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ジェノサイド
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ジェノサイドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全597件 161~180 9/30ページ
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サイエンスフィクションでこの種の感動を覚えたのは、ずいぶん昔のことのように思い出されます。 およそ50年前、マイケル・クライトンの出世作「アンドロメダ病原体」を読んだあの時の興奮がよみがえりました。 有り得そうで有り得ない、有り得ないようで有りうる話、その狭間のフェイクがおもしろい。 「ジェノサイド」の一端、インターネットのRSA暗号の一般論を語ったあと、 「これはおそらく杞憂でしょうが、現代暗号には問題もあるんです。もしも天才的な数学者が現れて、素数の組み合わせを見破る画期的な計算手順を編み出したら、インターネット上の安全は一瞬にして崩壊します。国家機密までが筒抜けになってしまう。 たった一人の天才が、サイバー戦争を制して世界の覇権を握ることになりかねない」 「それは現実に起こり得る話か」 「専門家の間では、そんな計算手順は見つからないだろうという意見が大半です。しかし数学的に証明されたわけではありません。 素因数分解の新たな手法が発見されるリスクは残ってます 」 そんな天才の出現は杞憂でしょうが、コンピュータ演算処理能力の格段の進歩は現実です。某国が秘密裏に量子コンピュータを実現していたということは有り得ます。 マイケル・クライトンが「アンドロメダ病原体」での科学的データはすべて創作であると打ち明けたのは発売から10年過ぎてのこと、読者を煙に巻いてしまいました。 読者が「ハイズマンレポート」は実在するのか?「肺胞硬化症」とは?と作者高野和明さんに訪ねても、 「さあ?」ととぼけることができれば、作家冥利に尽きるでしょう。 | ||||
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ストーリーに関係ない、南京大虐殺の断定や、日本人傭兵の残虐な描写など反日全開。 朝日新聞の反日記事を読んだような読後感。最悪書。 | ||||
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少し前に本屋のランキングに入って気になってて、読んだ人に聞いたら面白いとのことなので購入。難しいけど、はまる。 | ||||
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SFの良作。映画やコミックを読んでいる感覚で一気に読んでしまいました。ディテールが丁寧に描かれていてありえないことが現実のことのように感じます。 | ||||
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物語としては大変面白いのだが、まるで朝日新聞のように、根拠のない日本人を貶める記述が各所に見られ、非常な不快感を感じた。 著者がどのような反日思想を抱こうが自由ですが、知らずに本を買った者は迷惑する。表紙か帯に「反日小説」であることを明記して欲しい。 | ||||
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スケール、スピード、意外性など申し分なく、第1級のエンタメの評価もうなずける。5点評価にしたいところですが、惜しむらくは、事実関係も定かでない南京大虐殺を断定したり、傭兵の一人の日本人のみ残忍な人間として描く、一方で頭脳明晰な好青年の韓国人を登場させるなど、朝日系左翼侮日思想が各所に散りばめられ、読後感を悪くしているので、1点減点です。直木賞を取れなかった理由もこれでは? | ||||
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ストーリーと関係ない南京大虐殺の断定や日本人傭兵の残虐な描写など、朝日新聞を読んでいるようで気分が悪くなった。買うんじゃなかった。 これでは直木賞はとれない。 | ||||
