存在しなかった男: 警視庁捜査一課田楽心太の事件簿



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初公開日(参考)2011年09月
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長編小説

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存在しなかった男

2011年09月23日 存在しなかった男

合コンで知り合った男とスピード婚を果たした奈々。資産家の息子だという彼と、タイのビーチで夢のような時間を過ごした。だが、帰国便が羽田に着く直前、彼の姿は忽然と消えた……横溝賞受賞の気鋭によるミステリー (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

存在しなかった男: 警視庁捜査一課田楽心太の事件簿の総合評価:7.40/10点レビュー 5件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

存在しなかった男: 警視庁捜査一課田楽心太の事件簿の感想

 
 ハネムーンの帰国便から新郎が消えた!? 北館奈々は夫の姿を訴えるも不自然なほど彼の痕跡は残されていなかった。 明かされていく彼の過去と虚実、彼と私は本当に愛し合っていたのか・・・。

 悲劇的社会派ミステリを目指したようですが登場人物の描写が薄すぎてこれでは共感とか同情とか感傷とかの前に唯々悲しい話になってしまっているかと。 人間消失の謎もミステリ好きが読んで面白いとは思えない代物です。 表紙を空港にするほどのものじゃない、★は4つ。

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

存在しなかった男の感想

ハネムーン帰宅の飛行機内から夫が行方不明になってしまった。
仕方なしに帰宅して待つが夫の持ち物が消えている。警察に相談するも、虚言ではないかと疑われてしまう。

タイトルにある『存在しなかった男』と、夫がいなくなる導入は謎や葛藤が交差して面白いです。
実際問題、航空会社等で調べれば、席からいなくなったりする状況など調べてもらえそうだと想像しますが、
時系列のテンポもスピーディーなので、調査する余裕もなく焦る、主人公の奈々の行動がリアルに感じました。

ここからどんな事件への展望を遂げるかと期待したのですが、中盤からは社会派ミステリへ様変わりし、メッセージを帯びたものを読まされた印象です。
小説内でテーマを掲げそれを盛り込んだストーリーは好感触なのですが、訴え方が卑屈過ぎて、自業自得に思えてしまい共感できなくなってしまったのが個人的に好みに合わずでした。

初めて読んだ作家さんでしたが、社会的テーマ+ミステリを作る方なのですね。読みやすいので他の本も気になりました。


▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

悲しいですね・・・

私はこの作品を名作リストに入れました。登場人物はみな身近にいて顔が浮かんでしまいそうな人ばかり、心象描写もリアリティがあってグッと物語の世界に引き込まれてしまいます。主人公「奈々」がハネムーン帰国直後に忽然と消えた夫をさがすところから物語ははじまります。読者はたぶん彼女の「思い」とともに読み進めるはずですが、それはいつの間にか誰かのものとすり替わるはずです。この仕掛けがすばらしいと思いました。ただ「上手」というだけではなく、この「テーマ」とそれを伝える手段として適しているんです。テーマは普遍的であり、かつ、現代社会の問題ですね。・・・しかし・・・この「奈々」どこにでもいそうな、ふっつ-----の女だよぉ・・・故に悲しみに浸れる名作です。(あ、ちと泣きました)

坊主頭
729KTNIV
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No.2:
(5pt)

実に面白い!

読者それぞれだろうが、この作品は最近読んだ中では面白い作品のひとつ!内容をどうのこうのと言うより読めば理解できるだろう。
存在しなかった男Amazon書評・レビュー:存在しなかった男より
404874254X
No.1:
(4pt)

ステップアップの一作

デビュー以来、年1作の割合で作品を刊行してきた作者の第5作。
この作品で「ステップアップしたな」と感じた。内容を詰め込み過ぎるとかの、これまでの作品にあった欠点が整理され、すっきりとまとまった印象。「ハネムーンから帰ってきたら新婚の夫が消えていた」という掴みも良い。
恐らく、ミステリーに詳しい読者なら、トリックにさほどの意外性は感じないと思う。先行作品の影響も感じられる。それでも、この作家が、今後もミステリー作家として活躍していくだけの覚悟と力量を示した作品と言えそうだ。社会の矛盾に切り込む姿勢は相変わらずで、それならばもう少し深いところまで掘り下げてほしいとか、物足りない面もあるが、今後に期待したい。
存在しなかった男Amazon書評・レビュー:存在しなかった男より
404874254X



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