悪の戴冠式



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    初公開日(参考)1983年10月
    分類

    長編小説

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    悪の戴冠式 (日文文庫)

    2000年11月30日 悪の戴冠式 (日文文庫)

    OLの細川澄枝は社員のボーナス二千万円をタクシーの中に置き忘れる。その後タクシーの運転手が殺害され、現金も消失し、責任を感じた澄枝は心労のため、駅のホームから転落死する。澄枝の転落死事故を担当した保険会社査定員の千野順一は、二年後、不審な交通事故の調査を進めるが、やがてタクシー運転手殺害事件との接点が浮かび…。現代社会を蝕む悪の陥穽に挑む本格長編ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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    悪の戴冠式の総合評価:9.33/10点レビュー 6件。Bランク


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    No.6:
    (3pt)

    少し物足りない気がしたが、、、、

    新聞の記事を読んで居るような、事件を追いかけているが人間らしさや、哀しみや苦しさ、暖かさや愛の感じられ小説でした。
    面白い事件の繋がりですが、何故其処までして事件を追いかけるのか?? 人間の証明の後に読んだせいかも知れません、
    物足りなかったです。
    悪の戴冠式 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪の戴冠式 (角川文庫)より
    4041365805
    No.5:
    (5pt)

    ストーリーが良くできた作品

    物語の時代背景は古いですが、異色のストーリー展開が面白く読みふけってしまいました。

    主人公は保険の損害査定員という職業を持っているキャラクターで、そのほか登場する人物の職業柄もあまり知れ渡っていないものがあり、それぞれの繋がりが次第に解明されていく謎解きの展開に魅了されました。

    色々と悪い事件が発生し、一見別物の事件とみていたものに登場人物の複雑な絡みがあり、最後にその全貌が明らかになる過程は良くできているなと思いました。
    悪の戴冠式 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪の戴冠式 (角川文庫)より
    4041365805
    No.4:
    (5pt)

    損害保険の調査員、千野が、大規模な保険金詐欺グループを告発する!

    本作品が端緒となり、損害保険の査定員の千野順一が度々登場するようになる。千野は、損害保険会社の損害金額を査定する担当者である。損害事故の発生に際して正当な保険金額を支払うために、事故の査定処理を行うスペシャリストである。本作の発端となるのは、一件の自動車の追突事故である。この事故の損害賠償金の査定を行ったのが千野なのだ。だが、保険金を目当てにした偽装事故の可能性が疑われた。しかし、犯罪の疑いが確定しないと警察は、動いてくれない。そこで、千野が活躍することになるのです。森村氏が、損害保険査定員の千野を登場させたのは、ひとつのエポックメーキングだと思う。今までの推理小説では、何らかの事件が起こり、強制捜査権を持つ警察機関が事件を追及してきた。それだから、事件が起こらなければ小説にならなかった。ところが、千野の登場によって、疑わしいと思われる事故事件にも捜索の手が伸ばせるようになった。強制的な捜査は出来ないのだが、推理(想像)を働かせ事故に隠された事件の真実を暴き出していく。今まで、警察の目から隠れていた犯罪が、千野の活躍によって表舞台に出されるのである。その後は、所轄署に捜査をバトンタッチして埋もれていた犯罪が露見されていく。本作の発端の追突事故も、前後数台の車両の動きを調べると、保険金を目当てにした意図的な偽装事故の疑いがあった。だが、ここでは、まだ警察は、動いてくれない。そんな状況のなか、当の被害者が、事故のショックで記憶を失ってしまったのだ。千野としても、被害者に事情を聞くことが出来ない。そこで、千野は、被害者の交友関係や人脈をあたることにした。そして、千野は、廃船のような中古船を格安で購入して、意図的に座礁させたり沈没させたりして巨額な保険金を騙し取っていた大規模な詐欺グループの存在を発見してしまうのである。事故の被害者もそのグループの一員だと思われた。だが、まだ警察では、犯罪が確定していないので捜査は行ってくれない。千野は、素人探偵となって、大規模な詐欺グループの炙り出しを始めるのである。損害保険調査員、千野の登場によって、グレーな範囲まで真実を追求出来るようになるのである。千野が埋もれていた犯罪の確証を掴み、それを警察にバトンタッチして、事件を解決してしまうところが絶妙でした。本編中で、森村氏は、興味深いことを書いている。保険とは、万一の時のための備えである。そのために、保険料を支払っている。保険料を支払った者たちの保険金が搾取されるのは、すなわち、保険料を支払った者たちの損害であると言っている。会社は、それを見越して割高に保険料を設定しているのだから、一番の被害者は、保険料の支払人なのだ。確かに、的を射た意見だと思った。それと、少しユニークに感じたところは、千野が勤める損害保険会社の社名が“あんしん保険”と言うのである。当時は、日本、明治、安田、住友、千代田など大時代的な名前の保険会社ばかりであり、あんしん生命など、まるで、滑稽な名前の会社に思われ、現実からは、乖離された名称であったと思う。だが、現在では、その名前を聞いた事があるようなのだ。数十年の年月の隔たりを感じさせてくれ、少し頬が緩んだ。
    悪の戴冠式 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪の戴冠式 (角川文庫)より
    4041365805
    No.3:
    (5pt)

