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春にして君を離れ



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春にして君を離れの評価: 4.48/5点 レビュー 221件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全221件 21~40 2/12ページ
No.201:
(5pt)

冷水をあびせられ

読了後、すぐに風呂に入ったが全く温まらなかったのはこの本のせいです。

あらすじを知り興味を持ち読み始めました。
主人公はいけ好かないです。
ですがどうも読み進めるうちに俗に言う『ざまぁ』系の気配を感じ下世話な気持ちが早り、ページを捲る手が止めらません。

よくもまぁこんなつらつらと移り変わる心情や情景、会話が描けられるなと思い面白くて迎えるラストスパート。
山場を終え最後の最後。

冷水を頭からぶっかけられました。
いつからこの主人公が自分とは違うと錯覚していた?
憐れなるジョーン。そして私。

このレビューを読んでいる方が私と同じ感想を持つかは知りませんがいずれにせよむちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

アガサ・クリスティ、友だちにはなれないけど読破したいなと思います。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.200:
(5pt)

クリスティーの最高傑作?

原田ひ香の作品の登場人物がこれをベタ褒めしていたので読んでみました。なるほど。推理小説とは違うドキドキ感があって、人間の賢さとか豊かさとかのとらえかたについて、とても深い考察があると思いました。知らぬは本人ばかりなりかぁ。でもそれを見直すよりは、否定しないで埋没したほうがラクだったりもするのが人生ってもんなのかなぁ。怖い怖い。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.199:
(4pt)

頼りない語り手による自省録の物語

アガサ・クリスティのミステリ小説は実は一冊も読んだことがないのだが、殺人事件は起きないがとても面白いらしいというこの本のことをネットで見て、読み始めてみた。

特に事件といった事件も起きないし、せいぜい家族やご近所の噂話のようなレベルに留まる程度なのだが、ページを捲ればめくるほど、この頼りない語り手の粗のような部分が明らかになってきて面白い。

ただ、最初は読者にその語り手の実際の性格などが彼女の周りの人物とのやり取りで浮き彫りになるものの、それを本人がだんだんハッキリと自覚していく、というのが特段推理しなくても分かるレベルで明らかなのでそこまでミステリ的要素はないと思った。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.198:
(5pt)

主人公の頭の中だけでほぼ物語が進行する

主人公のほぼ回顧録なんだけど、よくもそれだけでここまで面白くなったなあと思った。

ちょっと旧字体が多いのと、言い回しも独特なので、すんなりと読むのが難しい部分もあったけど、
kindleのおかけでなんとか助かった^^;
単行本であったら、結構苦労したはず。

主人公の考えや人柄、また、客観的に見た主人公像というのも想像しやすかった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.197:
(5pt)

アガサの中で一番好きな作品

ものすごくムカつく主人公だけど、もしかして自分にもあてはまるのでは。。。
と考えさせられる。時々立ち返って読みたい作品。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.196:
(5pt)

語り部への嫌悪感と、その反動としての面白さ

「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」に続いて読了。先の二作とは趣が異なり、そもそもジャンルすら違った。あらすじもろくに読まない自分が悪いのだが、今は何とも言えぬ読後感に包まれている。 読み進めるうちに語り部ジョーンへの嫌悪感は募っていった。恐らく作者の意図通りの心理的な変化なのだろうと思う。読んだのが20代前半までならその感情は最後まで変わらなかっただろう。しかし30代も半ばに迎え、ジョーンの精神的に狭量な部分や弱さを一概に責める気にもなれず、夫ロドニーの態度も理解できる様な気がした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.195:
(5pt)

傑作

ラストが良いです
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.194:
(3pt)

どうにも読むのがつらい

ハッキリ言って駄作だと思う。ミステリーばかり書いていたから、たまには普通の小説を書きたかったのだろうけど、読んでいて随分としんどい。1000円近い金額を払って購入したから最後まで読むという努力をしただけ。小説やドラマはどんな悪党が主役でも、人として何某かの共感や、共通点を感じないとなかなか感情の移入ができ難い。つまりつまらない。まぁこの主人公を反面教師として共感する方法もあるし、実際に世間にはこういうタイプの人間はいる。のだが、実際にこんな人間と隣人になったら、まず間違いなく大抵の人は交際を避けるし、適当に受け流す。んで、裏で悪口を言う。この小説の設定でもそうなっている。だから設定としては正しい。が、その主人公の心情を延々と読まされるのは、甚だ共感が湧かない。苦痛だ。だからと言って、シェークスピア風な悲喜劇でもなければ、ダンテ風な宗教哲学でもない、まして純文学風でもない。つまりお高くとまった嫌味な単純脳なオバサンのグチの繰り返しだ。ただ、主人公の記憶が点として現れて、やがて面に、そして3次元に進展していく手法は流石にアガサ・クリスティーだと思う。こういう手法は見習いたい。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.193:
(4pt)

一番ミステリアスなのは自分自身か

アガサクリスティーのポアロシリーズが大好きで愛読していますが、これは全く推理ものではありません。しかし、ミステリー小説ともいえるかもしれないと思います。一生懸命に自分の人生を生きていることに間違いはないのです。しかし、本当の自分自身に向き合うのは恐ろしいし、避けたいところ。思いもかけない期間、灼熱の砂漠という環境の違う中に隔離されて、一番ミステリアスな自我に向き合うことになったわけです。通常の生活に戻った時にそこから得た気づきを生かせるのか、人生を軌道修正できるのか。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.192:
(4pt)

