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テロリストのパラソル
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テロリストのパラソルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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想像していたものとは少し違った。 もっとスケールが大きくなるかと思ったが、そうではなかった。 | ||||
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主人公に魅力を感じないし、自分はアル中だと連呼してるけどアル中とは思えない元気っぷり。 単にキャラ付けのためにアル中絶対にしたんだろうなぁ…と。アル中なのにカッコいいでしょ?といういやらしさを感じた。 かっこつけのオンパレード、薄汚れたアル中のおっさんに惚れる若い娘、リアリティーがあまりない。 | ||||
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事件に関連する人物が多すぎる上に、個々人の意思がはっきり見えず、後半非常にわかりにくい。全共闘崩れのアル中、風変わりなヤクザ、ホームレスと、いかにもハードボイルドでございという道具立てが陳腐だ。そしてとにかくご都合主義。その割にはちゃんと読めるものになっているので、作者はやっぱり上手いんでしょうね。星3つにしたのは自分が新宿中央公園のすぐそばに長年住んでいて親近感があったから。東京に住んだことなかったら星2つにしてたかも。 | ||||
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結局、悲劇の出発点はいつも男女間の愛憎劇。2人の男と1人の女がいれば、物語的にはお決まりのパターン。学生運動の時代を肌で知ってる人の感想を聞いてみたいが、個人的にはあの時代の空気感は想像しにくく、作品の普遍性を邪魔している。 | ||||
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この主人公、アル中に見えない程 冷静に状況を把握して、行動している。 人の感情がない、淡々と作業する ロボットのよう。 ハードボイルドにしたくて みっともない姿やら 弱っている姿をあえて描いていないのか? わざとにしてもあまり感情移入できなくて 取り残されている気がした。 人としての感情はどこへ? もう少し可愛さがあれば もっと熱中できると思う。 学生運動の話が出てくるがその時代に 生きていた訳ではないので なんとも現実味がない。 よくも悪くも昔の作品だなと感じた。 | ||||
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展開が気になるので一気に読んでしまった。一つ言いたいのは主人公が遭遇した過去の事件。主人公達はあんな状態で何故突き進んだのか、事故するのは当然ではないか。無理やりすぎというか煮詰まってない感じが否めなかった。また犯人についても同情すべき点に欠ける。自業自得ではないかと思ってしまった。 ただ伏線の回収と言いストーリー構成はよかったので、各動機について納得できるような話になれば佳作だと思った。 | ||||
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エンターテイメント小説として楽しめました。非常に緻密なストーリーでした。 ただ登場人物達が頭が良すぎるのか、会話のやり取りについて行くのが大変でした。ヒロインもなんか変。乱歩賞と直樹賞のダブル受賞作品ということでしたが、期待のほどというわけではありませんでした。 | ||||
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ストーリーは面白く、一気に読みました。 ただ、あまりにも都合良すぎるのと(小説なんだからとふまえても、ちょっと無理があるかな) 準主役の若い女性が、う〜んって感じ。 仲のいい母親が亡くなったその日に動く?そして初対面なのにクビ突っ込み過ぎて不自然。 でも展開がどんどん変わりながら進んでいくので飽きずに面白く読めます。オススメ。 | ||||
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電子版は新しいが江戸川乱歩賞(1995)、直木賞(1996)作品。犯人すぐわかっちゃうけど、タイトルにある「パラソル」は最後までわかりません。 | ||||
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他の方のレビューを見ていたらW受賞作でなければ評価は星ひとつ増やしたというのがあったのだけど、それには同意だった。正直直木賞乱歩賞ダブル受賞作という事で期待して読むと肩透かしを食らう。この作品を生涯ナンバーワンみたいに言う人を結構見かけて、それが読む一つの切欠になったのだが、結局そういった評価は世代的なものが理由なのだろうか。私は劇中で語られるような学生運動の盛んな頃には存在していないので当時を懐かしむとかそういう感慨はどうしても乏しいというか無いのであって、それの有る無しってのがこの作品を評価するにあたってハッキリ出るのかなあという気はした。 物語の骨格は嫌いではない。動機に関しては賛否ありそうだが、私は誰もが持ちうる感情には共感をおぼえその意味で自然に思えた。 ただ「それはちょっと…」と思ってしまう都合良過ぎな展開にはかなり辟易としてしまったところがある。特に公園爆破の際そこに対象とする人があれだけ都合良く集まっている事の不自然さといったらない。他にも登場人物の繋がりについても出来過ぎだろ…と思わずにはいられなかった。 推理小説として見ても特に驚かされる事もなくて至って普通だな…と。 | ||||
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過去の出来事とともに事件の骨格が明らかになると、何かやるせないものを抱えて年を重ねた男たちの、それでも最後まで屈したくない矜持のようなものを感じました。アル中の中年男がカッコイイという文学の魔法…。 | ||||
