死者の心臓
- エジプト (71)
- ギデオン・オリヴァー教授シリーズ (15)
- ナイル川 (3)
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【この小説が収録されている参考書籍】 |
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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今回の舞台はエジプト。とうとう出るべくして出た舞台だ。どういう経緯で彼の地へ行くことになったかといえば、今度はエジプト学研究所の宣伝用ビデオにナレーターとして出演するためにその撮影に同行することになったという物。いやあ学者というのは色んな仕事があるもんだね。確かにアメリカの、例えばディスカバリー・チャンネルとかで、そういった類いの学者が時に斜め45度の角度から自分の研究所でインタビューに答えていたり、あるいはアフリカのサバンナにある岩に斜めに腰掛けてカメラ目線でしたり顔で解説する光景をよく見かけますな。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ややネタバレを含みます 本書は、他の方が書かれている通り、(本書に限らずですが)エジプトや考古学、骨、遺跡や遺物の知識をググりながら読み進めて行かないとイメージしにくい箇所が多々ありますが、そこがこのシリーズの楽しみの一つであると思います。殺人事件付き旅行記みたいなこのシリーズは、ガイドブックに載らない様な各国の雰囲気味わえます。 本書の感想としては、このシリーズの初期の作品に比べると、どうしても鮮烈さを欠いている印象があります。 プロット自体に少し無理矢理感が有り例えばエジプトの博物館から簡単にモノが盗まれたり、犯人が建物内にある白骨の在処を簡単に分かるはずもないし、建物の中に何があるか分かるのは、関係者だけだろうし、いろいろとモヤモヤとしたモノが残ってしまう内容であったと思います。 ただし、これからも新著が出るたびに読んでいきたいシリーズである事には間違いありません。 | ||||
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「ミステリアルプレス」として出版されたウチの一つ。例の「フィル・ボヤジャン」が大活躍する。しかもドコかで見たようなエジプトでの大活劇がいつものギデオン・オリヴァーと違う。フィルは「骨の島」でとんでもない出自が明かされるのでお楽しみでもある。 骨人類学者としてはエジプトでおコツを触りまくるのかと思ったら財団のお仕事で、墓泥棒一味との活劇モードである。ちょっといつものギデオンと違う所が面白い。 | ||||
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今回の舞台はエジプト。エジプトの主要な遺跡が次々と小説に登場する。最近エジプトが舞台になっている小説をよく読む。単に好きだというのも理由のひとつだが、共通してけっこう面白いというのが理由にある。旅情とミステリーというのは多くのミステリ作家がやっていることだと思うが、旅情プラス本格的なミステリを書くのはかなり難しいのかどちらかに偏っていることが多い。その点、アーロン・エルキンズのスケルトン探偵シリーズは素人探偵役となるギデオンが古代人類学者だという点で、いろんな知識を詰め込んでなおかつ本格ミステリに仕上げる最大の手伝いをしている。特殊な職業のために事件に巻き込まれやすいという設定は、素人探偵の中では自然なほうだ。骨を見てその人を推理するというのも、まるっきり推理のみで勘に頼るところが大きい探偵よりも納得がいきやすい。何が理由でその結論がもたらされたのかが誰にでもわかるように書かれているのがいい。科学的とも言える。本書は、ナイル川を豪華船でクルーズ している最中に事件が起こるわけだが、なんとなくクリスティーの「オリエント急行の殺人」を連想させられた。 | ||||
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個人的にエルキンズの作品は好きなんですが、この作品に関しては『骨』の専門知識だけでなく、エジプトについての知識も少なからず必要で、知識の乏しい私には読むのが大変でした。しかしストーリーはエルキンズ独特のヒネリのある展開なので、エルキンズ作品を読んだ事のある方には楽しめる作品だと思います。ただ、いつもの作品と比べると少し特殊な設定なので、エルキンズ作品初心者には読みづらいかもしれません。まず、主人公ギデオン・オリヴァーの活躍する他のエルキンズ作品を読んでから、この作品を読む事をオススメします。 | ||||
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