殺人のないクリスティー

事件は起きない。主人公と似た女性は多くいる。
ひとりよがりで、幸せで、周りが見えない女。
自分の中にも間違いなく住んでいる。
殺人よりも怖い。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.191:
(5pt)

満足です

アガサ・クリスティーの推理小説以外の作品を始めて読みましたが大変良かったです。友達にも勧めました。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.190:
(4pt)

きれいで素早く届く

まだ、すべてを読み終えていませんが楽しみにしています。きれいな状態で素早く届いたので満足しています。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.189:
(4pt)

「ロマンチック・サスペンス」ではない

本の解説がミスリーディングなので、先に言うが、この本は「ロマンチック・サスペンス」などではない。単線的な考え方を持った母親を持つ家族の心の機微を描いた作品である。
客観的に見る分には、何ともこの人は考えが薄い人だな、という風に見えるが、自分自身がコチラの方が絶対に良い、と見える場合に、相手にそれを押し付けてしまっていないか? などと考えてみると、とても味わい深い作品になっているのが分かる。
心理描写に卓越したアガサ・クリスティならではの優れた作品である。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.188:
(3pt)

今の時代にもあるある!

こういう女性いるいる、という小説でした。舞台が五十年前とは思えないくらい現代にそっくりそのまま通じる内容に驚き!今の時代ならツイッターにあるあるな内容というかんじ笑。
当時はこういうのが娯楽だったのですね。今で言うTwitter文学かな?笑
アガサクリスティの世間の夫婦に対する(特にある種の専業主婦に対する)アイロニカルな視点がわかります。こういう視点があるからこそああいう面白い推理小説を書けるんだなとも思いました。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.187:
(5pt)

ああーこんな人いるわ

すごい自己愛。周りは疲れて離れるか、自分の人生諦めて奴隷になってる。私は離れました。家族があるんで。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.186:
(5pt)

自己中女性の悲劇?

これは凄い作品と思います。
自己中女性にありがち?な空回り人生。
自分が皆に好かれてる、必要とされてるという勘違い。孤独な時間を過ごす中で、自分と向き合い、実は、自分が皆から嫌われていることを直視してしまう悲しさ。
やっと気づきを得た!と思いきや…。
結論、人はそう簡単には変われない。
読後にすごく考えさせられました。
私は大丈夫なのか?と。
アガサ・クリスティー凄いですね。
ある意味凄いミステリーだと思います。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.185:
(4pt)

自分目線だけで生きないようにしよう

ネットでどなたかが薦めていたので読んでみた。

推理小説ではなく、砂漠のレストハウスで数日を過ごさざるをえなくなり、そこで

自分の過去の生き方や、家族への対応に思いを巡らし、深く反省するという設定は

秀逸だった。読んでいるうちに、作者の人生哲学のようなものも感じられ、

あまり出会ったことのないタイプの本だった。

「人間一般に深い同情を持つようになるとも思える。いかにも脆い、不安や疑惑や欲心に

取りつかれやすい。そうかと思うと、びっくりするほど高潔で勇敢なところを見せる人間という

矛盾にね。」p163

「現実に存在するものから逃避することが、人生の公正なスタートと言えるでしょうか。」p315

不正で刑務所入りとなった銀行家の妻であるレスリーの生き方が作者の好みのようだ。

子供たちにも父が刑務所にいることを隠さずも、明るく毎日を過ごす。

主人公ジョーンの夫ロドニーも内心はレスリーに惹かれている。

砂漠に中で悟り、悔い改めたはずの主人公なのに、元の環境に戻るなり、何事もなかったように

なってしまう、やはりこの女性は、反省を活かせない人なのだ。

ラストは、じわーっと不気味な感じが残る。「君はひとりぼっちだ。これからもおそらく。」

この主人公のような人は多いよなあ。独善的に陥らないように気をつけなければならない。

自分の幸せと、周りの人の幸せは決してイコールでない。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.184:
(5pt)

これを書いた著者の精神力に脱帽します

この小説のテーマが、全く古くなっていない事は、この本のたくさんのレビューを見るとわかります。
これは、ただの結婚生活の危機に関する本ではありません。自分の周りにいる人を、そして自分自身をも、偽って生きてきた人の物語です。
凄いのは、偽って生きてきたことも、これからも偽って生き続けるであろうことも、クリスティー氏が、善悪では、ジャッジしないことてす。
それでも、読者は、それぞれの立ち位置によって、この登場人物たちをジャッジするでしょう。私も自分の価値観によって、この主人公をこころのなかでジャッジしています。

この作品のすごいところは、終盤に至るまでも素晴らしいですが、結末です。
主人公の主婦と、その夫の最後の言動が、この作品を書いたクリスティー氏の切れ味のすごさを表しています。
善悪を基準にしたものではない、別の、ぞくっとするジャッジを下します。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.183:
(4pt)

人間あるある

こういう本は初めて読んだ。人間の保守的な部分が哀しくなる。でも、だからこそ穏やかにうまくいくこともある。
アガサクリスティの本なのに、ミステリーじゃないと聞いて読みたくなった。彼女もこんなふうに取り止めもなく考える時があったのだろうかと思った。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.182:
(4pt)

これは自分?

ぜんぜんミステリーじゃないんだけれど、成り行きが気になり一気読み。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)Amazon書評・レビュー:春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385

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