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悪夢の優勝カップ プロゴルファー リーの事件スコア 2



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初公開日(参考)2012年01月
分類

長編小説

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悪夢の優勝カップ プロゴルファー リーの事件スコア 2 (プロゴルファー リーの事件スコア) (集英社文庫)

2012年01月20日 悪夢の優勝カップ プロゴルファー リーの事件スコア 2 (プロゴルファー リーの事件スコア) (集英社文庫)

賞金ランキング98位。ジリ貧生活を送る女子プロゴルファー、リー・オフステッドに信じられないことが起きていた。放つショットは全て理想的な弾道を描き、ツアー初優勝も見えてきた!と、その時。コース内で倒れていた男を助けようとしたばかりに初優勝は夢と消え、続いて発生した毒殺事件に巻き込まれ…。試合の陰で、一体何が起きているの?ゴルフ中継の裏事情も垣間見える、好評シリーズ第2弾。 (「BOOK」データベースより)




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悪夢の優勝カップ プロゴルファー リーの事件スコア 2の総合評価:7.50/10点レビュー 2件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

これがエルキンズ流

女子プロゴルファー、リー・オフステッドシリーズ第2弾。前作第1作の9月の刊行から早々と2冊目が刊行された。

前作では“アーロン”エルキンズの作品という先入観があったため、妻のシャーロットのロマンス小説風味付けの濃さに戸惑った感があったが、今回は免疫が出来ていたこともあって、前作よりも物語の世界にすっと入ることができた。

今回の事件は憎まれ、殺したいと周囲に思われた人物が落雷に遭って事故死するが、実はそれは巧妙に仕組まれた殺人だったという物。そして第2の殺人として衆人環視の下で毒殺が行われる。
いずれも本格ミステリ的不可能趣味に溢れている謎なのだが、このシリーズの特色はそこにはない。

アーロン・エルキンズ作品の特徴である、特定の人物で形成されるコミュニティの中で嫌われ者である人物が事故に見せかけて殺される、もしくは明らかに何者かによって殺される状況が生まれ、関係者の誰もが一応の動機を持っている手法が本書でも採られている。
そして忘れてならないエルキンズの長所が魅力あるキャラクター。今回も前作から引き続いて登場のペグを筆頭にコットンウッド・クリーク・ゴルフコース理事の面々の個性的なこと。相変わらず実に読んでいて心地よいコージー・ミステリだ。

そんなミステリだからトリック云々を議論するよりもコミュニティの中で誰が一番動機を持ち、また機会があったかについてリーとグレアムの議論は費やされる。ここら辺は堅苦しいロジックのやり取りではなく、まさに好奇心旺盛なカップルが事件についてあれやこれや話し合うといったようなトークの趣があり、和やかだ。
特に第2の殺人については不特定多数の人がいる中でどうやって被害者だけに毒を飲ますことができたか?などということは一切語られず、誰が被害者を殺す動機があったかについてしか語られない。これがエルキンズの作風なのだと初めて本書を手にした本格ミステリファンは理解しなければならないことをここでは述べておこう。

2作目にして地方の警察官であったグレアムとツアープロであるリーの恋が成就するには困難なシチュエーションだったのが一気に解消される。この辺は実にご都合主義的な感じがするが、ロマンスミステリなんてものはこんなものだろう。
こういう風に書いているが、たまにはこんな夢物語的なミステリも読みたいのだ。

ただ主人公リー・オフステッドの風変わりな経歴―元米国陸軍所属―が単に奇抜さだけでしかなく、十分に活かされていないのが難だが、これもシリーズを重ねるにつれて持ち味が出てくることを期待している。

エルキンズのスケルトン探偵ギデオン・オリヴァー物の最新作を読みたいのが本音ではあるが、しばらくはこの夫妻の手によるこのシリーズでその渇きを癒すことにしよう。


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Tetchy
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No.1:
(4pt)

ゴルフと恋と事件のゆくえ

前作「怪しいスライス」が面白かったので、今作も引き続き読んでみました。

 リーは今だラビットながら最高のペースでトーナメントのトップに立ちますが、雷で試合が中断された際に地元の権力者でトラブルメーカーの死体を発見してしまいます。

リーは被害者を蘇生しようとして痛めていた腕を悪化させ、それが元で棄権するはめに。殺人も許せないけれど優勝も見えていて賞金の計算までしていたリーの怒りは収まらず、リッチな親友のペグと秘かに(?)犯人探しを始めます。

 恋人で刑事のグレアムとは仕事と結婚も見据えた恋愛のバランスが保てずに距離をおいていますが、リーを心配したグレアムが遥々ニューメキシコに駆け付けてきて、友人である現地の刑事の頼みもあってこちらも非公式に捜査を開始。更に第二の殺人事件が発生し、リーの活躍により意外な犯人が浮上します。

 ゴルフにあまり興味のない私ですが、ストーリーにはニューメキシコの風景も織り交ぜられていて、ちょっとした旅行気分を楽しめましたし、最後まで犯人は分かりませんでした。本シリーズは読みやすくて一見コージーミステリ風ですが、さすがにエルキンズ。しっかり推理小説しています。
その他、テレビ中継の裏側や急遽レポーターを務めることになったリーの様子も描かれていて見所満載です。

また、今回ラスト近くでグレアムのサプライズがあり、二人の為にはこれが最善の方法かもしれませんが、グレアムにとってはどうなのか・・・。でも自分で決めたことですし、二人がうまくいってくれればいいなぁ、と思います。

三作目も出るようなので楽しみです!絶対読みます。


悪夢の優勝カップ プロゴルファー リーの事件スコア 2 (プロゴルファー リーの事件スコア) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢の優勝カップ プロゴルファー リーの事件スコア 2 (プロゴルファー リーの事件スコア) (集英社文庫)より
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