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ガニメデの優しい巨人
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ガニメデの優しい巨人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 61~80 4/6ページ
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著者の前作「星を継ぐもの」があまりに面白く、特に結末の格調の高さが深い余韻を残すものだっただけに、その続編である本作に手を出すのはかなり躊躇した。著者の筆力が並外れたものであるが故か、本作もとても面白い作品である。主人公とダンチェッカー博士のタッグで宇宙規模の謎がどんどん解き明かされる一方、ガニメアンの登場でいっそう謎が深まる面白さがあるので、読者が飽きることはない。 ただ、それだけ面白い作品であったにも関わらず、自分は本作に手を出したことを後悔している。謎解きと並んで、宇宙人(ガニメアン)とのファースト・コンタクトが本書の重要なテーマであるが、ガニメアンを迎える地球人のあるべき葛藤のようなものが全く感じられず、あまりに楽観的である。筆者はガニメアンと地球人の思考の違いなどを紹介はしているが、そこに登場するガニメアンは、地球人の常識の枠内におさまってしまう。アメリカ的と言ってしまえばそれまでだが、どうしても底の浅さが感じられてならない。 なにより、現物のガニメアンが登場したことで、想像力を働かせる余地がなくなってしまったことが残念である。実際、ガニメアンの詳細な描写もあるために、どこか陳腐なアニメじみた印象になってしまう。だから、本書もとても面白いのだが、見るべきでないものを見てしまったという気持ちが抑えきれない。完結し大団円を迎えたドラマや小説のスピンオフや続編を楽しめる人であれば、きっと本作は面白いはずである。しかし、そうではない人間にとって、特に前作に強い思い入れがある人間にとっては、本作に手を出すことは後悔の種となりかねない。 | ||||
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99/100点 人間の闘争心というエネルギーを宇宙人の観点から冷静に観察している点が非常に面白い スマホを見てると昨今の急激なテクノロジーの指数関数的な進化は身近で非常に恐ろしく感じる ただ1点 どうしても受け入れられない描写がある それは巨人たちが"お酒を飲む"という所だ 冷静沈着で闘争や肉食を知らない彼らが自分の体や脳、精神にダメージを与えるお酒を日常的に摂取していたとは考えられない 他者を傷つける個体が現れると 精神病棟?で厳重に隔離管理治療されているのに ドラッグ・タバコ・お酒で自分を傷つける場面は全く想像できない コーラとガニメデ酒のミックスは必要では無かったと思う | ||||
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前作に続き一気に読み切りました。誰も映画化しないのが不思議なくらい面白いですね。 | ||||
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面白いですが後半にある数行に非常に違和感を覚えました。 主人公?の印象が変な感じになってしまって少々読みづらくなってしまった感じ。 後半に無理やりにでも性行為を入れるハリウッド映画のような…後をまだ読んでいないのでわかりませんが必要なくだりだったのでしょうか。 あと、少しだけ訳が変なところがあります。 意味が通らないほどではないですしそれが古めかしい雰囲気を出している面もあるとは思いまが。 マイナス面しか書いていませんが面白く読めています。 | ||||
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ページ数、文字の大きさからしてかなり時間がかかると思いましたが予想外に読み進めることができました。 話は前作よりハント達の考察が減っています。 その代わりとして巨人という現実離れした現実の話が描かれています。 全体的に筋が通っていて楽しめました。 | ||||
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考えながらじっくり読むべきsf。卓越した文章力とその想像力に感心した。ホーガンのフアンになった。惜しむらくは、単位後進国イギリスのフィートが頻繁に使われていることだ。展開はゆっくりだが、納得できる内容に 引き込まれた。続編も読みたい。 | ||||
