■スポンサードリンク
テロリストのパラソル
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
テロリストのパラソルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 81~100 5/9ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10年ほど前に、その年の「江戸川乱歩賞」受賞に惹かれて購読。 今回、久しぶりにkindleにて発見し再読致しました。 初読より10年たっての購読のため、私自身10年の歳月日を隔てて恐らくその分の変化を 踏まえ、感じた内容も変化したように思いました。 とにかく、主人公は当然の事ながら、登場人物のキャラクターがたっている事 物語の程よいスピード感に相まって会話が重なるほどに、絶妙な深度をともなって成り立ちや 性格が際立ってくるのにはまいってしまいました。 そして、事件やその際の感情も削り取って、その後の会話や行動の行間に読みこます手法は ハードボイルドにありがちとは言え、この作家のそのセンスは秀逸ですね。 また、程よい長さの物語として余韻を残しつつの完結はまさに傑作に値します。 なかなかこの長さでミステリー&恋愛&男達&女達を表現し、さくっと終わると、いい物語だったな。 と思う反面、この世界(物語)が終わってしまうのかと残念な感情も湧き上がってきます。 大好きな作家の原寮の世界感に似てはいますが、よりスマートな物語になっています。 以前、職場で女性2名の要望により貸しましたが、2名ともどっぷり藤原ワールドにハマって未だに この作者のファンです。 よって、女性にもお薦め致します。 最後に他の作品と作者へ敬意を表すると共にご冥福をお祈りいたします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックなどは特に斬新というわけではないのですが、心理描写や校正が巧みなのでしょう。ぐいぐい読ませてくれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭の一文から面白さを感じられる小説はそうそうない。あるのならそれは奇跡と呼ぶほかない。 この小説は間違いなくそれに該当する。 会話のセンスや切れ、面白さ、それを見ただけでも作者の非凡な才能を感じずにはいられない。 文章に味があるのだ。 優子が残した書き置き、「さよならチャンプ」で不覚にも目頭が熱くなってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「はじめに」にも触れているが 当時先生がハマって読みまくっていた ハードボイルド作品群の影響が色濃くでている カッコ良くてスマートを追求してるのはよく伝わるが いささかバランスが悪いように感じた 特に中盤から最後までの長台詞の応酬が痛い しかしながら 予想を裏切る展開と魅力的なキャラクターの立ち振舞にゾクゾクさせられ満足した 1995年に第41回江戸川乱歩賞、1996年に第114回直木賞 (史上初の乱歩賞と直木賞のW受賞!) 他にも 週刊文春ミステリーベスト10第1位、このミステリーがすごい!6位 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄く面白い作品でした。 話の展開もテンポもよく、男が見てもほれぼれするような主人公で、浅井とのコンビが特に良い。2人の友情というかコンビネーションというか、時間を忘れて読みました。 しかし、最後の展開がすべてをぶち壊しています。ニューヨークで、桑野と優子が偶然再開して、デートを重ねて、子供までできる...この展開が残念過ぎます。ありえないだろ... | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
W受賞だけあってまあまあ楽しめましたが, W受賞ということで私の中のハードルが上がってたからなのか そんなに印象に残るほどでもなかった それにしても本屋でわざわざ探すこともなくこんなに安く手に入るのですから満足は満足です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューとは、それを見て買うか否かを決めるもの な訳で、ご自分の感想をメタバレで書くものではないと と思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伏線の予想をさせない。菊池の頭の中がわからない。そして、主要人物がハードボイルドらしくカッコいい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー、登場人物の設定、心理描写がすんなりと受け止めることができるすばらしい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殆どの作品において男性の感性が色濃いから、ハードボイルドって言われるのは仕方ないけど 男の繊細さ っていうか まぁ 男ですいません!!って潔い感じが好き。 お亡くなりになったのは凄く残念です。 もう、作品が世に出ないのですから。 一番最初に藤原さんの本を読んだのがこの作品。 私殆ど活字は読み返さないのに。少なくとも十回は読み返しました。 それでも、毎回充実度がある。 最初は「w受賞」してるんだー?この作品くらいで読んだのですが、もうどっぷりですw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと前の熱い日本ってどんなんだったんだろう?と聞いたら知人からこの本を勧められました。日本にもこんな時代、こんな世界があったんだなぁとドキドキしながら読みました。テンポよくスピード感のあるス話でとても面白かったです。最近ハマっている海外のスパイもののドラマを彷彿させられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
