骨の島



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初公開日(参考)2005年09月
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長編小説

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骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2005年09月30日 骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

イタリア貴族の当主ドメニコは姪に信じがたい言葉をかけた。「私の子を産んでほしい」と。時は流れ、産まれた子は、実業家として財を増やそうとする。だがその矢先、一族の人間が誘拐され、さらに前当主のドメニコの白骨死体が地中から発見された。調査を始めた人類学教授ギデオンは、骨に隠された一族の数々の秘密を知ることになるが…円熟味を増したスケルトン探偵ギデオン・オリヴァーの推理が冴える本格ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




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骨の島の総合評価:5.80/10点レビュー 5件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

物語が面白いのにプロットが弱いのが残念

実に久々のエルキンズ作品、スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授シリーズである。ほとんど翻訳打切りだと思っていた。
このシリーズ、各国の観光案内も含まれており、単にミステリだけに終始していないところとやはりジュリーとギデオン夫婦のウィットに富んだ会話、また彼らを取り巻く人々の特徴あるキャラクターが気に入っており、正直非常に期待していた。

今回の舞台はイタリア。プロローグは1960年9月のイタリアで最後の貴族と評されたデ・グラツィア家当主ドメニコが相続する嫡男に恵まれず、姪に自らの精子で人工授精を依頼する話から始まる。この作戦は成功したが、姪のエンマは子供を渡すものの目覚めた母性本能から鬱状態に陥る。そこでドメニコは妊娠した使用人からその息子を買い取り、エンマの子供として渡すのだった。
舞台は転じて現在。デ・グラツィア家の当主はこのとき生まれたヴィンチェンツォになっていた。息子のアキッレが学校に行く途中、運転手が殺され、誘拐されるという事件が起きる。憲兵隊大佐カラヴァーレは警察署長の依頼の元、事件の捜査に乗り出す。折りしもギデオン・オリヴァー教授は友人のフィルとともにこの地を訪れており、バカンスを楽しんでいた。フィルが家族に会いに行くので一緒に来ないかと誘われ、気が乗らないながらも同行すると、そこはデ・グラツィア家の城がある島だった。フィルはエンマの息子だったのだ。
事件の捜査が進む中、ヴィンチェンツォの会社アウローラ建設の工事現場で掘削中に骨が見つかる。その骨の正体はなんと前当主ドメニコの骨だった。

エルキンズの登場人物をコミカルに描く筆致は健在。どの登場人物に血が通っており、本音を見せるエピソードを盛り込ませる事で登場人物に親しみを持たせる手法はもはや云う事がない。
個人的にはカラヴァーレが自宅で着替えをしている時に妻に洩らす「制服を着ていない俺はサラミソーセージを売っている方がお似合いだなぁ」という台詞、そしてギデオンがキャンプで出逢うやけに人類学に詳しく、さらにギデオンの知らない地球外生命体について議論を吹っかけるポーラ・アードリー-アーボガストが気に入った。ポーラは今後も定番脇役として出演してほしい。

とはいえ、プロットは今回なんだかちぐはぐな印象を受けた。誘拐事件と骨を絡めるのがやや強引、こじつけのような気がしたのだ。(その理由はネタバレにて)

久々のスケルトン探偵シリーズ、ちょっとネタ切れの感がしたのは否めない。


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No.4:
(4pt)

安物ツアー会社のフィルが?

今回はイタリアの「元貴族様」のお家騒動にまきこまれるオリヴァーです。シリーズでは「とにかく安いツアー」を組むのが仕事のフィル・ボヤジャンが実はその貴族様達と血縁だったりします。
この話「骨」が出てこなくても オドロオドロしい感じで成立しちゃう感じですが「法医学」の一番の目的である「個人同定」がネックになってきます。読んでて辛かったのは「血液型」(ABOの他)とかDNA鑑定(当時も既に存在してた)で解決しちゃったのでは?という事。
特にフィルの血液型を何故調べてなかったの?と思います。世界各国飛び回る仕事なら調べておくんじゃないのかなァ?
でもまあ予定調和も面白く読ませて貰ったので星四個です。
骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751041
No.3:
(3pt)

例によって例の通りの骨シリーズ

法人類学者のギデオン先生が、行く先々で
好奇心と偶然により遺骨と巡り会っていき、
その鑑定を通じて事件が明らかにされていく。
著者のギデオンシリーズが好きな読者なら、
似たような展開に先が読めてしまうかも。
ま、それでも面白いっちゃ面白いので星3つ。
骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751041
No.2:
(3pt)

偉大なるマンネリ

久しぶりのスケルトン探偵シリーズ。あいかわらず、世界旅行をしては事件に巻き込まれ、危機を脱しながら骨の鑑定をして、ジュリーといちゃつく。
偉大なるマンネリ!
今回は北イタリアの湖畔の避暑リゾートです。事件そのものは、別にどこで起きてもあまり大差ないかな、という感じ。推理過程も、まぁ、どこかで読んだような・・・。
これが第一作だったら評価はもっと高かったのですが、第11作ともなると、ちょっとね。フィルの好漢ぶりが救いか。
ノーグレン・シリーズの新作、期待しています。
骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751041
No.1:
(2pt)

つまらない。

~これは大好きなシリーズで、前作「洞窟の骨」以来5年ぶりの翻訳ということで本当に楽しみにしていたのだが、はっきり言って期待外れ。導入部の冗長さにまずげんなりしたし、物語の展開にも引き込まれるものがなく読んでいて退屈だった。あの傑作「古い骨」の“貧弱な”焼き直しにすぎない。今までのシリーズ作品にハズレがなかっただけに、この駄作ぶりは残念~~です。~
骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:骨の島 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151751041



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