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日本推理作家協会賞、このミス1位、週間文春1位、山田風太郎賞、直木賞候補と、非常に評価の高いこの作品は、2011年ころ出版されたということだったが、私は、タイトルがジェノサイド=大量殺戮であり、単に戦争の残虐さを描いたものと考え興味が沸かず、長い間、この小説を読んでこなかった。しかし、最近、縁があり読んでみて、驚いた。 私が過去に読んだ小説の中で、ベストスリーに入る程の傑作だと思ったほどである。 まず、この小説は「人類の進化」をテーマにしており、それだけで、他の多くの小説群と別格であると考えてよい。もちろん、超能力モノというジャンルはアニメやSFでは馴染みのものだろうが、読んだ感触は充分に科学的に配慮されて描かれているため、滑稽な感じは無かった。テーマとしては、小松左京の『継ぐのは誰か?』に似た感じも受けたが、やはり21世紀の現代に書かれたものであり、同著とは異なる。 物語のステージが、アフリカのコンゴ、合衆国ホワイトハウス、そして、東京(錦糸町や町田)の三つを転々とするというのもよい。この作品が、広大な時間と空間のスケールで描かれていることがよく分かる。 この作品のテーマとは、現在のホモ・サピエンスとは何かというものであり、次世代の人類が現れたとしたら、世界の権威はこれをどう扱うかというものである。 300を越えるアマゾンのレビューを見る限り、随分と批判的なものがあり、一番多いのは、作家は日本人であるのに、作品の中で、南京大虐殺を誇張したり、残虐な性格の日本人の傭兵を描いたりすることに、疑問を感じるというものだった。 しかし、私は、人類と言う普遍なものをテーマとしている時に、自分が日本人だから日本人を尊いものとして描く日本人贔屓の描き方をやってしまっては、返って作品が陳腐になるのであり、むしろこの作品のように多少は放り出した方が良かったと思う。この前の日本の戦争は、どう見ても侵略戦争なのであり、もっと言えば、欧米列強も、アフリカ・アジア・南米諸国に対して、みにくい侵略と殺戮を繰り返してきたのである。 サッカーの試合を見ればとりあえず日本を熱狂的に応援してしまうし、領土問題についても日本が100%正しいなどと考える一般的な日本人は、この小説を読むと、多少違和感を感じるかもしれない、しかし、それはこの小説の長所であって、欠陥ではない。 さて、肝心のアフリカの奥地に生まれた「新人類」の描写であるが、これを陳腐であるとする声が多かったのだが、これについては致し方ないと考える。宇宙人の描写と同じであって、読者がまだ見ぬものをどんなに科学的に誠実に描いたとしても、陳腐さは免れないのではないだろうか。 むしろ私が気になったのは、この作品のストーリーの機軸となる、「新人類」は救済されるのか、新薬は完成し子供達は助かるのか、といった点について、スピルバークのハリウッド映画なみに、手に汗握るぎりぎり危機一髪の展開としていることである。 今時の読者・視聴者(映画化されれば)は、相変わらずこのような描写を喜ぶものなのだろうか。現実の世界は、このように物語めくとは思われないし、私などは、若干白けた気持ちになった。 私が多少不満に思ったのは、この点くらいであり、おそらくこの作品と同等ぐらいの評価を与えられる小説に、今後、何度くらい出会えるか、このような小説こそ、金字塔と呼ぶに相応しい小説なのかもしれない。 | ||||
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本作は高野和明氏によるSFミステリー。 第145回直木賞候補にもなったエンターテインメントの傑作。 時代は2000年代、舞台はアメリカ、アフリカ、そして日本にも跨る。 難病に冒された息子のため、民間軍事会社の依頼でコンゴに赴く傭兵、ジョナサン・イェーガー。 さえないウイルス学研究者である父を亡くしたばかりの大学院生、古賀研人。 アメリカの若き天才、ルーベンス。 物語はこの三者の視点で交互に描かれて進行する。 アフリカ大陸のど真ん中に現れた「人類の脅威」の正体は何か?また目的は何か? 本作の読みどころとして特に面白かったのが、イェーガー達のアフリカ大陸脱出劇である。 かなり生々しい、リアリティのある描写となっている。 巻末を見ればわかる通り、著者は本作を書くに当たってかなりの量の文献を参考にしている。 おそらく、アフリカの歴史、地形、民族や情勢など、徹底的にリサーチされた上で描かれているため、迫力がハンパないのだろうと思う。 リサーチによる裏付けは、研人の新薬開発のシーンも同じである。 専門用語が多用されているはずなのだが、なんとなくというか、ちゃんと大体の意味が理解できてしまうところがすごい。 また、天才であるルーベンスが「いかにヌースに出し抜かれたか」を客観的に分析するところもよかった。 冷静に負けを認めるところがかっこいい。 韓国人がどうとか、日本人傭兵がどうとか、あまり難しく深読みせず、ただただ楽しめばよい作品。 | ||||
