エネミイ
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「著者のことば」として、「殺され損の被害者の遺族たちが結集して遂に犯人=社会の敵に復讐を始めた。」とあるので、同じ森村作品の『星の陣』の対犯罪者版のような展開を期待して読んでいくのだが、その予想は裏切られる。確かに物語の序盤において被害者遺族の密やかな繋がりが描かれはするが、やがて視点は警察へと移り、読者が期待したような「犯罪者への復讐」が直接的に語られることはない。むしろ主眼は復讐が成された後の警察の捜査の方にあり、一見無関係に見える複数の殺人事件の「隠された関係」の発見が中心となる。もちろんそこで「意外な犯人」が登場はするが、それも読み手にとっては早いうちから推測可能なものであるし、最後に示される「なぜ真犯人は被害者にアクセスできたのか」についても説得力に欠ける。「著者の書きたかったこと」と「読者の読みたかったこと」が乖離した事例。 | ||||
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それぞれ別の形で起こった殺人事件の犯罪被害者たち四人が、偶然にも一軒の喫茶店に集い、彼らはエネミイに対する報復を誓い合います。 しかし、その後殺人事件の加害者が次々に殺されていくという謎に満ちたことが発生します。 「一体犯人は誰なのか?」、と推理を働かせられる小説でもあるのですが、私は読んでいくうちにその犯人の正体が分かってしまいました。 前半は犯罪被害者たちの視点で捉えた書き方で非常に興味をそそられる気がしましたが、後半は刑事の視線からの書き方になっており、その謎解きの過程にスリルが足りないと思いました。 ただ、登場人物像が旨く描かれているせいか、犯人捜しの面白さよりも、人物の背景描写に惹かれる作品だと感じました。 冒頭に書かれている中学時代のいじめと、これらの殺人事件との結びつきが圧巻でもあります。 | ||||
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森村誠一さんの本は、今回はじめて読みました。帯のコメントの「復讐」って言葉に魅せられて購入しましたが、作品の中で起きる事件がどれも単調で、浅く、結果報告されているだけで、登場人物の誰1人にも感情移入も、できませんでした。たぶん、2度と森村さんの作品は、読みません・・・ | ||||
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森村誠一さんの本は、今回はじめて読みました。 帯のコメントの「復讐」って言葉に魅せられて 購入しましたが、作品の中で起きる事件がどれも単調で、 浅く、結果報告されているだけで、登場人物の誰1人にも 感情移入も、できませんでした。 たぶん、2度と森村さんの作品は、読みません・・・ | ||||
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映画化されたものは、観たことがあったのですが、森村作品を読むのはこれが初めてです。いっぱい事件が起こって、広域捜査になって登場人物がやたらにでてくるので、覚えるのがいっぱいいっぱいでした。「棟居」という刑事が中心になって物語を動かすが、ちょっと魅力がないというか、人間味が薄かったな。暗い過去を背負っているっていう設定なので、そこをもっと生かせればいいキャラクタになったと思うのに。こんなこと書くと誰かに「反駁」されそうですが(^_^.)☆が1つ少ないのは、途中で次の展開が読めてしまったからです。章が細かく切ってあり、大変読みやすくすっと読みきれます。 | ||||
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