致死眷属
- 放火 (195)
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本作は1978年5月から12月にかけて「週刊現代」に連載された作品です。1986年6月に出版された「致死~」シリーズの二作目です。冒頭にいきなり夫婦交換(スワッピング)の記述があり吃驚するけど、それが伏線になっている。話は一気に展開する。永瀬雅美は突然姿を失った妹の広美の消息を調べるため、広美の交際相手のN市役所の平沢敏也のもとを訪ねるという全く別なシーンに変化する。 行方が分からなくなった広美の安否が不安で警察に届けるが、今日年間三万人を超える行方不明者がいるなかで、警察もいちいち相手にしていられない。ところが、広美の交友関係を調べているうちに、とある殺人事件との関連が見えてきた。 それに端を発して意外にも問題は大きくなる。マンションで女性が殺害された事件に続いて、割引債券偽造事件及び商品相場外務員殺害事件と事件が拡大していく。それぞれの事件に広美の姿が霞む。それぞれの事件は犯人の供述という形で意外にあっさり解明されるのだが、広美の行方に関することは全く分からないからもどかしいところだ。 本書を読んでいて、どうしてもこいつは怪しい!と思える武石静也という香水デザイナーの男が度々登場する。この武石が広美の行方を知っていると読ませておいて森村氏はなかなか事件を解決してくれない。1978年6月の「致死海流」では犯人の見当がおおよそついていて、その罪をあばいていく刑事コロンボの手法、倒叙式の作風だったが本作も同様のようだ。 最後の最後になって武石静也に辿り着くのだ。網の中に捕らえた犯人を弄ぶように追及するのが刑事コロンボだが、森村氏はそうはしなかった。四台の乗用車を炎上爆発させ巨大な火柱を立ち上げた。壮絶なクライマックスはアクション映画のようだ。 森村氏は各作品で当時の社会の様子や風俗をよく記述しているが、本書の冒頭では夫婦交換(スワッピング)を扱い、これはどんな話になるのか?と不安になるが期待を裏切らずに最後のシーンは圧巻でした! | ||||
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本作は1978年5月から12月にかけて「週刊現代」に連載された作品です。1986年6月に出版された「致死~」シリーズの二作目です。冒頭にいきなり夫婦交換(スワッピング)の記述があり吃驚するけど、それが伏線になっている。話は一気に展開する。永瀬雅美は突然姿を失った妹の広美の消息を調べるため、広美の交際相手のN市役所の平沢敏也のもとを訪ねるという全く別なシーンに変化する。 行方が分からなくなった広美の安否が不安で警察に届けるが、今日年間三万人を超える行方不明者がいるなかで、警察もいちいち相手にしていられない。ところが、広美の交友関係を調べているうちに、とある殺人事件との関連が見えてきた。 それに端を発して意外にも問題は大きくなる。マンションで女性が殺害された事件に続いて、割引債券偽造事件及び商品相場外務員殺害事件と事件が拡大していく。それぞれの事件に広美の姿が霞む。それぞれの事件は犯人の供述という形で意外にあっさり解明されるのだが、広美の行方に関することは全く分からないからもどかしいところだ。 本書を読んでいて、どうしてもこいつは怪しい!と思える武石静也という香水デザイナーの男が度々登場する。この武石が広美の行方を知っていると読ませておいて森村氏はなかなか事件を解決してくれない。1978年6月の「致死海流」では犯人の見当がおおよそついていて、その罪をあばいていく刑事コロンボの手法、倒叙式の作風だったが本作も同様のようだ。 最後の最後になって武石静也に辿り着くのだ。網の中に捕らえた犯人を弄ぶように追及するのが刑事コロンボだが、森村氏はそうはしなかった。四台の乗用車を炎上爆発させ巨大な火柱を立ち上げた。壮絶なクライマックスはアクション映画のようだ。 森村氏は各作品で当時の社会の様子や風俗をよく記述しているが、本書の冒頭では夫婦交換(スワッピング)を扱い、これはどんな話になるのか?と不安になるが期待を裏切らずに最後のシーンは圧巻でした! | ||||
