されていくのです。 『オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』や吉田修一の『パレード』などにも通じる、「本当の自分」という底なし沼の中にずぶずぶ引き込まれ行くような、そんな怖さを感じます。 | ||||
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| ネットでたまたま、ある相談者の参考になれば…とこのタイトルがあり、内容がまるで私の事で読んでいて辛くなりました。 万華鏡の模様の真ん中を彼女は取る手段は選べなかったのかしら…と思いが巡ります。 | ||||
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| アガサクリスティーの作品はどれも好きですが、この作品だけは殺人とかその推理を楽しむいつものストーリーではなく、誰もが少しは持っている闇、決して見たくないものに気付かされるところに引きずり込まれました。若い時は自分自身というよりか、母と重ね合わせ考えさせられましたが、自分がこの主人公と近い歳になってくると心を刺されたような痛みを感じます。 この本は、殺人だけがミステリーじゃないと初めて気付かせてくれました。不思議な面白い本です。 | ||||
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| 誰も決して自分から逃げ切れるものではないのだと いつか必ず向き合わざるを得ないのだと 何度でも突きつけられていくのだと思うのでした。 例え、ロドニーの様な夫がいても 本当の自分自身と向き合わずには生きれないのだと 真の孤独と戦うか、自分をありのままに認めるか 面白い小説でした。 | ||||
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| 詰まりもなくスラスラと読むことができた。推理ものではなく、途中からあらすじがわかってしまったので、面白かったが評価は4に。人間ってそうは簡単に変わらないのだな、と改めて感じた。 | ||||
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| 人の心の変遷が大変巧みに構成され、クリスティの推理物しか知らない者にとっては驚きです。彼女のまた別の才能を知りました。むしろ、この本の方が彼女の本領かもしれません。 | ||||
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| 世話好きで気配りができて、良妻賢母の良き英国夫人がバグダッドの娘の様子を見に行って帰ってくる、ただそれだけの話と言えばそれだけ。 ただ、我が身を鑑みてぞっとする、というある意味ホラー。 | ||||
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| わかる。こんな人いる。私の中にもいる。 クリスティーによる巧みな心理描写で 一人の女性を軸に複数の登場人物の心理を 描写した素晴らしい作品。本当にこんな人いると 思わせる描写がすごい。 | ||||
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| 二十歳前後で読みました。 主人公の夫と町で夫に苦労してる人妻が少し離れて並んで海を眺めてる後ろ姿のシーンは感動的でした。 個人的にはミスマープルが大好き。 | ||||
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| 長くて、やや疲れた。ずっと心理描写だし。でも、他人について全く分からない、しかもそれに気づかない、自分が正しいと信じて疑わない主人公にぞっとする面白さを感じた。でも思い当たるフシはたくさんあるし気づき始めたのに、家に戻ったら無かったことにしたのはなんでだろう?弱いからってことかな?あと、なんだ気付ける能力あるんじゃん…と思ってしまった。でもこういう人もいるのか…。 他人の心を分かったつもりで、仲良いつもりで、実際は1ミリも分かってない、もしくはすげー見当違いな理解をしてるのかもしれないっていう恐怖がグッと来ました | ||||
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| 「ミステリーの女王」が書いた、殺人などの事件が一切起こらない物語であり、ミステリーとは言えないが、心理サスペンスのような趣きを持っている。 末娘の急病の見舞いのためにバグダードを訪問した母親ジェーン・スカダモアが、その帰路に列車が通行止めとなり、何もない砂漠の宿泊所に数日間の滞在を強いられ、家族や友人らとの過去の出来事や関係について、回想するだけの話。 弁護士の夫を持ち、3人の子供を育て上げ、良妻賢母としての自負を持っていた主人公が、何日も何日も自分のことや他者との関わりについて考えることで、その自信を失っていき、見たくないものを見ようとしなかったことを知り、本当の自分の姿に気づき、心理的に追い詰められていく過程の描写には鬼気迫るものを感じた。 社会的には一応立派で成功していると見なされている人物の内面に潜む危機、闇の部分を見事に浮かび上がらせている。 主人公が旅から戻ると、砂漠の中で考え、感じたことを幻と感じてしまうというラストも、皮肉で風刺が効いていて、作者らしい。 | ||||