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シリーズになっているのですが単独で読んでもおもしろい。最高! | ||||
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SFNo.1に輝くべき小説 謎解きの要素は薄れていますが、前作より面白い。 今作のおかげで、小説より面白いものはないと知りました。 | ||||
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「星を継ぐもの」も面白かったが、「ガニメデの優しい巨人」はまた別の面白さがある。 惑星ミネルヴァに起源を持ち、独自の進化をしていったガニメディアンとルナリアンの子孫である現世人類。その対比を通じて、”あたりまえ”と思いがちな地球人類の競争論理が、もしかしたら”絶対的”ではないのかも知れない、自らが非常に罪深い存在ではないかと思ってしまう。客観的に自分たちの文明を振り返るような視点が意外性があって新鮮だった。 一方、ガニメディアンが太古地球で地球や地球生物に行ったこと…これも彼らが必要に応じてのことだったのだろうが、こちらもある意味、非常に罪深い。太陽系、宇宙というスケールで、斬新な見方であると同時に、ガニメディアンの立場は、そのまま地球人類に通じるものでもあるのかも知れない。 地球生物の進化、ミネルヴの生物の進化の謎をとき、地球人とガニメディアンの友好には心打たれるものがある。その一方で、人類が生きていくということに、肯定感と後ろめたさと…両方を複雑な思いで感じさせる本だった。 | ||||
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前作が「星を継ぐもの」があまりにも神がかった作品だったため、少しだらだら感を感じてしまった。 最初に読んだのがこれであれば★5だったかも知れない。ガニメアンと地球人が接触するシーンの臨場感がすごい。 | ||||
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本作はジェイムズ・P・ホーガン氏によるSFミステリー。 前作「星を継ぐもの」の続編にあたる。 前作でルナリアンの謎を解いた二人の天才・ハントとダンチェッカーを始めとする科学者集団は、未だガニメデにとどまっていた。 そこへシャピアロン号に乗った「ガニメアン」達が帰ってきた! 安全かつ温厚なガニメアンは直ちに地球人と打ち解ける。 そして2500万年前、ガニメアン達が直面した惑星ミネルヴァの危機と人類の起源について、本作ではさらに明らかになる。 「星を継ぐもの」を読了後、時間は経ったが、続編ということなので手に取ってみた。 冒頭近くの会話で、さりげなく前作の復習をしてくれている親切さ。 時空を超えて現れたガニメアンとバトルも無く、安心して科学ミステリーに没頭できた。 そして終盤のダンチェッカーによる謎解きは前作同様にエキサイティングであった。 前作を読んで感動した者が本作を読まない理由はないだろう。 そしてエピローグを読むと、早くも第3作へと心が誘われる。 前作にも増してニクい終わり方である。 | ||||
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前作を読んでSF小説にはまりました。地球上では覇者となった人間が、当然のごとく人間中心的な発想をしている。それを、異星人からの視点を加えることで、現代における常識が、まるっきり論理的に説明できない。そこで、まるっきり違う発想に、一気にリフレーミングしていく。正直、すぐには頭がついていかない場面も多かったが、読みながら自分自身の創造力が磨かれていくようだった。 | ||||
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「星を継ぐもの」続編。プロローグから惹きつけられる。「星を継ぐもの」では謎解き形式で物語が進んだが、この作品ではついに、生きたガニメアンたちと地球人の初めての接触、そして交流が描かれる。 この2つの種族の意思疎通を助けるのが、ガニメアン側のいわゆるスパコン「ゾラック」。この存在はとても心強く、また個性的で惹かれる存在だ。そして、この作品では、地球人側からの謎解きだけではなく、ガニメアン側からの様々な疑問(ミネルヴァについて、ルナリアンについて、地球の生命体の存在についてなど)も加わり、物語が一層面白く、深みのあるものとなっている。 このまま二つの種族は地球で共存していくのか。最終的にガニメアンが選択したのは…。物語のラストの方で、また読み手をわくわくさせるような謎解きがなされる。それはややせつない内容でもある。 この続きが「巨人たちの星」。 | ||||
