楽しいはずの新婚旅行がだいなしだった。

作家や関係者が集まるミステリ大会に参加したジェーンとシェリイ。

愛する夫のマックスがセクシーな人妻と浮気?今日はヴァレンタイン・デイだというのに、アニーはやきもき。

妻ジュリーの親族に招かれメキシコの田舎を訪れたギデオン夫婦。だが平和なはずのその村で、不審な死体が二体も見つかっていた。

不注意から足を骨折してしまったジェーンは、松葉杖片手にガーデニング講習会の講師襲撃事件を親友シェリイと調べつつ、講習会にも参加することに。

えっ!わたしが大学の講師に?ミステリに関する豊富な知識を買われ、アニーは大学で講座を持たないかと誘われた。

年一回のバザーの準備中、アニーの友人の女性が失踪した。

ワシントン州の国立公園の大森林で人骨の一部が発見された。

遙か遠い地中海の島キプロスに、一人降り立ったアガサ。

どこへ行こうと、スケルトン探偵ことギデオン・オリヴァーを迎えるのは骨なのか。

アニーは胸の高鳴りを抑えられなかった。自分の企画した〈クリスティー記念祭〉が、ついに開幕するのだ。

2月の“クッキー・ジャー”はイベントつづきで大忙し。けれども、目下ハンナを悩ませていること。

アマゾン河を旅する格安ツアーに参加したギデオンだが、同乗者は奇妙な人間ばかりだった。

アニーの心は緊張と喜びでいっぱいだった。

難事件もなんのその、見事に解決する老婦人、ヘンリー・Oとはわたしのこと。

イタリア貴族の当主ドメニコは姪に信じがたい言葉をかけた。「私の子を産んでほしい」と。

楽しみにしていたハネムーンもおあずけだった。

大きな屋敷はあるものの、日々の稼ぎはまるでない。もちろん、貯えなんてあるはずもない。

わずか四週間で結婚式を挙げることになったデレインのお相手は、地元で指折りの敏腕弁護士。

世界大恐慌で全財産を失ったロバートとリリーの兄妹がヴォールブルグに来てから間もなく一年。

海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、因縁深き美術館でまたも人死にが起きたとの報がはいる。

近所の養護ホームで、雑務を手伝うことになったリリーとロバート兄妹。

大統領選挙が間近に迫った11月、リリーとロバートのブルースター兄妹が暮らす屋敷に、人目をはばかる様子のグループ客がやってくる。

ケータンリング業を営むゴルディの友人ホリーがパーティ直後に亡くなった。

町の郵便事情を改善するべく兄ロバートが奔走するかたわらで、駅のポーターが殺され、屋敷の庭からは白骨が見つかる。

楽しいはずの独立記念祭をひかえて、アニーの心は重かった。

雄大な自然の広がるウェールズ地方のちいさな村。

美しく静かなクランベリー島で、小さな朝食付きホテルをはじめたナタリー。

故郷の大学に非常勤講師の職を得て、高校生の娘を連れ実家へ戻ってきたジョージアは、親友のシド(世にも不思議な、歩いて喋るガイコツだ! )と再会した。

ピーター・ウィムジイ卿の兄ジェラルドが殺人容疑で逮捕された。しかも、被害者は妹メアリの婚約者だという。

19世紀ロンドン。喪中の貴婦人探偵、現る。

雪深いスノーフレーク村。冬には大勢のスキー客が詰めかけるが、夏はわずかな住人しかいない。

近所にある別のホームに転居した知人から、幽霊が出るので調べてほしいと頼まれたアンジェラたちは、施設見学にかこつけて調査に出向くが……。

実験的にはじめた稀覯本のオンラインショップや、新設したコーヒー・バーなどが順調で、それなりに繁盛しているニューヨークの書店。

二人は学生同士の恋人だった。女は妊娠しており、男は結婚を迫られていた。

ふだんは平和なドイツの田舎町で、殺人事件発生。だが殺された食品開発技術者の周囲からは、動機も容疑者も浮かばない。

元新聞記者で今はミステリ作家の老婦人ヘンリー・Oは、情報産業の大立者からの依頼で、彼の所有する島に赴いた。

読書家の聖地ストーナム。ミステリ専門書店の店主トリシアは、サイン会後主役である人気作家の変わり果てた姿を発見する。

華麗なるロンドン社交界に盗難事件が発生。マリー・アントワネットゆかりの品ばかりが狙われる。

ちいさな村に待望の春がきた。ラッキーは親友ソフィーの結婚式の準備に大忙し。

レマン湖のほとりに建つ美しい館〈アトランティス〉。主は世界中から六人の赤ん坊を養女に迎え、愛情を込めて養育していた。

銃撃戦で相棒を失い自らも重傷を負った刑事スコット。心の傷を抱えた彼が出会った新たな相棒はシェパードのマギー。

R・バートンの稀覯本を入手して一躍時の人となった古本屋クリフを、それは私の書庫から盗まれた本だと主張する老婦人が訪れた。

十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。

行き先も告げられないまま、最愛の恋人ダーシーの車に乗せられ、ロンドンをあとにした公爵令嬢ジョージー。

人骨騒ぎにケリをつけ、当初の計画どおり静かに暮らそうとした秘密工作員フォーチュンの決意を、一本の電話が打ち砕く。

ある馬主が死に、その右腕だった男に呼ばれた古書店主クリフ。

露天の古書店が並ぶパリのセーヌ河岸。

警察を辞めて古書店を営むクリフは、元同僚の依頼に愕然とした。

わたしが小さな町の競馬場にやってきたのは、自分の過去を取り戻すためだった。

見知らぬ山中の洞窟と、そこに通じる崖道―差出人不明で届いた写真の光景を見ているうち、わたしは既視感にとらわれた。

ヘンリー・Oの元に奇妙な絵が届いた。

かのウィリアム・シェイクスピアは果たして本物か―気弱な古書商ピーターが手にした本は、世界を揺るがす大論争に決着をつける奇書『パンドスト』初版本だった。

Readers love sleuth V.I. Warshawski. Now she returns in a novel of secrets and betrayals that stretch across four generations-fr

事務所のあるビルの取り壊し、親友や恋人との不仲…あと四カ月で40歳を迎えるわたしの身辺は憂鬱なことばかりだった。

かつて豪華客船とともに沈んだとされた伝説の宝石が、思わぬ形でふたたび姿を現した! ところが、すべての謎の鍵を握る宝石商は何者かに毒を盛られ、こん睡状態に。