前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理
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2012年に出た単行本の文庫化。 前世が見えるというゲイバーのママを探偵役としたミステリだ。短編5篇が収められている。 前世での犯罪を解き明かしたり、ふっとよみがえってくる前世の記憶を扱ったり。いちおうはミステリとしての体裁をとっているが、「謎の解決」といった要素はほとんどない。前世をテーマに人間模様を描いた小品集といった感じか。 ただ、完成度はきわめて低いと思う。読み終わってなっとくといったものは一篇もなかった。大村さんの向かっている方向性が分からない。 | ||||
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カフェ・フロリアンのマスター・ショウは前世の記憶があるという。 そんなショウのもとに、前世の記憶に悩まされる人々が相談にやって来て……。 「調査の結果、前世の記憶だと思われていたものは勘違いであった。 やはり前世なんてものはなかったのだ!!」 ……といった、『特命リサーチ200X』のような展開だったらどうしよう、と思ってましたが、前世の記憶が本当だった、としないと説明がつかないような展開で一安心。いやー前世って、ほんとにあるんですね。不思議でいい話や。 【キサブロー、帰る】 おじいちゃんのキサブローの記憶を持ってやって来たアサバテルト君(5才)がかわいい。 とぼけたようなユーモア風味ながら泣かせる感動作。 【ロスト・ヴィレッジ】 25年前、山中の集落で起きた連続殺人事件の記憶。 前世の記憶の断片が一つ一つつながって真相が明らかになっていく展開。ミステリーの醍醐味ですな。 前世の記憶が幻のように現実化しているシーンも不思議。 【僕が殺された日】 文明開化期の藩閥政治やら政商やら自由民権運動やらのごたごた。 生きるのが嫌になるような重苦しい事件を扱っている。 思えば、この頃の日本と今の日本は非常に似ている。 【虐げられた男は逆襲する】 非常に教訓的な話。 結末は一件落着のハッピーエンド。 【また逢う日まで】 いい話。ミステリーというより、藤子・F・不二雄 先生言うところの「すこし・不思議」なファンタジー小説みたい。 そういえば私は前世の記憶はないなあ。 今世にどう影響しているんだろうか。 幼い頃より、前世や霊感やそれに類する経験は全くないけど、熱心な前世及び超常現象肯定派である私なのであった。 | ||||
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