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ガニメデの優しい巨人
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ガニメデの優しい巨人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 101~110 6/6ページ
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~名作『星を継ぐもの』の続編。前作もSF的な謎をミステリー的構成で解明し、充分満足だったのですが、本作ではさらにそれをふまえた謎と、その真相が提示されます。読者にとっては、『2001年』と『2010年』のような、幸福な続編関係といえるでしょう。謎の解明に大きく役割を担うのが“ガニメデの優しい巨人”ことガニメデ人、ガニメアンで~~す。メインエンジンの暴走による相対論的時間の遅れで外宇宙から帰って来たグループが地球人類に接触したのです。2500万年過去の情報を知る彼らの知識と、科学力によって、残されていた多くの謎が解明されます。異星人との接触は脳天気なくらい、ほとんど何の障害もなく果たされるので、サスペンスだらけの最近の長いSF(実は最近のホーガン~~作品をも…)を読みなれていると、あっけなく感じるかもしれません。とはいっても、本作では太陽系規模の謎とその解明が十分に面白いので、目に付く欠点、というほどではありません。ロバート・J・ソウヤーの前駆者ともいえる内容で、ソウヤー作品のファンなら楽しめること間違いありません。~ | ||||
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~名作『星を継ぐもの』の続編。 前作もSF的な謎をミステリー的構成で解明し、充分満足だったのですが、 本作ではさらにそれをふまえた謎と、その真相が提示されます。 読者にとっては、『2001年』と『2010年』のような、 幸福な続編関係といえるでしょう。 謎の解明に大きく役割を担うのが“ガニメデの優しい巨人”ことガニメデ人、ガニメアンで~~す。 メインエンジンの暴走による相対論的時間の遅れで外宇宙から帰って来たグループが 地球人類に接触したのです。 2500万年過去の情報を知る彼らの知識と、科学力によって、 残されていた多くの謎が解明されます。 異星人との接触は脳天気なくらい、ほとんど何の障害もなく果たされるので、 サスペンスだらけの最近の長いSF(実は最近のホーガン~~作品をも…)を 読みなれていると、あっけなく感じるかもしれません。 とはいっても、本作では太陽系規模の謎とその解明が十分に面白いので、 目に付く欠点、というほどではありません。 ロバート・J・ソウヤーの前駆者ともいえる内容で、 ソウヤー作品のファンなら楽しめること間違いありません。~ | ||||
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惰性で書かれることが多い大ヒット後の2作目ですが、全く心配ご無用です。驚きに満ちた前作「星を継ぐもの」でしたが、本作も驚きに満ち満ちているのですから。地球人とガニメアンたちは、ほのぼのと交流しながら、互いに刺激しあうが、ある話題になるとガニメアンたちは歯切れが悪くなり、新たな謎が生まれ・・という寸法。ハントとダンチェッカーの論理は今回も冴え渡り、気持ちよく読者の知的好奇心を満たしてくれます。テーマはWHOからWHYへ。さて次は? | ||||
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惰性で書かれることが多い大ヒット後の2作目ですが、全く心配ご無用です。 驚きに満ちた前作「星を継ぐもの」でしたが、本作も驚きに満ち満ちているの ですから。 地球人とガニメアンたちは、ほのぼのと交流しながら、互いに刺激しあうが、 ある話題になるとガニメアンたちは歯切れが悪くなり、新たな謎が生まれ・・ という寸法。 ハントとダンチェッカーの論理は今回も冴え渡り、気持ちよく読者の知的好奇心 を満たしてくれます。 テーマはWHOからWHYへ。さて次は? | ||||
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「星を継ぐもの」の続編ということで間をおかずに読んでみました。前作が5万年の謎、本作は2500万年の謎・・・あまりのスケールに頭がクラクラしそうです。前作で明かされなかった数々の謎が明らかになり、期待以上に楽しめます。(前作ほどのミステリー的なドキドキ感はないですが、スケールの大きさがそれを補っています。)タイトルにあるとおり「優しい」異星人とのフレンドリーなやりとりは殺伐とした宇宙戦争が多いこの手の作品の中で、ほっとさせるものがあります。著者・ホーガンの人類の未来に対する楽観主義が、読み終わったあとに爽やかな気分にさせてくれます。「人間って捨てたものじゃない!」「きっと明るい未来が待っている!」そんな気分にさせられる作品です。 | ||||
