舞台裏の殺人
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デビューしたのはジル・チャーチルより少しだけ早く、現代コージー作家の中では古株の方である。アニー・ローランスというミステリ専門書店の女主人が主役で、作者のミステリマニアぶりが遺憾無く発揮されている(ちなみに本作はシリーズの第3作に当たり、1作目・2作目は本邦未訳である)。脇役ながらミステリかぶれのヘニー・ブローリーという女性がもう1人の探偵役となっていて、いちいち推理小説の探偵のものまねをして電話をかけてくるのが特色となっている。 コージー・ミステリの王道といった感じで、正直言ってコージーに偏見のある、または未経験の本格原理主義者にはオススメ出来ない。やはり、本格は好きだがコージーは読んだ事が無いという人には、シャーロット・マクラウドかチャーチル辺りが無難だろう。この辺はコージー・アレルギーな読者にも入りやすいと思う。個人的にはマクラウドがコージー入門としてオススメ。 キャロリン・G・ハートはコージー慣れしていない本格読者にとって、その世界に入り難いと思う。文章も癖があって読みにくいし、食わず嫌いな人がコージーに抱くマイナスイメージそのままの作風の人だ。謎解きにも平凡だし。 このシリーズの魅力は一にも二にも、作中で披露されるマニアックな推理作家やその作品名の羅列にあると思う。「へー、こんな作家いるんだ。全然知らんかった」という名前がゴロゴロ出てくる。もちろん誰でも知っている名前も数知れず出てくるが。しかもその作家名・作品名が比喩的に使われるので説明されないと訳がわからない。編集部が付けてくれた巻末の作家・作品解説は必要不可欠である。この辺が楽しめるかどうかが本作を楽しめるかの鍵である。少なくともミステリ初心者には絶対向かない作家で、例えミステリ慣れしていても、他のコージー作家を何冊か読んでから読まないと楽しめないと思う。 | ||||
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とある劇団を舞台にしたミステリなのだが、いきなりどっと十人近く人物が登場し、 何か起こる際にはそのほとんどが揃っていたりするので、読んでいて誰が誰なのか混乱することもしばしば 事件が起こるのもやや遅く、警察も全体的に捜査をするわけでもなく主人公の恋人にだけ ねっとりと絡み付いてくるのでどうにも違和感が残った ミステリとしてもいまいちで、アガサ賞を集めている人以外はある程度読むのは後回しにしても いいかもしれない | ||||
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ポップなイラストで目立つ装丁ながらも、中身は骨格のしっかりしたミステリ、主人公のアニーとマックスがおしどり夫婦(この作品は結婚前ですが)なので、かなりドロドロした人間模様なのに、なぜか爽やかな印象。この作品の中のマニアックなミステリの引用もさることながら、食べ物の描写が非常に上手い。(訳者の方が上手なのでしょう)コーヒーってそんなに美味しい飲みのもだったかなと思わせてしまう。結局、全てのシリーズを読んでしまって、今は、もう一度最初から読み直している最中。私もこんなブラウワーズ・ロックでミステリ書店を開きたいなぁ。(蚊に悩まされるのは否だけど) | ||||
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