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登場人物の中にバカを演じて読者に対して状況説明をしてくれる人がいないことと、主人公の心理描写が少ないことで場面を理解しにくい。 出てくる用語が専門的すぎてめんどくさい ハードボイルド小説というだけあって、セリフがとても詩的で言葉のあや感が全開で会話が難解になりがち。読解力必要。 手がかりが物語のなかで少しづつ出されるのではなく、後半に一気に出されるので情報過多になる。 あと登場人物の理解力が高すぎてイライラしてくる。 とりあえず全体的にむずい。 | ||||
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直木賞受賞作。詳しくなかったが、芥川賞は純文学で直木賞はエンタメということだと、これを読んでわかった。主人公が影をもち、冷静で、なんだか、こてこてのハードボイルド系小説のような様相だった。あまりこのタイプの小説は読んだことはなかったので、そういう意味では面白かった。終盤の謎が解けていくあたりは、うまくピースがはめ込まれるように展開していて引き込まれた。しかし、やはりあまり現実感の乏しいキャラはいまいち入り込めない。 | ||||
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凄く面白い作品でした。 話の展開もテンポもよく、男が見てもほれぼれするような主人公で、浅井とのコンビが特に良い。2人の友情というかコンビネーションというか、時間を忘れて読みました。 しかし、最後の展開がすべてをぶち壊しています。ニューヨークで、桑野と優子が偶然再開して、デートを重ねて、子供までできる...この展開が残念過ぎます。ありえないだろ... | ||||
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笑った。 会話のセンスが好きです。 乱歩賞と直木賞の二冠と聞いていたので、 特別な読後感を期待したことあり、 期待値が高かったので満足度は決して高くないですが、 本書はセリフが抜群です。 巻末にシタヨミのプロも解説を寄せていますが、 主人公のアル中と奇妙なヤクザの冒頭は特にいいです。 『プロの酔っ払い』って職業もなかなか雰囲気があって、 うまいなあって思いました。 ヒロインの女性と主人公のアル中のやりとりもなかなか粋で、 魅力的なキャラクターが登場する本と思います。 パソコンのくだりは若干時代を匂わせますが、 全体的には初版が20年近く前であることを感じさせませんでした。 本好きにはオススメの一冊と思います。 | ||||
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今更ながらに読みました。 面白いと評判だったので期待して読んだのですが、序盤は話に魅力を感じませんでした。 爆発現場においてきたウイスキーのビンに指紋がついていた…… それがなぜ問題なのか?? 突然現れる暴力団関係者と思われる人物…… 起きることが唐突過ぎて、そこからこうなんじゃないか、と類推する楽しみもなく話が進んでいきます。 大学闘争うんぬんの過去が明らかになってから、急激に話の展開が面白く感じました。 ただ、そこまでは理由もわからないため、登場人物にも感情移入できないまま、読むのがおっくうでした。 中盤以降は登場人物のキャラが個性的で、しっかり立っているのでどんどん読めました。 確かに面白い、と思いましたが、私にはその面白さを感じるまでやや時間がかかりました。 | ||||
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後半の核心部分で、なんだこれ長いお別れじゃん!となる。チャンドリアンか。そうか。 どうりで新宿鮫+ノルウェイの森の臭いがしたんだよ。 おまけに終わりのほうで万延元年のフットボールも出てくるぞ(元ネタは谷川俊太郎だが)。 というわけで、いろんな名作のいいとこどりだからおもしろくないわけはないけど、 何もかにもが伏線で、すべてが絡んでましたっつーのもなーっていうのがひとつ、 あとひとつなんか物足りない気がしてたんだけど、3年ぐらい経ってそれが何かやっと分かった。 主人公が勃起しないことだ! | ||||
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テロというモチーフは今となっては新鮮味はないが 発表当時(95年)ならそれだけでインパクトがあったかもしれない. 全共闘,ハードボイルドといった要素もうまく取り込まれていて 好き好きではあるが,会話のやり取りに言葉のセンスを感じる. ラストには意外性もあり読後感は悪くない. しかしながら,主人公が過去には才能あるボクサーだったり ホームレスの元法医学教授が登場したり 関係者全員が同じ公園に集まったりという ご都合主義的な展開が目に付くのも事実. また,切断した身体の一部を保存してトリックに用いているが 10年以上前とはいえそれが判別できないほど 法医学の水準が低かったとは思えない. エンターテイメントとしては合格点だが ミステリーとしてはもう一歩というところか. | ||||
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物語の描かれ方が安定していたと思います。男の世界といった雰囲気で、ハードボイルドな世界にひたりたい人におすすめです。 | ||||
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アル中男が、爆弾テロに巻き込まれて、次第に彼の過去との関係が明らかになってゆく。よくできた作品だと思います.文章もとてもうまく読みやすいので、あっという間に読んでしまいました.最後、犯人と対峙する場面や、犯行の理由などがちょっと安っぽい。「24」みたいで、ハリウッドで映画やTVシリーズにしたらよさそう。主人公のキャラクターは、ハードボイルドなのですから、まあこのくらい非現実的でいいんじゃないでしょうか。まさに「まじめなアル中、ジャック・バウアー風味」。でも、全共闘だの、安田講堂だのいわれても、最近の人にはなんのことかさっぱりわからないとおもいます。 | ||||
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