霧笛の余韻
- 焼死体 (75)
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思っていた以上に綺麗でした。文庫でわざわざ購入する事はありませんでしたが今回初めて購入しました。 | ||||
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牛尾刑事は、妻との結婚二十周年記念の北海道旅行中の小樽で、東京から来た一人旅の女性・多鶴子と知り合う。一週間後、牛尾は新宿西署の玄関で多鶴子の双子の妹・志鶴子を見かける。志鶴子によると、姉が帰京するはずに日に戻ってこないので捜索願を出しに来たという。その後、牛尾は、大手企業の社長秘書をしている多鶴子に横領の疑惑がかかっていたことを知る。 五億円着服の嫌疑をかけられ失踪した姉。瓜二つの妹とともに足跡を追う。 霧笛が呼ぶ襟裳岬ですれちがった謎の美女多鶴子(たづこ)は、新進作家白沢に死の影を落とし、朝里川(あさりがわ)温泉の火災で消息を絶つ。社長秘書の彼女には五億円着服の噂がまつわり、同社の幹部が墜落死した。両事件の関連を牛尾刑事は疑い、白沢は瓜二つの妹志鶴子(しづこ)と共に姉を追う。 先生、また私の中に姉を見ているんでしょう。 終着地で見た天地が逆転する人間の暗黒とは!? 瓜二つな双子の姉妹の形と影が引き起こしてしまった殺人事件。 TVドラマでは絵里村多鶴子、志鶴子の二役を吉本多香美が好演していました。 場所も北海道のえりも岬ではなく積丹半島の高島岬でした、温泉の火災ではなく若い女性の絞殺死体の 聞き込みに警察がやってきたので行方をくらましたことになっていました。 アリバイ崩しやトリックなどなく、人間のそれぞれの欲望だけが動機なので、 それも少し強引なこじつけで、思いもかけない犯人でした。 | ||||
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双子の美人姉妹が登場するストーリーで、よくある替え玉の推理小説かと思いましたが、そこは著者ならではの作品構想に仕上がっており、最後までうまく纏められています。 たまたま北海道で行きずりながら知りあった美人の女性を巡って、ある事件の解決に翻弄する主人公・白沢の心理描写がとても旨く描かれた作品です。 こういう小説を読んでいると、自分も思わず同じようなロマンを求めたくなるものですね。 最後の結末を読んだあと、もう一度冒頭の出だしを探りたくなりました。 只一つ、この物語の重要な結末でもある妹が姉を殺してしまう場面に於いて、その二人の心理状況が描かれていないのが残念です。それが書き込まれていれば、もっと深い作品に仕上がったように思えます。 | ||||
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