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本作は1978年5月から12月にかけて「週刊現代」に連載された作品です。1986年6月に出版された「致死~」シリーズの二作目です。冒頭にいきなり夫婦交換(スワッピング)の記述があり吃驚するけど、それが伏線になっている。話は一気に展開する。永瀬雅美は突然姿を失った妹の広美の消息を調べるため、広美の交際相手のN市役所の平沢敏也のもとを訪ねるという全く別なシーンに変化する。 行方が分からなくなった広美の安否が不安で警察に届けるが、今日年間三万人を超える行方不明者がいるなかで、警察もいちいち相手にしていられない。ところが、広美の交友関係を調べているうちに、とある殺人事件との関連が見えてきた。 それに端を発して意外にも問題は大きくなる。マンションで女性が殺害された事件に続いて、割引債券偽造事件及び商品相場外務員殺害事件と事件が拡大していく。それぞれの事件に広美の姿が霞む。それぞれの事件は犯人の供述という形で意外にあっさり解明されるのだが、広美の行方に関することは全く分からないからもどかしいところだ。 本書を読んでいて、どうしてもこいつは怪しい!と思える武石静也という香水デザイナーの男が度々登場する。この武石が広美の行方を知っていると読ませておいて森村氏はなかなか事件を解決してくれない。1978年6月の「致死海流」では犯人の見当がおおよそついていて、その罪をあばいていく刑事コロンボの手法、倒叙式の作風だったが本作も同様のようだ。 最後の最後になって武石静也に辿り着くのだ。網の中に捕らえた犯人を弄ぶように追及するのが刑事コロンボだが、森村氏はそうはしなかった。四台の乗用車を炎上爆発させ巨大な火柱を立ち上げた。壮絶なクライマックスはアクション映画のようだ。 森村氏は各作品で当時の社会の様子や風俗をよく記述しているが、本書の冒頭では夫婦交換(スワッピング)を扱い、これはどんな話になるのか?と不安になるが期待を裏切らずに最後のシーンは圧巻でした! | ||||
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本作は1978年5月から12月にかけて「週刊現代」に連載された作品です。1986年6月に出版された「致死~」シリーズの二作目です。冒頭にいきなり夫婦交換(スワッピング)の記述があり吃驚するけど、それが伏線になっている。話は一気に展開する。永瀬雅美は突然姿を失った妹の広美の消息を調べるため、広美の交際相手のN市役所の平沢敏也のもとを訪ねるという全く別なシーンに変化する。 行方が分からなくなった広美の安否が不安で警察に届けるが、今日年間三万人を超える行方不明者がいるなかで、警察もいちいち相手にしていられない。ところが、広美の交友関係を調べているうちに、とある殺人事件との関連が見えてきた。 それに端を発して意外にも問題は大きくなる。マンションで女性が殺害された事件に続いて、割引債券偽造事件及び商品相場外務員殺害事件と事件が拡大していく。それぞれの事件に広美の姿が霞む。それぞれの事件は犯人の供述という形で意外にあっさり解明されるのだが、広美の行方に関することは全く分からないからもどかしいところだ。 本書を読んでいて、どうしてもこいつは怪しい!と思える武石静也という香水デザイナーの男が度々登場する。この武石が広美の行方を知っていると読ませておいて森村氏はなかなか事件を解決してくれない。1978年6月の「致死海流」では犯人の見当がおおよそついていて、その罪をあばいていく刑事コロンボの手法、倒叙式の作風だったが本作も同様のようだ。 最後の最後になって武石静也に辿り着くのだ。網の中に捕らえた犯人を弄ぶように追及するのが刑事コロンボだが、森村氏はそうはしなかった。四台の乗用車を炎上爆発させ巨大な火柱を立ち上げた。壮絶なクライマックスはアクション映画のようだ。 森村氏は各作品で当時の社会の様子や風俗をよく記述しているが、本書の冒頭では夫婦交換(スワッピング)を扱い、これはどんな話になるのか?と不安になるが期待を裏切らずに最後のシーンは圧巻でした! | ||||
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