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地獄の奇術師
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地獄の奇術師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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二階堂黎人氏のデビュー作だが、講談社からの出版で90年代前半なのに何故か当時の綾辻や歌野や我孫子の新本格系作家と並べて語られることが少ないので不思議。 昭和40年代を舞台に横溝的戦争の傷を引きずった呪われた家族に起こる連続猟奇殺人を描いている。ミイラ男とかやや子供っぽい要素もあるが江戸川乱歩的なチープで胡散臭い雰囲気を醸し出すことに成功している。この地獄の奇術師と言われる男の正体とホテルでの密室殺人と書斎での密室殺人の3つがメインとなるが、この当時の新本格系の作品としては大がかりなトリックではなくかなりセコい(?)古典的トリックが使われている。ホテルの密室トリックは明らかに森村誠一の高層の死角からの引用であり、トリックを明かされてもまあ納得は出来るがよくあるパターンのものである。あまりトリックに期待せず、全体を覆うクラシカルな恐怖小説的側面を楽しみたい。後、他のレビューでも書いてある通り、真犯人は最初の数十ページ読んだくらいで推理小説をよく読んでいる人なら見当が付いてしまいます。まあ、それだけ読者に対してフェアに書かれているとも言えるが。 トリックや真犯人解明の過程は昔からある推理小説にありがちなオーソドックスなものだが、デビュー作としてはけっこう力作であると思う。 | ||||
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難しいお話です。ただ、謎解きは多く、理屈で解いていきます。少しミステリーちっくですが、本格系です。ただ長い話ですので、短編好きの方は遠慮した方が無難です。私個人的には、もう少し易しい方がいいです。 | ||||
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正直、面白過ぎます。理屈ぬきに楽しめます。 | ||||
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二階堂黎人のデビュー作にして、二階堂蘭子シリーズの1作目です。蘭子は言うまでもなく「乱歩」を意識したネーミングでしょう。また、単に江戸川乱歩の名前をもじっているだけでなく、乱歩の『人間豹』に出てくる江川蘭子という登場人物を意識しているのでしょう。物語の方もモロに乱歩風で、あやしげな雰囲気に満ちています。科学捜査が発展した現代においては本格推理が成立しにくいことを回避する策として、舞台を過去に設定するというのはピーター・ラヴゼイが編み出した技ですが、二階堂もその方策を駆使しています(本作の舞台は昭和40年代)。謎解きの方は細かいトリックの積み重ねで、アッと驚くような大仕掛けはありません(メイントリックは森村誠一の有名作のマネ)。あくまでも雰囲気重視なのです。登場人物の会話の中に過去の推理小説が盛んに引用されていますが、それらの作品を知らない人の為に巻末に注釈が付いています。この注釈が推理小説ファンが読んでもかなり楽しめます。 | ||||
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一番最初に読んだ推理小説ともあってか、なかなか面白いです。この本でこの作家がすきになりました。もし読んだことがないなら読んでみたらいいと思いますよ。(具体的なこといいたいけどいうといけないので読んでみてください。) | ||||
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