シリウスの道
- ドラマ化 (237)
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スカッとした人物群が織りなす夢物語です。テンポのよい文章がさっぱりした読後感をもたらしています。優れたエンタメ小説だと思いました。 | ||||
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同作家、3冊目です。個人的的には読みやすい文章が気に入っています。 今回は広告業界の話ですが、専門用語が出てきた時はその都度、話の流れに沿って説明してくれる為、その世界に詳しくなくても十分楽しめました。あと、作中のサプライズゲストもファンとしては嬉しかったです♪ | ||||
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同作家、3冊目です。個人的には読みやすい文章が気に入っています。 東京での広告業界の話と上編から続く、(過去話にまつわる)大阪での出来事が良いアクセントとなり、上下巻という長編でしたが、飽きずに読めました。上巻から登場したサプライズゲストも思っていたより活躍してくれ、ファンとしては嬉しい限りです。 | ||||
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酒の肴はひとつきり、それがホットドッグであり、後は酒しか置いていない。しかも、そのバーの名は、五兵衛。これだけでわかる人にはわかる。バーのオーナー、浅井志郎も重要な人物として本作にも登場する。そういう意味では、『テロリストのパラソル』のスピン・オフ作でもあろう。しかし、物語じたいはまったく別ものである。本編の主人公は島村圭介とは違ってれっきとした企業人である。それでも、浅井が同族の匂いを嗅ぐほどにはアウトローであるのだろう。この辰村祐介には、中学生時代に浜井勝哉と村松明子という2人の親友がいた。この三角形も島村、桑野、優子の三角形と対応しているともいえる。しかし、彼らは大学時代の学生運動で共闘した仲間。辰村、浜井、明子は“宝石みたいな時代”を過した共同体だ。著者が、わざわざスピン・オフを匂わせたのは、タイトルの「シリウス」に関連しているのかもしれない。 シリウスは、太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星である。これは、“宝石みたいな時代”を象徴しているのだろう。そしてシリウスは連星でもある。<星の片方がクルマの大きさとしたら、もうひとつはピンポン球くらい。それやのに両方とも、重さがおんなじで引力が釣りあってる>と中学生の明子が2人に説明する。明子から見ると辰村と浜井が、浜井から見ると明子と辰村が連星に見えたという。読者から見ると、本作と『テロリストのパラソル』はこの連星に見えないこともない。 それはともかく、その過去の三角形が封印したはずの恐怖の体験が25年後に蘇ってくる、というのが本筋である。しかし、その過去からの亡霊を迎え撃つのは、現在でしかない。企業内狼の辰村の現在は、とても“宝石みたい”などとは言えないが、それでも、信頼に足る同僚や上司に恵まれている。中でも、部下の戸塚英明(25)は途中入社1年目。都銀に2年在籍。現職閣僚の息子であることを一切笠に着ない勉強家の伸び盛り。新規採用の平野由佳(26)の趣味・特技は株式売買。そのコツを“勇気と忍耐。あとは臆病さ、かな”と宣い、“立派な仕事は、ネジを作るような仕事”と面談で言い張る気丈な娘。そして、上司の立花英子(42)は辰村より入社年次は4年上。一児の母であることなど誰も想像だにできない才色兼備。トリックスター的な由佳をのぞけば、後の2人は色々と背負うものも大きい。それでも、それ以上の重荷を背負った辰村を彼らは懸命にバックアップしてくれる。いや、相互扶助といっていいか。辰村は―藤原伊織作品ではお馴染みの―腐ったことは平気で否定し、組織がそれを認めないなら、いつでも腹を切る覚悟のある、もはや企業内で生き残っているのが不思議なくらいの漢だ。もちろん、頑固や一徹というのとは異なる柔軟性と軽快な諧謔が身上でもある。そんな彼自身が魅力的な人材を引きつける磁場のような存在でもあるのだろう。 重層的であること。ポリリズミックであること。それに加えて多角的な視点が縦横に張りめぐらされていること。これらも、藤原作品ではお馴染みだろうが、そういった特性が最もうまく引き出されているのが本作だと言っていいのではないか。最後に、編中に散りばめられた、これもいつも楽しいとっておきの警句からいくつか引いておく。 いわく<自分を卒業できないタイプ>、いわく<自己満足以外の満足があるのか>、いわく<人がやりたいと考えで無意味無価値なものはいっさいない>等々。 | ||||
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子供時代を思い出した。場所、環境何もかも違うけれどひどく懐かしい気持ちになった。本の感想は記述しないが主人公に近い人なら物語とは別にあの時代の感覚が蘇るかもしれない。お勧めです。 | ||||
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