笑った。 会話のセンスが好きです。 乱歩賞と直木賞の二冠と聞いていたので、 特別な読後感を期待したことあり、 期待値が高かったので満足度は決して高くないですが、 本書はセリフが抜群です。 巻末にシタヨミのプロも解説を寄せていますが、 主人公のアル中と奇妙なヤクザの冒頭は特にいいです。 『プロの酔っ払い』って職業もなかなか雰囲気があって、 うまいなあって思いました。 ヒロインの女性と主人公のアル中のやりとりもなかなか粋で、 魅力的なキャラクターが登場する本と思います。 パソコンのくだりは若干時代を匂わせますが、 全体的には初版が20年近く前であることを感じさせませんでした。 本好きにはオススメの一冊と思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今更ながらに読みました。 面白いと評判だったので期待して読んだのですが、序盤は話に魅力を感じませんでした。 爆発現場においてきたウイスキーのビンに指紋がついていた…… それがなぜ問題なのか?? 突然現れる暴力団関係者と思われる人物…… 起きることが唐突過ぎて、そこからこうなんじゃないか、と類推する楽しみもなく話が進んでいきます。 大学闘争うんぬんの過去が明らかになってから、急激に話の展開が面白く感じました。 ただ、そこまでは理由もわからないため、登場人物にも感情移入できないまま、読むのがおっくうでした。 中盤以降は登場人物のキャラが個性的で、しっかり立っているのでどんどん読めました。 確かに面白い、と思いましたが、私にはその面白さを感じるまでやや時間がかかりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評価:「駄作」 陳腐にして凡庸かつ退屈という駄作の三冠王をモノしているのを評価しての乱歩賞なのでありましょうや? 大乱歩も草葉の陰で不甲斐ないフニャフニャの後輩に涙しておられることでしょう。 テレビの○幼ワイド劇場とか×妖刺すペンス劇場と比べても なお品下る穴ぼこだらけで御都合主義の稚拙なプロットには片目をつぶるとしても、 いただけないのは明らかに才能の持ち合わせが無い著者が、 自身の枯渇したイマジネーションと貧弱な表現力をゴマかすべく 歯の浮くような、お尻のこそばゆくなるような、 正気とは思えないようなキザったらしい、 穴があったらコチラが入りたくなるような イモでダサくて田吾作なセリフの波状攻撃で 読者をケムに巻こうとしていることです。 キザな科白を入れれば「は〜どぼいるど」なんですかぁ? このヒト、どこまで読者をナメ切っていたのだろうかと 読んでるうちにムカっ腹さえ立ってしまいました。 もちろんそんな幼稚な手ではこの欠陥建築のやっつけ仕事ぶりをゴマかしきれるものではありませんが。 こんなウスっぺらな紙芝居を 「知的」とか「男の生きざま」とか称して持ち上げる御仁も広い世間にはいるらしく 読者は二度ビックリさせられる事になるでしょう まさに人生はミステリーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語には複数の登場人物が出てきますが、結局は、主人公の男性と全共闘時代を共に過ごした友人2人(桑野と優子)の三角関係が物語の核だったのかな?最終的にはそうなってしまったけれど、そこにたどり着くまでのプロセスは申し分なし。 ヤクザとホームレスが出てくるあたり、作品全体をダーク系の色に染めたかったのだと思いますが、そのおかげで優子の娘・塔子の存在がひときわ輝いてたように思えます。 彼女のおかげで、この作品全体の質も底上げされた印象が強い。 逆に西尾、望月、辰村といった他の登場人物は、名前がよく出てくる割に物語全体を左右する存在ではなかったので、その分、読者の先ヨミをかく乱し、ダーク色を一層濃くしてくれてたのかな? 終盤は、見事に泣かされちゃいましたね(笑) 秀作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半の核心部分で、なんだこれ長いお別れじゃん!となる。チャンドリアンか。そうか。 どうりで新宿鮫+ノルウェイの森の臭いがしたんだよ。 おまけに終わりのほうで万延元年のフットボールも出てくるぞ(元ネタは谷川俊太郎だが)。 というわけで、いろんな名作のいいとこどりだからおもしろくないわけはないけど、 何もかにもが伏線で、すべてが絡んでましたっつーのもなーっていうのがひとつ、 あとひとつなんか物足りない気がしてたんだけど、3年ぐらい経ってそれが何かやっと分かった。 主人公が勃起しないことだ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スピード感のあるドラマを見ているように一気に読めました。 こういうのをハードボイルドっていうんでしょうね。 主人公がかっこよく、背景描写もきちんとしています。 何より会話が小気味良い。 全体に漂う煙たいような雰囲気も作品の魅力だと思います。 読ませる力が感じられる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
率直に言って面白くない。 前半は教科書通りだが、ただし非常に古びた教科書だ。 後半は陳腐に過ぎる。 中盤は乗って書いているようだが、並以上の小説家ならだれだって中頃には筆のノリが良くなるものである。 上手くはないし、まぁ、下手という程でもない。 著者はどうやら僕の大学の先輩であられたようだが、大学時代には学生運動で忙しくあまりお勉強をされなかったのだろうか。 最後にフォローを。 どこまでいっても並程度の小説であって、何故か文学賞をとってしまったのはむしろ作品にとっては少し可哀想なくらいだと思う。 読書前の期待感がなければ、星を2つつけていたかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章も人物描写も上手くない。主人公も魅力的でないし、浅井も犯人のキャラも中途半端。ストーリーも陳腐。いろいろ適当に混ぜ合わせてるだけという印象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
わたしのなかのナンバー1です。文章、キャラの魅力、会話のうまさ、ユーモア、全体に漂ううす暗くも美しいトーン、いずれも一流のそれです。無論、偶然の頻度がおそろしく高いなどの欠点はありますが、それでも日本の小説の誇る一冊と信じております。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!