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レビューの評価が高かったので、期待して読みました・・・が。 プレデターをハッキングした後からは、何でもアリだな・という感想になってしまい、ハラハラ感が削がれてしまいました。 あと、バミューダ・トライアングルに誘い込むというオチがどうも古典的な感じがして、少々がっくりしました。 ただ、ヒトの捉え方はリアルで面白いな・と、思いました。 序盤にチンパンジーの殺し合いがあるのに、ハインズマン博士は頑なに現生人類だけが同種族で殺し合いをすると信じてたり、日本人のミックは終始アメリカ人のイェガーに偏見に満ちた目でみられているようなところはリアリティがありました。 あと、ミックとギャレットが亡くなった後にイェガーがアリキに「ギャレットの事だけは忘れるな!」と洗脳しようとするところが、さすがアングロサクソン!と、思いました。 それにしても、研究所のヒトは天才とかいう受け売りのはずなのに、単なる話の解説役で、状況に対して特に有効打を打ててないし、何のための天才設定だったんだろう?とか、韓国人の協力者がたまたまいたから薬が完成したけれど、そうでなかったら、計画は破綻してるのはないかと、いろいろもやっとするお話ではありました。。。 | ||||
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おもしろですね!ガッツリしたSFものがよみたくなったらおすすめです! | ||||
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一気に物語の中に入り込みました。わくわくする展開です。作者は映画を米国で学んでいた経歴もあり、まさにハリウッド映画の原作を読んでいる感じがしました。ジェノサイド2はないのでしょうか。 | ||||
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とにかく面白い。読み始めると止まらない。最近読んだ本の中で一番楽しめた! | ||||
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個人的には、久しぶりに、読み始めたら止まらない、眠る時間を削ってずっと読んでしまう作品でした。伏線や謎が解けていくのが面白くて、残りのページが少なくなってくるにつれて、寂しさも感じるくらいでした。 アフリカの少年兵のくだりは、解説にもありましたが、信じられないことが起きて、衝撃を受けました。まだ引きずってしまっています。この作品は面白い、だけじゃない、人種差別や、戦争など、人間について考えさせられるテーマがたくさん含まれていました。 大団円ですっきりする終わり方だったのが、良かったです! | ||||
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壮絶、壮大なスペクタクルで、まるでハリウッド映画を観ているかのようでした。 「世界」「人類」「戦争」「親子の繋がり」についてを、実に良く出来た物語で教えてくれた感じです。 読み終わったら、凄く晴れやかで、しかも一回り大きくなったような気がします。 会社の同僚からの薦めで、半信半疑で読み始めました。 正直言って文字が多く、専門用語も多いため、最初は内容を理解するのに非常に苦しみました。 しかも群像劇ですので、入り込みが更に難しいです。 だが、しかし、上巻の最後の方になってから、すべてが繋がっていくんです。 そして下巻に持ち越すという展開。 こうなると下巻は、ドンドン読み進んで行きました。 | ||||
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第一級のエンターテイメントにして、色々と考えさせられる物語。 必死にがんばればがんばるほど、他者や他生物、自然を害してしまう人間の業が身に沁みます。そしてそれは恐ろしい命題として襲いかかってきます。「人間を超えるモノが登場したら人間はどうなるのか」。上から人間を見下ろせば、人間は人間同士で殺し合いをする野蛮な生物で、自然を破壊し、、、はたして、人間が生きてる価値って、認められるのでしょうか? ●「善行というものは、ヒトとしての本性に背く行為だからこそ美徳とされるのだ。それが生物学的に当たり前の行動なら賞賛されることもない。他国民を殺さないことでしか国家の善は示されないが、それすらもできないでいるのが今の人間だ」 ●世界はこんなに美しいのに、とイエーガーは思った。この星には、人間という害獣がいる。 ううん...考えさせられる。。。 | ||||
