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沼地の記憶



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【この小説が収録されている参考書籍】
沼地の記憶 (文春文庫)

沼地の記憶の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
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(8pt)

沼地の記憶の感想

クックとくれば「緋色の記憶」なんだろうけれど、この「沼地の記憶」も似たようなスタイルの物語だった。年老いた元教師が過去を回想するという手法で物語が始まる。何かで読んだけれどクックという人は展開の激しいスピーディな物語のミステリは自分では好きでないので、このような時間をゆっくり辿っていくようなものを書いているといっていた。これもフラッシュバックのように過去の出来事を回想し徐々に全体像を見せていくというスタイルである。ときおり現在の生活の
様子が描写されているが、それが伏線とはまったく油断も隙もない。ただ、誰もが予想する展開を裏切りそっち?と面食らわせてドキドキさせておいて肩透かしの末に何となく想像した結果をひっくり返したりとミステリのツボを得た
ストーリーの上手さは今回も楽しめる。品の有る上質な文章も健在でバタバタした展開のミステリに疲れたらこの人の本がおススメです。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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