    損害保険の調査員、千野が、大規模な保険金詐欺グループを告発する!

    本作品が端緒となり、損害保険の査定員の千野順一が度々登場するようになる。千野は、損害保険会社の損害金額を査定する担当者である。損害事故の発生に際して正当な保険金額を支払うために、事故の査定処理を行うスペシャリストである。本作の発端となるのは、一件の自動車の追突事故である。この事故の損害賠償金の査定を行ったのが千野なのだ。だが、保険金を目当てにした偽装事故の可能性が疑われた。しかし、犯罪の疑いが確定しないと警察は、動いてくれない。そこで、千野が活躍することになるのです。森村氏が、損害保険査定員の千野を登場させたのは、ひとつのエポックメーキングだと思う。今までの推理小説では、何らかの事件が起こり、強制捜査権を持つ警察機関が事件を追及してきた。それだから、事件が起こらなければ小説にならなかった。ところが、千野の登場によって、疑わしいと思われる事故事件にも捜索の手が伸ばせるようになった。強制的な捜査は出来ないのだが、推理(想像)を働かせ事故に隠された事件の真実を暴き出していく。今まで、警察の目から隠れていた犯罪が、千野の活躍によって表舞台に出されるのである。その後は、所轄署に捜査をバトンタッチして埋もれていた犯罪が露見されていく。本作の発端の追突事故も、前後数台の車両の動きを調べると、保険金を目当てにした意図的な偽装事故の疑いがあった。だが、ここでは、まだ警察は、動いてくれない。そんな状況のなか、当の被害者が、事故のショックで記憶を失ってしまったのだ。千野としても、被害者に事情を聞くことが出来ない。そこで、千野は、被害者の交友関係や人脈をあたることにした。そして、千野は、廃船のような中古船を格安で購入して、意図的に座礁させたり沈没させたりして巨額な保険金を騙し取っていた大規模な詐欺グループの存在を発見してしまうのである。事故の被害者もそのグループの一員だと思われた。だが、まだ警察では、犯罪が確定していないので捜査は行ってくれない。千野は、素人探偵となって、大規模な詐欺グループの炙り出しを始めるのである。損害保険調査員、千野の登場によって、グレーな範囲まで真実を追求出来るようになるのである。千野が埋もれていた犯罪の確証を掴み、それを警察にバトンタッチして、事件を解決してしまうところが絶妙でした。本編中で、森村氏は、興味深いことを書いている。保険とは、万一の時のための備えである。そのために、保険料を支払っている。保険料を支払った者たちの保険金が搾取されるのは、すなわち、保険料を支払った者たちの損害であると言っている。会社は、それを見越して割高に保険料を設定しているのだから、一番の被害者は、保険料の支払人なのだ。確かに、的を射た意見だと思った。それと、少しユニークに感じたところは、千野が勤める損害保険会社の社名が“あんしん保険”と言うのである。当時は、日本、明治、安田、住友、千代田など大時代的な名前の保険会社ばかりであり、あんしん生命など、まるで、滑稽な名前の会社に思われ、現実からは、乖離された名称であったと思う。だが、現在では、その名前を聞いた事があるようなのだ。数十年の年月の隔たりを感じさせてくれ、少し頬が緩んだ。
    悪の戴冠式 (カドカワノベルズ)Amazon書評・レビュー:悪の戴冠式 (カドカワノベルズ)より
    4047702072
    No.2:
    (5pt)