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| ジョーンはホームから離れた地で、自分の今までを回想し、真相と思えるものにも手が届いていた。なのに。 変わったように見えたけれど元の場所に戻るとまた元通り、それってリアル。 旅行先での新鮮で刺激的な経験は家に戻ってしばらくすると薄れてくる。日常が舞い戻るから。 感じたことを忘れない為には、定期的に思い出すようにしないとな。写真やアルバムを見返すでもよさそう。 感情は揺れやすいものだから、気持ちよりも習慣や日常を変えないと本当の変化は訪れないのかも知れない。 他人は、自分が思うように感じているわけではない、という事は肝に命じておきたい。 ロドニーはいい旦那さんを全うしていると思う。 | ||||
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| 読むのが早すぎました…。 大人になってから読めば良かった…と、少し後悔しております。 主人公のジョーンが「嫌な母親…」という印象が強くて始終不快感があり、物語も回想録のような流れで退屈だと思いました。 それでも再読していく内に、なんとなくこの小説の悲哀に満ちた魅力が分かるようになってきました…が、あまりにも人生経験が浅すぎるため何かもっと深い意味(作者の伝えたいこと)があったとしても、私にはまだ分かりません。 分からないことは幸せなのかもしれません。(なぜこんなことを思うのだろう) しかし、多少の不快感を覚えながらも何度も読み返してしまう不思議な作品であり、それ故に最高評価をつけました。 将来読み返した時は、傑作だと思う日がくるかもしれません。 「愛するだけでは十分ではないのだ」(ジョーンの言葉引用) 愛がある場所には喜びがある。 愛がある場所には安らぎがある。 相手を傷つけるのならば、それは愛ではない。 私は単純にそう考えています。 ジョーンのように、相手の心情を欠片も理解しようとしない愛は愛ではありません。 しかし、ジョーンの心の奥底にはちゃんと純粋な愛があるような印象も受けます。 まるで、彼女の「絶対傷つきたくない」という強い想い(自己愛)が自らの愛を殺してしまってるかのようです。 正直、ジョーンの視点に立つことは困難です。 これは私がまだ若い(というか幼い)からなのだと思います。やはり読むのが早すぎたと痛感しています。 もっとこの作品を理解できるようになりたいのですが…。 ※追記 私は今まで「この夫婦の人生を変えたい」と思ってましたが、それは自分のエゴだと気づきました。 人は常に「他者を変えたい」という、誘惑を持ってるような気がします。 しかし、時と場合によっては、干渉しすぎない【無関心】というのは、「見捨てる」ということに繋がります。 『何が正しくて、何を愛といえるのだろうか。』 『私の選択は、エゴなのか?愛なのか?』 人を愛するのって、簡単なことなのに、なぜこんなにも複雑に感じてしまうのでしょう。 | ||||
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| アガサクリティーなのにミステリーではない。 ミステリーと思い込んで読んでいたのだが人は死なない。 ある既婚女性の回顧が延々と語られる。夫や子供達、友達について。 ある日彼女は気づく。これまでの私は自己中心的で相手の気持ちなど一度も考えたたことがなかったのじゃないかと。そのときの焦り、困惑ぶりにゾッとする。 自分はどうなのか?と考えてしまうから。 サスペンスと言われれば確かにそうかもしれない。 自分がどんな人間か考えて自分が厭になったらどうしようかと。 結末でどうするのかと思っていたが、これでよかった。この方が楽だ私も。 | ||||
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| 国や時代を離れても共感できてしまう、凄いですね。主婦のなんてことない語りなのに、グイグイ読ませられました。 「あんな事があった、こんなに私は幸せ、あの子はだめね、あの時だって…そういえばあれはどういう事だったのかしら。よく考えたら…そんなわけないない、でも…」 何度も重ねられる記憶の中のシーンが響き合って。人の死なないミステリを堪能しました。 人の為と言って人を操ることが無いようにせねばな…と自分の姿も振り返りました。 | ||||
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