岩手県の太平洋岸にある小金牛村から、県庁所在地である盛岡市まで向かうには、いくつかの峠を越えなければならない。

奇妙な同人誌「迷宮草子」の恐怖！恐怖！　古書店で主人公は奇妙な同人誌を入手する。

岩手県沖の小島、偲母島。この島の断崖で、島長の海洞貞次の他殺死体が発見された。

奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。

幼い頃、引き取られた百巳家で蛇神を祀る奇習と怪異の只中に“私”は過ごす。成長した“私”は訳あって再びその地を訪れる。

作家兼編集者の三津田信三が紹介された男、龍巳美乃歩が語ったのは、旧家、百巳家での迫真の実話怪談だった。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。

合コンで知り合った男とスピード婚を果たした奈々。資産家の息子だという彼と、タイのビーチで夢のような時間を過ごした。

23年前に2人を殺し、無期判決を受けた男・久保島が仮釈放され、深津さくらの勤める金沢の更生保護施設に入寮してきた。

「このおっさんが父さんを殺したんだ!」広島でおきた殺人事件の裁判、被害者の息子の叫びもむなしく、被告人は無罪となった。

目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香。転校生の目童たかりは、謎めいた美少女だった。

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

ゲーム制作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。

テレビでも人気の若手弁護士・深町代言は、ある事件をきっかけに東京を去る。

早瀬の旧家、東屋敷の一人娘が殺害された。敬次郎の呪いの罠を疑う当主は汐路に調査を依頼する。

汐路のいとこ兄妹が命を落としてから数ヶ月、町を呪った近江敬次郎の復讐はまだ終わっていない―。

深い喪失感を抱える少女・美緒。謎めいた過去を持つ老人・丈太郎。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

深町が勤める負け組法律事務所に、ひき逃げ事件の容疑者が飛び込んできた。

警視庁捜査一課の田楽心太警部は、普段から不真面目な態度が目立ち、上司や同僚、後輩からさえも睨まれることが多い。

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

衆人監視の白木の箱の中から突如消えた“人形の首”。

プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

森島巧は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳だ。

本格ミステリ大賞受賞作家が綴る、”最凶”の家ホラー。 山の中腹に建つ家に引っ越してきた、小学四年生の日々乃翔太。

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。

群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。

平成5年初夏―京都で残虐な事件が発生した。被害者はあおぞら合唱団に所属する長尾靖之と沢井恵美。

400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。

かつて姉を殺された女刑事、音無レイカ。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

6歳の奈津江には、不思議な能力があった。誰かが失くしたものを探し出すことができるのだ。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

かつて乙霧村で、戸川稔という男によって一家五人惨殺事件が引き起こされた。

ある女のひとを守ってほしい―沢崎の事務所を訪れた十才の少年は、依頼の言葉と一万円札五枚を残して、雨の街に消えた。

尾木遼平、46歳、元刑事。

黒滝誠治警部補、非合法な手段を辞さず、数々の事件を解決してきた元凄腕刑事。現在は人事一課に所属している。

人類史を変える謎。究明は、一人の天才に託された。

“悪魔の手"と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。

アウトローの刑事ばかりが集められた、警視庁刑事部捜査零課。そこに所属する音無レイカは、驚くべき才能をもつ女性刑事だった。

死相が視える探偵・俊一郎のもとに、遺産相続殺人と思われる事件の捜査依頼が舞い込む。

78万年ぶりに地磁気が急減衰、地球は強烈な宇宙放射線にさらされ始める。

本書は沢崎シリーズの、第二期のスタートを告げる作品。

国立自然史博物館に預けられていた「呪いのルビー」が狙われた。

顔に傷があるため「スカーフェイス」と呼ばれる女性刑事・淵神律子。

「それ」は、日本の小さな町で始まった。変異に気づいたのはたった一人の男の子。

天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。

貧乏大学院生で人見知りの律は、留学費用を稼ぐため、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。

小学6年生の男子生徒がクラスメイトを毒殺した。

渡辺探偵事務所の沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、赤坂の料亭の女将の身辺調査をしてくれという。

美女目当てに大金が舞う秘密交際クラブで、超高級バッグのバーキンをオトリにした連続詐欺事件が発生。

とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。