    損害保険の調査員、千野が、大規模な保険金詐欺グループを告発する!

    本作品が端緒となり、損害保険の査定員の千野順一が度々登場するようになる。千野は、損害保険会社の損害金額を査定する担当者である。損害事故の発生に際して正当な保険金額を支払うために、事故の査定処理を行うスペシャリストである。本作の発端となるのは、一件の自動車の追突事故である。この事故の損害賠償金の査定を行ったのが千野なのだ。だが、保険金を目当てにした偽装事故の可能性が疑われた。しかし、犯罪の疑いが確定しないと警察は、動いてくれない。そこで、千野が活躍することになるのです。森村氏が、損害保険査定員の千野を登場させたのは、ひとつのエポックメーキングだと思う。今までの推理小説では、何らかの事件が起こり、強制捜査権を持つ警察機関が事件を追及してきた。それだから、事件が起こらなければ小説にならなかった。ところが、千野の登場によって、疑わしいと思われる事故事件にも捜索の手が伸ばせるようになった。強制的な捜査は出来ないのだが、推理(想像)を働かせ事故に隠された事件の真実を暴き出していく。今まで、警察の目から隠れていた犯罪が、千野の活躍によって表舞台に出されるのである。その後は、所轄署に捜査をバトンタッチして埋もれていた犯罪が露見されていく。本作の発端の追突事故も、前後数台の車両の動きを調べると、保険金を目当てにした意図的な偽装事故の疑いがあった。だが、ここでは、まだ警察は、動いてくれない。そんな状況のなか、当の被害者が、事故のショックで記憶を失ってしまったのだ。千野としても、被害者に事情を聞くことが出来ない。そこで、千野は、被害者の交友関係や人脈をあたることにした。そして、千野は、廃船のような中古船を格安で購入して、意図的に座礁させたり沈没させたりして巨額な保険金を騙し取っていた大規模な詐欺グループの存在を発見してしまうのである。事故の被害者もそのグループの一員だと思われた。だが、まだ警察では、犯罪が確定していないので捜査は行ってくれない。千野は、素人探偵となって、大規模な詐欺グループの炙り出しを始めるのである。損害保険調査員、千野の登場によって、グレーな範囲まで真実を追求出来るようになるのである。千野が埋もれていた犯罪の確証を掴み、それを警察にバトンタッチして、事件を解決してしまうところが絶妙でした。本編中で、森村氏は、興味深いことを書いている。保険とは、万一の時のための備えである。そのために、保険料を支払っている。保険料を支払った者たちの保険金が搾取されるのは、すなわち、保険料を支払った者たちの損害であると言っている。会社は、それを見越して割高に保険料を設定しているのだから、一番の被害者は、保険料の支払人なのだ。確かに、的を射た意見だと思った。それと、少しユニークに感じたところは、千野が勤める損害保険会社の社名が“あんしん保険”と言うのである。当時は、日本、明治、安田、住友、千代田など大時代的な名前の保険会社ばかりであり、あんしん生命など、まるで、滑稽な名前の会社に思われ、現実からは、乖離された名称であったと思う。だが、現在では、その名前を聞いた事があるようなのだ。数十年の年月の隔たりを感じさせてくれ、少し頬が緩んだ。
    悪の戴冠式 (カドカワノベルズ)Amazon書評・レビュー:悪の戴冠式 (カドカワノベルズ)より
    4047702072



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