一九八二年九月、著者は戦後三十七年にして初めて“悪魔の部隊”の痕跡を辿った…。

【殺人を見に来ないか？】物騒な言葉の殺人予告!?　新婚の夫婦が初夜を過すと、翌朝にはどちらかが死んでいるという伝説がある花嫁の旧家。

女友達の何気ない言葉から、社長殺害を思いつくジャネット。アメリカの大都会。

Ｒ新聞社に働く順子は、写真を取り違えて渡してしまった。大きな波紋…責任を感じ、辞表を提出するが…。

一本の電話から迷いこんだ大人の世界…。私、沖野瞳。

銀座ホステス・萌子は、三年間で一億五千万になる仕事という言葉に誘われ、偽装結婚をする…。

平野汎―名前通り平凡な高校生である。ところがある出来事をキッカケに超能力に目覚める。

マンション地下一階のコインランドリー、その乾燥機の中に女児の死体が遺棄されていた 　毛糸の焦げるような厭な臭いに、女は一台だけ動いている乾燥機の方へ近づいていった。

ペナントレース終盤、京神ハンターズは巨人・広島と激しい首位争いを演じていた。

・ユミ四重奏団・のメンバーの有

冬は海からやって来る。静かにそれを見ていたかった。

・ユミ四重奏団・のメンバーの有沢美沙子が遺書を残して死んだ。

【駈け落ちって…】【分かるだろう？　二人で家を出るのさ】十九歳の女子大生真鍋今日子は、恋人木村の甘い囁きを頼りに、書き置きを残して失踪した…。

宮城県鳴子温泉で高村本因坊と若手浦上八段との間で争われた【天棋戦」。

明日から夏休みという暑い日のこと―東京下町にある中学校の1年2組の男子生徒全員が姿を消した。

赤ん坊の時捨てられ、仲道治子に育てられた美帆。今、十六歳。

金曜日の深夜、二週続けて若い女性の全裸暴行殺人事件が発生した。十津川警部の指揮のもと、必死の捜査を開始。

赤かぶ検事こと柊茂は頭を抱えてしまった。外車セールスマンの浦上にはアリバイがあったのだ。

温泉町で旅館を経営している古い友人が逮捕された。何かがある--。

今、人気上昇中の女優、小月さゆりが殺された。そのニュースは村岡智子に衝撃を与えた。

一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。

大富豪・片山家と山波家は先祖代々伝統的に【？】犬猿の仲が続いていた。

銃創も癒え、十五か月ぶりに登庁したベックを待っていたものは、孤老の変死事件。

「そうだ、この子を連れてひと思いに郷里へ帰ってしまおう」―偶然知り合った少女の柔らかい手をひきながら河野の胸に“蒸発”の二字が浮かんだ。

火と善行の神・プロメテウス。

パーティの夜、ただ一度、衝動的に夫の友人に身をまかせてしまった厚子。堅物の夫は疑いもしないように思えた。

藪原法律事務所の居候弁護士になって三年目、朝吹里矢子は同じ事務所内ながらも独立をはたした。

舅、姑、小姑に囲まれた日常生活、夫の女性関係-絹江は鬱症状を訴えて精神科医を訪れた。

同郷の先輩と共同で法律事務所を構える花吹省吾。この若き正義感溢れる弁護士の元では様々な人間模様が繰り広げられる―。

原子力船「むつ」は佐世保での修理を終え、新母港の下北半島関根浜へ向かって順調な航海をしていた。

東北本線【五百川】駅近くの草むらで、死体入りトランクが発見された。

密かに“切り裂きジャック”に憧れる平凡なサラリーマン・平田正也。

若い芸者の殺害事件が発生した―。最近A市からF県羽代市へ連れて行かれ、売春組織に送り込まれる女性が跡を絶たないという。

徳川綱吉の時代、幕閣の主導権をめぐる柳沢吉保と酒井但馬守との争いに巻きこまれた阿波二十五万石。

わが国最大の兵器メーカー国武重工業の本工場にある豪華接待館。接待嬢の麻利は、その“幸せの間”で消されたのか。

六本木の某所に、隠れたVIP接待所がある。そこの人気接待嬢・麻利が忽然と消えた。

西多摩のニュータウンで子供が次々と謎の事故に見舞われ、近くの【猫屋敷】の女主人が十一匹の猫とともに殺された。

安定した結婚生活を営む人妻雅子は、若き陶芸家秋山と深く愛しあうようになった。彼女の思いはつのるばかり。

ユーニスは怯えていた。自分の秘密が暴露されることを。

今日、パパが死んだ。昨日かも知れないけど、どっちでもいい。

さえない中年男、深田栄一が経営する結婚相談所には風変わりな希望の客が多い。

月代和也、四十一歳、雑誌編集者。

衣川英美子は、愛する岡田紳一郎と心中をするため山形行きの列車に乗った。

時々物思いにふける癖のあるユニークな猫、ホームズ。血・アルコール・女性と三拍子そろってニガテな独身刑事、片山。

その夜、平井美加は驚きのあまり鳥肌をたてた。一等一千万円の宝くじが当ったのだ。

嘘の証言をして無実の人を死に追いやった。

大和田倫子は中三の難しい年頃。両親への反発から酒と男に溺れ、揚句に自殺。

ロサンジェルスで上流階級の女相手のセックス・パートナーとして定職ももたず気ままな生活をしていた弦間康夫は、日本へ帰る飛行機の中で、若い女性と出会った。

八時間に及ぶ凄絶なファイトの果てに、五〇〇kgを超える伝説のブルーマルリン“帝王”を釣った男に訪れた劇的な運命の転換とは？　冒険、復讐、コンゲーム…男の世界を描く魅力の傑作集。