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哲学者の密室
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【この小説が収録されている参考書籍】
哲学者の密室の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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| 全編矢吹の口を借りてハイデッカー批判を行った書時を隔てた二つの密室が事件の核ですが現代のほうは警察がぼんくらなだけ、過去は独善的な解決を行っているだけです矢吹シリーズを通して読むのならこれも読む必要はあるとは思いますけどね | ||||
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| 著者の矢吹駆シリーズの中では圧倒的に長いが、それだけ内容も極めて濃密。ハイデガーをめぐる哲学論議に丁寧に付き合うも良いし、そこらへんは斜め読みしても、本格探偵小説として楽しめる。 ただ、矢吹駆シリーズは、前作を踏まえた発言などがあるから、初めての人は、「バイバイエンジェル」から読みましょう。 | ||||
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| 著者の矢吹駆シリーズの中では圧倒的に長いが、それだけ内容も極めて濃密。ハイデガーをめぐる哲学論議に丁寧に付き合うも良いし、そこらへんは斜め読みしても、本格探偵小説として楽しめる。 ただ、矢吹駆シリーズは、前作を踏まえた発言などがあるから、初めての人は、「バイバイエンジェル」から読みましょう。 | ||||
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| ミステリーと言えば、人が死んで、刑事が捜査につまずいて、主人公が解決するだけと思っていた私は、本書を読んでその深遠さに驚かされました。筒井康隆氏も岩波新書で「哲学とミステリーの至福の出会い」と評されています。 主人公は現象学的直観をもとに事件を解決していくのですが、目的は事件の解決ではなく、そこに生じた「人間の死」に対する哲学的考察なのです。現代のパリで起きた三重密室内の死と三十年前にユダヤ人収容所で起きた同じく三重密室内の死が対比されながらも奇妙な連関を持ちつつストーリーは進んでいきます。これまでのミステリーが死を出発点とし、死の意味を問うことが皆無であったのに対して、本書では徹底して死の意味に挑んでいます。 無意味な死を大量に築いてきた20世紀、そして無意味な死からストーリーを展開していくこれまでのミステリーに対する、著者の強い抵抗を感じることが出来ました。 | ||||
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