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第一級のエンターテイメントにして、色々と考えさせられる物語。 必死にがんばればがんばるほど、他者や他生物、自然を害してしまう人間の業が身に沁みます。そしてそれは恐ろしい命題として襲いかかってきます。「人間を超えるモノが登場したら人間はどうなるのか」。上から人間を見下ろせば、人間は人間同士で殺し合いをする野蛮な生物で、自然を破壊し、、、はたして、人間が生きてる価値って、認められるのでしょうか? ●「善行というものは、ヒトとしての本性に背く行為だからこそ美徳とされるのだ。それが生物学的に当たり前の行動なら賞賛されることもない。他国民を殺さないことでしか国家の善は示されないが、それすらもできないでいるのが今の人間だ」 ●世界はこんなに美しいのに、とイエーガーは思った。この星には、人間という害獣がいる。 ううん...考えさせられる。。。 | ||||
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いやあ、なんぼなんぼでもそれはないだろうって話もチラホラあったが、面白かった。 ただ、全員あまりにも報われすぎかなあ。最後に空虚感を感じたが、たぶんそれが原因。 それとも死んだ人間が軽すぎるのかな? どいつも大勢にはそれほど関係ないし、あとはヌーちゃんがどうにかしてくれるだろうと、早々と予測できてしまったのもこの感覚に一役買ってしまっている。 結論ヌーちゃんは謎のままにしておいたほうがよかったかもね。全部明かしすぎ。エピローグは読まないほうがよかったかな? | ||||
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飲まれた。おもしろい。 前半は巧みながらも、何てこともなかったんだが、後半の盛り上げと、終盤のヒーロー(おれの解釈上)が生まれるところは感嘆せずにいられない。 ヌーちゃんが目立たないが、ここはこれでいいんだろう。登場人物全員のドラマが絡み合って、つながりが明かされるたびに、おおっとなる。ヌーちゃんすげえってなる。 久しぶりのヒット。 タイトルが、センスねーなーとか思っていたけど、いや、今も思ってるけど、この際どうでもいいかな? 著者が少々、自虐史観が好きらしいが、話にはまったく影響しないので、気にしないでよい。そこに関しては、そんなの誰でも思いつくだろうっていう表現しかないので無視して読めばよい。 | ||||
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その専門分野の面白そうな部分を切り取ってコピーアンドペーストした感じが否めない。もうちょっと糊代をなんとかして欲しかった。 このお話の中心の一つである人類学でピグミーは平和の象徴として取り上げられたこともあるし、韓国の心性をジョンとかいうキーワードで説明しようとする方法も人類学でよく見られるように感じるが、もうちょっと分厚い記述が求められるし、薄っぺらい感じが残念だった。 理系記述はよくわからないが、記述が唐突な感じがしてならなかった。勉強しようとしてるけど結果がでなくて優等生に劣等感たっぷりの左翼感たっぷりだった。 本編のお話でもキャラクターの動かし方が無理やりだったし、人と人と交わらせて、物語を動かしていくんじゃなくて、筆者がこうしたいからこう動いてって感じの目的のためには手段をえらばない左翼感たっぷりだった。 人間は汚いから啓蒙しなきゃいけないっていう左翼感たっぷりな感じだったし、新人類とか言ってる人もよくある自閉症とかダウン症の人でしょ。自閉症とかダウン症は天使だから大切にしなきゃだめなんだよってずっと言われてる感じがして不快だった。 どうしてこれがこんなに評価が高いのかがわからない。ちょっとした専門用語に騙され、冒険譚にわくわくし、左翼的説教に自問自答する感じでしょうか。納得いかないなー。 | ||||
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