私、小澤雄也は本書の編集を手掛けた人間だ。

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている(「奥庭より)」。

4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。

この祝祭の真実は、禁忌。ポップなのにねっとり不気味な民俗学カルトホラー 失敗続きの就職浪人生・島本笑美。

この呪いは剥がせない――『異端の祝祭』の著者が放つおぞましい粘着ホラー 塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。

全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

この世には、理解不能な神々が引き起こす超常現象がある。

家の怪異、修繕します――。

本物の“贄”は誰かーーいきなり文庫の比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾! 怖いのにおもしろい! 大人気比嘉姉妹シリーズ、短編集第3弾!

上野恩賜公園で通報。全身六十一ヵ所に穴が空いた変屍体あり。

美しい声が 地獄から呼びかける。 都市伝説「#呼ぶ声」は死を招く。

ゼミ合宿の写真を見ながら、 尚哉は写真にまつわる高槻の講義と、 ある絵についての依頼を思い出す。

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機"は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。

帰省する途中でバイク事故に遭い、右腕を失った大学生の桜千早。それは不慮な事故ではなく、事件だったーー。

私にとって――お兄様こそが本物の勇者でした 魔王討伐から数年後、王国で開催されている慰霊祭で亡くなった者たちに祈りを捧げる勇者たち。

第一話　ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。

数々の怪異と対峙してきた佐々木るみが、自らの最大の敵に挑む――。

進藤理人は理学部に通う大学二年生。

勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。

預言者は勇者を求めて、幾度も世界をやり直していた。 魔王を倒してくれる勇者を求め、何度も世界をやり直す預言者。

「おばけは怖くありません。機械ですから」 彼女にはいくつかの優れた機能がある。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

無明大学にある「怪異民俗学研究室」（怪民研）は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。

事件を解かず、隠蔽せよ。

この呪いを解き明かすのは、あなた。 冠村には窒息の家がある。

明治二十五年から続く政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。

ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、 路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

怪異か、人間の仕業か? 怪事件の真相を「視る」 明治三十九年。結界都市・帝都近郊の川から風変りな死体が上がった。

都内で便利屋として働き出した元「スノーホワイト」こと江口裕真から、潜入班に連絡が入る。

ゴスロリ解剖医×霊が見える新米刑事のバディミステリ―、待望の第2弾! 八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は一報を受け、八王子駅に急行する。

呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で裁くオカルトミステリ! 法の上では存在しないものである「呪詛」や「呪術」は、それがどれほど悪辣なものであっても決して罪に問われることはない。

役所内に秘密裏に存在し、「領怪神犯」を調査し“記録”する機関、領怪神犯特別調査課。

「読みからおはりや、書く遊ばせたまえ、降りおりて、語りかたりましませ」 学校で、居酒屋で、読み聞かせボランティアで、各所で囁かれるその"おまじない"は、唱えたものに勇気を与えてくれるという。

幼い頃に家族バラバラになり、親代わりの祖母とも死に別れた天涯孤独の青年・出淵恭二は、生活に困窮し、山で穴を掘るだけで日当十万円というバイトに参加する。

やしきがみーだんち【ヤシキガミ団地】[名]実在する場所を指すものではなく、怪奇現象を引き起こす物件を総称する暗号。