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現代の衛星ガニメデに突如として現れた宇宙船。その宇宙船は2500万年前の世界からやってきたのだった・・・というのが本書の設定です。 前作『星を継ぐもの』は「5万年前の死体」で幕を開けましたが,今回は「2500万年前の宇宙船」です。スケールの大きさは文字通り桁外れにパワーアップしてます。 全体のトーンとしては,単なるSFという感じではないように思います。人間とガメニアンという2つの種族の交流を描写することに力点が置かれており,人類学あるいは社会学的な読み物といった印象も受けました。 でも難点が1つ。はたして人類が本当に異星人と遭遇したら,本書に描かれているようにわれわれは彼らを温かく迎えることができるのだろうか?そうは簡単にいかないと思うのだが。 | ||||
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ロマンチストだな〜 そういや恋愛のほうのロマンスは全く無いな。 実現は困難である。それでもダイレクトに理想を語る。但し、発言者は地球人に非ず。 SFの特徴かもしれない。言葉を直接的にするための技かも。 | ||||
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星を継ぐものがおもしろかったので、第2作を読みました。 どんでん返しの感じは、星を継ぐものほどのことはありません。 私は、中に出てくる個々のことで、それを調べてしまったので、いわゆるSFものを読んでいるスピードではなくなってしまい、新聞小説のように数ページづつ読むようなことになりました。本の読み方としてはちょっと異例のように自分でも思いますが、途中途中で時間を取って調べたり考えながら読むのも、別のおもしろさがありました。 人間はなぜ他の生物と、Aのことで違うのか。 Bのことで違うのか。 もともと気になっていたことなので、そっちの方、自分の思念を追求することになったのが、良かったです。 そんなこんなの事情があったので、ガニメデの優しい巨人たちという作品そのものの評価を自分の中でもちゃんとやれないのですが、問題提起がストレートですし、伏線も多く、こんな仕掛けかなと先をある範囲で想定するということでは、星を継ぐものよりも、わかり易い作品ではないかと思います。 前作ではハントとダンチェッカー二人の関係が変化の時期に当たっていたこともあり、個性も描けていたと思うのですが、ガニメデの優しい巨人たちではダンチェッカーはただ生物学者さんとして説明役になっていたのが、やや残念です。 SFはどんな面を主に評価するものか知らないのですが、途中まで考えてそのまま日常生活の中で忘れていた問題を、ガニメデの優しい巨人たちは、「こうスポットライトをあてたらどうだい」と重要な問題を、何度も出してくれるという意味では、とてもおもしろく、素晴らしい本だと思いました。 生物学や医学関連も、一般向きに昔とは違った新しい知見を紹介してくれている本がたくさん出版されていると思うので、しばらくは、そうした本を読もうと思います。 巨人たちの星や内なる宇宙とかも、やがては読みたいと思います。 ところで、人間、ヒトを1つの同質の生物と思うのは間違いではないかと考えています。 疾患や感染、アレルギー、放射性物質への耐性、知性、運動の能力、頑健さ、ストレス耐性、冒険心、恐怖傾向も、実は単なる個体差や偶発的事情、発達段階の結果ではなくて、遺伝的系統の差が色濃く出ているのではないかと考えています。 有毒、自己免疫疾患(免疫異常エピソード)も、一律に基準があったり、異常者と通常人に区分するのではない、生物学的系統で検討することのような気がしています。 | ||||
