断崖の骨



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

6.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

4.25pt ( 5max) / 4件

楽天平均点

5.00pt ( 5max) / 1件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []C総合:1704位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

46.00pt

30.00pt

10.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1992年02月
分類

長編小説

閲覧回数1,979回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数3

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

断崖の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2006年08月31日 断崖の骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

楽しいはずの新婚旅行がだいなしだった。新妻のジュリーとイギリス南西部の風光明媚な地を訪れたギデオン・オリヴァー教授は、またもや事件に巻き込まれてしまった。見学先の博物館から貴重な先史人の骨が盗まれ、続いて旧友が発掘中の遺跡で殺人事件が起きたのだ。ギデオンは調査を進めるが、やがて死の危機に…骨を手がかりに事件を解決するアメリカの名高きスケルトン探偵が、伝統の国イギリスで複雑な謎に挑む会心作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

断崖の骨の総合評価:8.20/10点レビュー 5件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

新婚の2人がお盛んで…( *>艸<)

スケルトン探偵ギデオン・オリヴァーシリーズ3作目。これでようやく『古い骨』以前のシリーズ作が訳出されたことになる(第1作目はいまなお未訳だが、『暗い森』の感想に書いたように、趣向が違うため、別物と考えられている)。

で、本作は前作『暗い森』で知り合ったジュリーとギデオンの新婚旅行がテーマに扱われており、物語の舞台は旅行先であるイギリスの片田舎。そして例によって例の如く、そこでまた骨が現れ、新婚旅行中にも関わらずギデオンは骨の鑑定を頼まれることに。そしてまた当然の如く、その骨に関わった人物達の間で殺人事件が起きて、それにも巻き込まれるという正に黄金パターン。
後の作品の感想にも述べているが、このシリーズは『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』ら、定番時代劇に似た趣があり、この永遠のマンネリズムを楽しむのが本書の正しい楽しみ方といえよう。事件に関係する個性豊かなキャラクターとウィットに富んだ会話、そして毎回骨の鑑定で唸らされる薀蓄の数々。舞台と登場人物を入れ替えただけと云われればそれまでだが、逆に云えば、これほど安心して読めるシリーズも無い。

で、本作は新婚旅行であることもあり、いつになくジュリーとギデオンの中がアツイ。もう終始やりまくり、失礼、ラブラブである。この2人の熱い会話も骨の鑑定家ギデオンならではの専門的な誉め方が入っており、なかなか面白い。
そしてエイブ・ゴールドスタイン再登場。というよりも本当は『呪い!』よりもこっちの方が先。この好々爺が実にいい味を出している。ギデオンが師と仰ぐだけの知識と経験となにより豪放磊落さが非常に小気味よい。
また骨の鑑定士ギデオンが意外な事に死体が苦手だということが発覚する。なるほど、乾いた骨は美しさすら感じるけど、やはり肉が付いていると気持ち悪いという感覚は解る気がする。
事件はあからさまなミスディレクションが仕掛けられているので、逆に一番疑わしい人物が犯人ではないと概ねの読者は思うだろう。明かされる真相は驚愕ではないにしろ、ミステリとしては水準と云える。ま、このシリーズにはどんでん返しは求めていないのでこれはこれでいいのだが。

さて新婚旅行で事件に出くわすというのは恐らくシリーズ物ではけっこうあるのだろうが、私はセイヤーズのピーター卿シリーズ『忙しい蜜月旅行』しかまだ読んだことが無い。で、この2作に共通するのは新婚旅行中に事件に巻き込まれることとは別に、両方とも新婚旅行先がイギリスの片田舎、つまり観光地ではないことだ。片やイギリスの作家、片やアメリカの作家であり、国民性に違いはあるのだけれど、これって欧米人特有の感覚なんだろうか?日本人ならば新婚旅行は有名な観光地で休日を満喫するが、両者に共通するのは旅慣れた旅行者が普段観光客が行かないところだ。喧騒を離れて2人きりで愛を交わしたいという意思の表れなんだろうか。その辺もなかなか興味深かった。

Tetchy
WHOKS60S
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(4pt)

スケルトン探偵英国でひどい目に遭うの巻

今回は新婚旅行で行った英国で恩師のエイブ・ゴールドスタインと事件に嵌り込む。師匠の代から事件に巻き込まれる体質らしい。
スケルトン探偵シリーズの中でも私は個人的に好きな回である。
英国人の名前が大学名だったり有名な私立高校の名前だったり有名人類学者の名前をひっつけたり 思わずニヤリとしてしまう。
特にアメリカ的な人間が英国で出くわす英国らしさに戸惑うところや コレって美味いのか?という食べ物等々楽しんで読めた。
断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000488
No.3:
(4pt)

英国のインがお好きなら

ラム料理のときはこの本を開いてみます。イメージトレーニングに。
断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000488
No.2:
(4pt)

グルメなスケルトン探偵

骨に詳しい人類学者ギデオン・オリヴァー。妻ジュリーともども健啖家な二人の行くところ美味しいものがいっぱい。本作はイギリスが舞台。イギリスといえばティータイム。かぐわしい紅茶の香りが漂うようです。骨となった人体から生前の癖や職業・病気まで探りあててしまうギデオンには毎回脱帽ですが、今回はなんと事件の動機それ自体が ”骨” であるところが秀逸です。
断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000488
No.1:
(5pt)

シリーズなので

登場人物が気にいったらはまります。といっても、この一作でも十分楽しめます。せっかくだから、前作も読めばいっそう楽しめます。なかなか計算されたよいつくり。
断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:断崖の骨 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000488



その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク