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初公開日(参考)1995年11月
分類

長編小説

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路 (角川文庫)

2008年08月25日 路 (角川文庫)

資産家の木部信夫が突然失踪、直後に彼が所有する6億円もの不動産が売買されたことが判明した。だが、契約には不審な点は見あたらない。木部はなぜ、姿を消したのか。真相を追う新宿署の牛尾は、無関係に思えたタクシー強盗殺人から、解決の糸口をつかむ。だがその後、関係者が次々と殺人や轢き逃げに巻き込まれ、事件は混迷を極めていく…。人生の路上で交錯する悲劇を描いたヒューマン・ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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No.2:
(5pt)

作者らしい人間模様が、形として表れている

「路」はタクシー、暴走族、業者の人、通行人、刑事・・の網目が、立体的に交差し、また次の出会いとドラマが出来ていく。人は本当に家を一歩出たら、路から様々な人生が始まり、動き出すということを感じずにはいられない作品である。今作は、作者が考える「偶然」が、そういったより具体的な形で根付き、全体でもその佇まいが印象に残った。
作者の作品には、暴走族やチンピラもよく出てくるが、例えばワルにも根っからの輩と、社会の隅でもがく人種、反社会的と様々だ。1つの事件の裏には、芋づる式にそれらが繋がっていることも多いが、もちろんそれらには関係ないのもいる。そういった多種多様な、社会に蔓延る姿がストレートに映し出されていると思う。
上面だけでない、いろんな人を見てきた作者ならではの、息遣いそのものが散りばめられているのが魅力的だ。また背景のタクシー運転手や不動産など、要となる1つ1つの存在感が引き立っているのが良かった。個性的な作品を求められたかもしれないが、現実味が好きな自分は、作風がとても表れやすいテーマで楽しめた。
作者の小説は特に、引き込む映像と同じように、こちらがレビューしたくなる何かを持っていると思う・・それだけ一方通行ではない、それぞれに受け取って読み手とのコミュニケーションが出来るのが好きである。
ここまで割り切れないものが積み重なって、事件の緊迫感とともにこちらも足元を見つめ、他にはないシリーズ(終着駅)になったと思う。
路 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:路 (角川文庫)より
4041753813
No.1:
(3pt)

殺しの人物像が一般的

ある資産家の失踪事件と、全然繋がりがありそうもないタクシー強盗事件が発生する。そして、捜査の過程でそれぞれの人間関係から思いも寄らない繋がりが見えてくる。

タクシー強盗事件で犯人の目から捕らえた視点はある種のリアリティがあり、読者をその場に引き込ませてしまう筋書きだ。この辺り著者の筆力を感じさせられる。

いつものように、刑事事件である為得意の推理が織り交ぜられているが、どことなくギクシャクした感じにも取れる。

また、殺しの場に出てくる人物像が暴力団や暴走族といった、いわば一般的な(殺人事件の)背景にある人間に落ち着く点は残念ながら平易に感じてしまう。
もう少し趣向を凝らした人物像を描いて欲しかった。
路 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:路 (角川文庫)より
4041753813



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