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星を継ぐものがおもしろかったので、第2作を読みました。 どんでん返しの感じは、星を継ぐものほどのことはありません。 私は、中に出てくる個々のことで、それを調べてしまったので、いわゆるSFものを読んでいるスピードではなくなってしまい、新聞小説のように数ページづつ読むようなことになりました。本の読み方としてはちょっと異例のように自分でも思いますが、途中途中で時間を取って調べたり考えながら読むのも、別のおもしろさがありました。 人間はなぜ他の生物と、Aのことで違うのか。 Bのことで違うのか。 もともと気になっていたことなので、そっちの方、自分の思念を追求することになったのが、良かったです。 そんなこんなの事情があったので、ガニメデの優しい巨人たちという作品そのものの評価を自分の中でもちゃんとやれないのですが、問題提起がストレートですし、伏線も多く、こんな仕掛けかなと先をある範囲で想定するということでは、星を継ぐものよりも、わかり易い作品ではないかと思います。 前作ではハントとダンチェッカー二人の関係が変化の時期に当たっていたこともあり、個性も描けていたと思うのですが、ガニメデの優しい巨人たちではダンチェッカーはただ生物学者さんとして説明役になっていたのが、やや残念です。 SFはどんな面を主に評価するものか知らないのですが、途中まで考えてそのまま日常生活の中で忘れていた問題を、ガニメデの優しい巨人たちは、「こうスポットライトをあてたらどうだい」と重要な問題を、何度も出してくれるという意味では、とてもおもしろく、素晴らしい本だと思いました。 生物学や医学関連も、一般向きに昔とは違った新しい知見を紹介してくれている本がたくさん出版されていると思うので、しばらくは、そうした本を読もうと思います。 巨人たちの星や内なる宇宙とかも、やがては読みたいと思います。 ところで、人間、ヒトを1つの同質の生物と思うのは間違いではないかと考えています。 疾患や感染、アレルギー、放射性物質への耐性、知性、運動の能力、頑健さ、ストレス耐性、冒険心、恐怖傾向も、実は単なる個体差や偶発的事情、発達段階の結果ではなくて、遺伝的系統の差が色濃く出ているのではないかと考えています。 有毒、自己免疫疾患(免疫異常エピソード)も、一律に基準があったり、異常者と通常人に区分するのではない、生物学的系統で検討することのような気がしています。 | ||||
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前刊に引き続くと、2500万年前の異星人が相対性理論の時間の跳躍を経て、物語世界にやってくる。 しかし、物語の構成、背景はいいとしても。 主人公のハントとダンチェッカーが「二人芝居」で延々と作者の世界観を綴っているだけである。 同じような感情起伏で、長々と二人の会話を巡らせるなんて・・・ホントに疲れる。 「じつは、・・ しかじかなんですよ」「ああ、そうだったのですね。 すると・・」 台詞の応酬では付き合いきれない。 こんな、高尚な「ボケと突っ込み」ではねえ。 1960年代の「DUNE」という最高に優れた傑作はもう出ない。 人間ドラマという要素を書きえないSFは文学ではない気がする。 昔からSFは「身贔屓(みびいき)」の気が強かったが、余りに作家や編集者そして読者が、庇い合っていた。 科学文明時代の読み物だとか驚きの本とか。だが、その実人間ドラマを苦手とする「架空小説」になり下がった。 これでは、 ヴェルヌたちの切ったスタートラインよりも、後退しているのだ。 残念 | ||||
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前刊に引き続くと、2500万年前の異星人が相対性理論の時間の跳躍を経て、物語世界にやってくる。 しかし、物語の構成、背景はいいとしても。 主人公のハントとダンチェッカーが「二人芝居」で延々と作者の世界観を綴っているだけである。 同じような感情起伏で、長々と二人の会話を巡らせるなんて・・・ホントに疲れる。 「じつは、・・ しかじかなんですよ」「ああ、そうだったのですね。 すると・・」 台詞の応酬では付き合いきれない。 こんな、高尚な「ボケと突っ込み」ではねえ。 1960年代の「DUNE」という最高に優れた傑作はもう出ない。 人間ドラマという要素を書きえないSFは文学ではない気がする。 昔からSFは「身贔屓(みびいき)」の気が強かったが、余りに作家や編集者そして読者が、庇い合っていた。 科学文明時代の読み物だとか驚きの本とか。だが、その実人間ドラマを苦手とする「架空小説」になり下がった。 これでは、 ヴェルヌたちの切ったスタートラインよりも、後退しているのだ。 残念 | ||||
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自分たちのしたことを償いかのような展開。 それでも非常に面白い内容だ。 巨人たちとの出会いと別れ。 シリーズをつなぐ作品に、中だるみがないことがすごい。 | ||||
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