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ガニメデの優しい巨人
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ガニメデの優しい巨人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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私は普段全く小説を読まないし科学的知識もほぼ皆無だ。何となく「おすすめのSF小説」で検索し、前作『星を継ぐもの』を挙げる人をよく目にしたので、試しに買ってみただけだった。しかも今から50年近く前に書かれたという事もあり、読む前はあまり期待はしていなかった。 しかしページをめくっていくと、本作冒頭で出る突拍子もない謎に対し主人公らが仲違いしつつも現代的な科学的知識でじっくりと迫っていく様子に次第にのめり込んでいった。そしてついには最後のページに明かされるある事実に思わず感動してしまったのだ。 続編である本作『ガニメデの優しい巨人』も同様の作風を期待して手に取ってみたが、前作がSFだとすると今作はまるで神話のような内容で、私は大分肩透かしを食らってしまった。 | ||||
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面白かった が 1作目を期待してしまうと肩透かしを食らってしまうかもしれない | ||||
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2011年の再販の本でしたので、そんなにぼろくない状態で届きました。 | ||||
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前の続編だけれども、展開はスタートレック風だけれども、 中身は生物学と遺伝子工学が主なもので、割と難解だった。 ガニメアンという異星人が、なぜミネルバ母星からの巨人たちの星に 行かなければならなかったか。 第3作につながるテーマが解明されていた。 ガニメアンが、古代の地球を度々訪れ、遺伝子変換などの実験をおこなっていた。彼らが、自分たちの種を守るために、 地球の動物に遺伝子変換とか行なって環境に適合できる種にしようとして失敗して見捨てた子孫が、今の地球人だというのは彼らにとっては驚きであったのだろう。 このシリーズは、異星人との遭遇や、すごい科学の発展が描かれているが、出てくる人物はかなりアナログで、あまり理論的ではない。 主人公のハントが、タバコを吸う行為を平気で行う。 60年くらい前の、ハリウッド映画の人物みたいな描写だ。 | ||||
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1作目が面白かったので、期待していていたが、続編としては面白いレベル。 | ||||
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1作目ほどではない 何となく先が読めてしまうからか。 3作目読もうか迷ってます | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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まず、前作「星を継ぐもの」を未読の方は、絶対に前作を先に読むことをおすすめします。 前作の完全なるネタバレを含んでいますので。 前作は素晴らしいので、ぜひそれを十分に味わっていただきたい。 さて本作。前作の続きであり、共通した人物が出てくるのですが、かなり趣は異なっているように感じました。 前作では「1つの大きな謎を科学的に探究する」というシンプルな筋立てで、その謎こそフィクションならではの突飛なものでしたが、謎解きのアプローチのしかたやその面白さは、現実の生物学的・歴史学的研究(例えばピラミッドを解明するような)と同質と思えるようなもので、(専門分野はわからないながら)かなりリアリティを感じました。 また、真相と思える結論に辿り着いてさえ、それは「妥当な推論」にすぎず、真実にじかに触れることはできない…謎は謎のまま、手の届かない歴史の中にある…そのことがロマンと深い余韻を残すラストでした。 本作も、あることに対する科学的な謎解きがストーリーのベースにあることは同じですが、それは前作のような「センセーショナルな、大いなる謎」というよりはもっと細かい部分の謎です。また、次々に起こる出来事に埋没し、謎が謎としてあまり意識されません。 驚くべきことに、未知の異星人だったガニメアンが、本作では早々に目の前に現れます。しかも、簡単に言葉が通じてしまうし、ガニメアンはほとんどのことについてあけっぴろげで秘密主義でないし、さらに超高性能コンピュータで彼らの文明に関する情報が簡単に手に入ってしまうし、という状況に至ります。 疑問が湧いたそばから、すぐに「本人」から解答が得られる、コンピュータに訊ねるだけで詳細な情報が得られる、そこには特別駆け引きもいらない…というわけで、ほとんどの謎は謎でなくなってしまうのです。 それでもなお明かされない謎が残り、それがミステリなのですが…しかし、やはりサスペンス性は低いです。正直なところ、その「謎」の解答も大まかには予想がついてしまいました。 また、異星人と地球人の交流がどんな展開を見せるんだろう、とドキドキしますが、拍子抜けします。 意志疎通の問題、外形に対する生理的嫌悪感や違和感、恐怖や不信、接触による病気の感染などなど、予想された困難はほぼ現れません。 本書の主眼はそこにないのかもしれませんが、あまりにのどかなやりとりはリアリティがなく、童話的と言いたいほどです。 その穏やかで優しい描写が安心して楽しめる要因になっているのですが…でも、前作に比べるともの足りないです。 あと、地球人の登場人物は多いのですが、その場その場で新しい人物が出てくる感じで、全体を通して継続的に関わってくる人物があまりいない…そこが、人間ドラマとしてもちょっとさみしいです。 全体的に、前作で完結していたほうが完成度は高かったのでは、とは思いますが、読んで損したということもありません。 せっかくだからシリーズ全部読んでみようと思います。 | ||||
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著者の前作「星を継ぐもの」があまりに面白く、特に結末の格調の高さが深い余韻を残すものだっただけに、その続編である本作に手を出すのはかなり躊躇した。著者の筆力が並外れたものであるが故か、本作もとても面白い作品である。主人公とダンチェッカー博士のタッグで宇宙規模の謎がどんどん解き明かされる一方、ガニメアンの登場でいっそう謎が深まる面白さがあるので、読者が飽きることはない。 ただ、それだけ面白い作品であったにも関わらず、自分は本作に手を出したことを後悔している。謎解きと並んで、宇宙人(ガニメアン)とのファースト・コンタクトが本書の重要なテーマであるが、ガニメアンを迎える地球人のあるべき葛藤のようなものが全く感じられず、あまりに楽観的である。筆者はガニメアンと地球人の思考の違いなどを紹介はしているが、そこに登場するガニメアンは、地球人の常識の枠内におさまってしまう。アメリカ的と言ってしまえばそれまでだが、どうしても底の浅さが感じられてならない。 なにより、現物のガニメアンが登場したことで、想像力を働かせる余地がなくなってしまったことが残念である。実際、ガニメアンの詳細な描写もあるために、どこか陳腐なアニメじみた印象になってしまう。だから、本書もとても面白いのだが、見るべきでないものを見てしまったという気持ちが抑えきれない。完結し大団円を迎えたドラマや小説のスピンオフや続編を楽しめる人であれば、きっと本作は面白いはずである。しかし、そうではない人間にとって、特に前作に強い思い入れがある人間にとっては、本作に手を出すことは後悔の種となりかねない。 | ||||
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現代の衛星ガニメデに突如として現れた宇宙船。その宇宙船は2500万年前の世界からやってきたのだった・・・というのが本書の設定です。 前作『星を継ぐもの』は「5万年前の死体」で幕を開けましたが,今回は「2500万年前の宇宙船」です。スケールの大きさは文字通り桁外れにパワーアップしてます。 全体のトーンとしては,単なるSFという感じではないように思います。人間とガメニアンという2つの種族の交流を描写することに力点が置かれており,人類学あるいは社会学的な読み物といった印象も受けました。 でも難点が1つ。はたして人類が本当に異星人と遭遇したら,本書に描かれているようにわれわれは彼らを温かく迎えることができるのだろうか?そうは簡単にいかないと思うのだが。 | ||||
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