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魔神の遊戯
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魔神の遊戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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魔人の仕業とも思われる悪行の数々は魅力的だが、ネタに関してはこういうミステリで お馴染みなものなので、読んでいく途中で簡単に作者の狙いに考えが至ってしまうのがいただけない ただいくらなんでもそんな理由のためにそこまでやる必要はあったのかというのはリスクを考慮するととてつもなく疑問 全盛期の作者ならこの辺にもう少しきっちりとした理由付けをしたのだろうと思うと、そこが残念 | ||||
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本格ミステリ・マスターズの第一弾として刊行された本作には、著者のかなりの意気込みが込められていたのだと思う。 しかし、そのシリーズは現在のところ休止中のようだし、再開される目途はないだろう。 さて、著者が本格ミステリに強くこだわり、そのスタンスを維持していることは尊敬に値する。 その著者の意気込みは、しかし、少なくとも本作では空回りしたようだ。 思えば、著者はミステリーランドでも「透明人間の納屋」で第一弾を飾った。 あれもまた、本作と同様に空回りの一作だった。 著者の長編作品は、どれもスケールが大きい。 著者もそれを意識して、そのスケール感はどんどんインフレしていった。 本作がシリーズ第一弾ということもあり、そのスケールの大きさには、かなり気を遣ったと思う。 そして確かに、スケールは大きい。 不思議な現象が起き、謎が提出され、そして最終的には解決されるという、きれいなスタイルである。 しかし、謎のスケールが大きい分、その解決に相当の切れがないと、尻すぼみになることも確かだ。 本作は、そう感じる典型だ。 著者の御手洗ものファンは、どうしても作品に大きなインパクトを要求してしまう。 しかし、それはスケールの大きさ、謎の大きさでなくても良いのだ。 意外性の大きさ、つまり都筑道夫風に言えば、論理のアクロバットということである。 たとえば、中編「傘を折る女」や「ギリシャの犬」などは、その典型である。 つまり、良い意味できかせたハッタリが、うまく生きているのである。 本作では、その点にかなり甘い部分があり、それが作品の完成度を損ねている。 | ||||
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御手洗は差し置いても、ひとつのミステリーとしてほどほどに楽しめました。 アル中のストーリーテラーと、村の警察署長のやり取りがちょっとクドイいと思いましたが。 島田さんの最近の御手洗ものよろしく、トリック云々を楽しんで一緒に推理するミステリーではない ので、(推理するのは無理かと)考えすぎずに物語りとして淡々と読み進めました。 けっこうさらっと読めます。 終始冴えないミタライ。 まあ、いつもどおり、最後の最後に全て明らかになる。 その鮮やかな瞬間を味わいたくて、また御手洗を追ってしまうのです。 石岡くんがいればもっと嬉しいのですがね。 | ||||
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事件は衝撃的だ。そして、物語の作りも、ミステリーの王道を外していないと思う。御手洗潔の登場シーンも、期待を裏切るものではなかった。 ただ、「透明人間の納屋」を読んだ後だったのが、禍したのだろうか。素直に島田荘司の世界に入って行けなかった。あまりにも物語なのだ。脳科学やら、薬がでてくるところは一見、現実と小説の接点にようにも思えたが、どこか説明的で、小説の中に有機的に織り込まれていないように感じてしまった。 | ||||
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ひさしぶりに御手洗さんの活躍を読めて、本当にうれしかったです。彼はいつもさっそうと現れる・・・なんてステキな人!まさに「異邦の騎士」!でも・・・私はもっと御手洗さんのキツい皮肉や、さりげない思いやりや、「こいつヤな奴だけど、かなわない」的な感じを味わいたかったですね。そうなるとやっぱり、語り部は石岡さんじゃないとうまくいかないのかしら。今度はどこで御手洗さんの活躍を見られるのかしら。いまからワクワクします。ところで、肝心のミステリの方はというと・・・いまいち釈然としないというか、なんというか・・・(ネタバレになりそうなのでうまくかけないのです)ちょっと御手洗さんのキャラに頼りすぎてるかな、と思いました。シリーズを読んでいる人ならすんなり入ってい㡊'!!ると思いますが、これが始めてという人には、いまいちインパクトが薄いように思います。御手洗さんの(吉敷さんも)魅力もさることながら、それ以上にミステリとしての魅力満載!という島田さんの作品が大好きです。読み出したらとまらない!という感じの作品を期待してます。 | ||||
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