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陪審員に死を



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【この小説が収録されている参考書籍】
陪審員に死を (創元推理文庫)

陪審員に死をの評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

マロリーが出てくるから、読んでるだけで、全体的に分かりにくい小説でした

このマロリーシリーズの中では(私が読んでいる範囲ですが)
「魔術師の夜」に続いて面白くなかったです。
単純に殺人事件が起こって、それをマロリーとライカー&チャールズが解決する・・・・。
この展開を一番に望みたいところなのですが、作者はそうではないらしい。
この小説に限って言えば、「策士策に溺れる」といった感じでしょうか。
練れば練るほど物語が難解になってしまっていて、とてもついていけませんでした。
これからもマロリーシリーズは読み続けますが、この本は人さまにはお勧めできないものでした。残念!

ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

いろんな意味で複雑

ニューヨーク市警の超美貌刑事キャシー・マロリー・シリーズの第7作。テーマ、構成、キャラクター、物語展開など、いろいろな意味できわめて複雑な作品なので、マロリー・シリーズを未読の方はぜひ第1作から読むことをオススメする。
マロリーの育ての親の親友でマロリーの相棒でもあるライカー刑事は、銃弾を受けた後遺症により傷病休暇中だが、一向に職場復帰の気配を見せず、弟が経営する事件現場清掃会社の経営に没頭し、さらに、そこで働く“せむし”の女性・ジョアンナに秘かに心を寄せていた。そんなライカーに苛立ったマロリーは、お得意の住居不法侵入、盗聴などを駆使して、謎の多いジョアンナの正体をさぐり始める。ジョアンナの周辺にはFBIの姿がつきまとい、ジョアンナに絡んでいたホームレスが殺されるという事件が発生した。ジョアンナとは、誰なのか? なぜ様々な事件を引き寄せるのか?
タイトル「陪審員に死を」が示すように、ある裁判の陪審員が次々に殺されるという連続殺人が中心のストーリーなのだが、その裁判の様子が詳しくは説明されず、ジョアンナと陪審員の関係もなかなか判明しないため、物語の前半は全体の複雑な構成を理解するのに非常に骨が折れて読みづらい。また、マロリーとライカーの関係を知っていないと、マロリーの苛立ちやライカーの心理を理解できないだろう。
この作品をネタバレ無しで説明するのは非常に難しい。重ねて言うが、絶対に第1作から読んで、マロリーのキャラクターを理解した上で読んでいただきたい。そうすれば、本作に登場する異様なキャラクター(ジョアンナ、彼女の飼い猫、ラジオパーソナリティー、音響係など)も受け入れて楽しめると思う。

iisan
927253Y1

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