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二流小説家



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二流小説家の評価: 7.44/10点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.44pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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二流小説家の感想

アメリカのサスペンスにありがちなサイコな事件ですが、犯人はすでに捕まって刑務所の中。謎をといていくのはその自伝?を依頼された、あまり熟れない作家なのですが、挿入されるこの作家の劇中劇のようなポルノ小説やヴァンパイア小説SFとかがかなり面白いです。話のメインストーリーとは直接何も関係ないのですが、主人公の言うところの虚構の世界と現実の世界。そしてこの物語そのものも私達にとっては虚構の世界なのですが、その対比が絶妙です。
真ん中ちょっと前くらいに出てくる『なにゆえぼくらは本を読むのか・・・』に続くところが無性に心に響きました。
そして最後の方に『虚構の世界は現実の世界ほど謎に満ちていない・・・』で締めくくる一人称での語り口は抜群に上手いなあと思いました。タイトルと違い一流小説家ですね。

たこやき
VQDQXTP1

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