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「星を継ぐもの」の続編ということで間をおかずに読んでみました。 前作が5万年の謎、本作は2500万年の謎・・・あまりのスケールに頭がクラクラしそうです。前作で明かされなかった数々の謎が明らかになり、期待以上に楽しめます。(前作ほどのミステリー的なドキドキ感はないですが、スケールの大きさがそれを補っています。) タイトルにあるとおり「優しい」異星人とのフレンドリーなやりとりは殺伐とした宇宙戦争が多いこの手の作品の中で、ほっとさせるものがあります。 著者・ホーガンの人類の未来に対する楽観主義が、読み終わったあとに爽やかな気分にさせてくれます。「人間って捨てたものじゃない!」「きっと明るい未来が待っている!」そんな気分にさせられる作品です。 | ||||
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シリーズ二巻目に至り、謎は新たに進化する。ミステリの分野で言えば、『彼は何者か』から『彼はなぜそうしたのか』に移っていく。一巻目で曖昧なままに終ったガニメアンの正体が明かにされ、彼らがなぜ『優しい』のか解明される。それはすなわち、我々人類が『優しくない』ことの裏返しでもあるのだった。前作は5万年間の謎をとく事が主流であったが、今度の謎は2500万年間である。およそSF史上もっとも平和的な「ファースト・コンタクト」も描かれる(たぶん)。今回の発想によく似た日本のSFを私は以前に読んでいた。半村良の『妖星伝』である。テイストはずいぶんと違うが、『地球という惑星は生物がお互い殺しあうところに特徴がある』という発想は同じである。どちらも同時期の刊行。『妖星伝』の場合はこの地球の未来に対してかなり悲観的なラストであった。果たして、ホーガンはどう決着を着けるのだろう。彼はかなり楽天的なようである。先が楽しみだ。 | ||||
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シリーズ二巻目に至り、謎は新たに進化する。ミステリの分野で言えば、『彼は何者か』から『彼はなぜそうしたのか』に移っていく。一巻目で曖昧なままに終ったガニメアンの正体が明かにされ、彼らがなぜ『優しい』のか解明される。それはすなわち、我々人類が『優しくない』ことの裏返しでもあるのだった。前作は5万年間の謎をとく事が主流であったが、今度の謎は2500万年間である。およそSF史上もっとも平和的な「ファースト・コンタクト」も描かれる(たぶん)。 今回の発想によく似た日本のSFを私は以前に読んでいた。半村良の『妖星伝』である。テイストはずいぶんと違うが、『地球という惑星は生物がお互い殺しあうところに特徴がある』という発想は同じである。どちらも同時期の刊行。『妖星伝』の場合はこの地球の未来に対してかなり悲観的なラストであった。果たして、ホーガンはどう決着を着けるのだろう。彼はかなり楽天的なようである。先が楽しみだ。 | ||||
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“巨人”シリーズ第二作。 SFの生命線である“驚き”を失い、ファンを嘆かせることもタビタビな第二作。 そんな猜疑心に曇り切った読者の目を、「ファーストコンタクト」という全くの(ある意味いまさらな)新展開で清らかに拭い去ってくれたのには安堵した。 人間と「優しい巨人」との和気あいあいとした研究風景が繰り広げられる裏側で、前作の問題・矛盾点をひとつひとつ地道に塗りつぶしていく、著者の作品へのこだわりは尋常ではない。 ミステリの敵、スーパーAIゾラックの登場により、SF的にはおいしくなっている。 | ||||
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“巨人”シリーズ第二作。 SFの生命線である“驚き”を失い、ファンを嘆かせることもタビタビな第二作。 そんな猜疑心に曇り切った読者の目を、「ファーストコンタクト」という全くの(ある意味いまさらな)新展開で清らかに拭い去ってくれたのには安堵した。 人間と「優しい巨人」との和気あいあいとした研究風景が繰り広げられる裏側で、前作の問題・矛盾点をひとつひとつ地道に塗りつぶしていく、著者の作品へのこだわりは尋常ではない。 ミステリの敵、スーパーAIゾラックの登場により、SF的にはおいしくなっている。 | ||||
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