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風の歌を聴け
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風の歌を聴けの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全370件 161~180 9/19ページ
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||||
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良い意味で若いねぇ。何かを訴えたいのでしょうけれどその方法が未だ掴めないもどかしさを感じる小説ですね。散文的でスケッチ画のようなイメージですね。ここが彼のスタートだったのかぁという感慨だけの読後感でした。 | ||||
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村上春樹はもともと経営者でした。しかもただの経営者ではなく、成功者ですよ。ジャズバーがうまくいっていた29歳の時にこの本を書いたのです。29歳というのは転機の年です。ジョンレノンがソロ活動を始めたのも29歳ですね。まあそれはそうと、バー経営がうまくいっているのにも関わらず、小説一本でやっていこうと思ったところがこの人の、真面目というかなんというかすごいところですよね。自分だったらバーの経営なんて誰かに任せて、利益だけは確保していたかな。保険というか、小説がうまくいかなかった場合のとこを考えたりして。でも村上春樹はそうではない。春樹さんの人柄や考え方はエッセイを読むとわかります。素晴らしい人柄です。世の中にはこういう人もいるんだなと感心します。この小説が良いとか悪いかの評価は、もはやどうでもよいけど、自分は今29歳なので、春樹さんが同じ29歳の時に書いたんだなぁと思って読むと感慨深いです。 しかしこのレビューの数…みんな村上春樹について自分が思っていることをシェアしたいんだねぇ〜 | ||||
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青春の、夏の日の3週間程度の様子を切り取って我々の前に提示したのであり、村上春樹のこの後の作品での枠組みのように、“入り口”も“出口”もない(一応、小説ですので、らしきものはありますが、・・・)、ある時間軸でのいろいろな事象の一コマである。 ただ、そこに書いてある文章には、明示的ではないものの主題は存在し、作者の “大きな力を持つ者に対する、弱者の、涙を拭いながらの静かな闘争宣言” であるような印象を受けました。だからこそ、わたしは、折にふれ何度も、何度もこの小説(?)を読みたくなるのです。 この物語の主題でもあるのですが、作者が、 一貫して文章を武器として、何か大きなものと闘うことのできる数少ない作家であり、事実、折々の数少ないコメントを聞くにつけ、弱者への愛を持ちながらその闘いを継続していると感じます。 このお話には、珍しく作者自身が登場するようで、ラジオNEB の DJ が村上春樹自身の投影なのでしょう。放送の中、いろいろな形式で DJ は言います「どんな惨めなことからでも人は何かを学べる・・・」、「良いことだけを考えるように努力・・・・、夜は寝るようにします。嫌なことは大抵真夜中に思いつくから・・・・」、「僕は・総じて政治家以外の・君たちが・好きだ」・・・・。 我々が宇宙に含まれているからといって、作家ハートフィールド(フェイクのようですが)が考える様な、複雑性: 宇宙 > 私達の脳 、という枠組みに作者は小さな疑義を呈しておりますが、私も、話はそんなにシンプルではないような気がします。脳は、恐らく、宇宙と同程度の複雑性を包含していると考えます。宇宙の動作原理が解ったとしても、“心” の涌出原理は解明できてないかもしれません。 ・・・・・これでは、文字通りの意味で・・・余りに散文ですね。 この作品の文頭にある「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が・・・」に免じてご容赦下さい。・・・・自分の “心” を目の前に差し出し、「この中にみえるのが、私が今、考えていることの100%の、一点の間違いもない表示です」とできないのですから。 | ||||
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たまに読み返すと、全然覚えてなくて、格言や言い回しなんか楽しめる。 | ||||
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村上春樹の表現力に圧倒される切なくもはかない青春物語を堪能できる。 本当に素晴らしいので、ノルウェーの森も購入しました。 | ||||
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とにかく文章がおもしろい 主人公のクールさも一作目にして確立されてます なにも考えずに読んでもすらすらと読めてしまいますが、 JFK,動物、フランス、レコード、14歳という年齢、など登場人物のなかで共通事項のようなものがたくさん出てきます 章によって登場人物は変わり、時系列も曖昧なのでたくさんの解釈ができる小説だと思いました | ||||
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風に歌を聴け絡もう一度きちんと読まなければなるまい。 神戸の大学中退した羊男は芝生の苅り方がきにくはないと だいがくを中退してしまう。この大学は関西学院大学なのだ。 | ||||
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村上春樹の不思議な所はすらすらと文章が頭に入って来ることだ。 もっとも、文章の内容は入ってきても「ここが●●の表象」だとか、「ここは××の比喩だ」などと私は解釈が出来る訳ではない。 そういう分析ではなく、「感じること」が大事ではないかと思う。 では「感じること」とは何であるか。 それは、形而上学的なものなのかもしれないし、どうでもいいことなのかもしれない。 これは、絵画などを評論(分析)する人も入れば、漠然と魅力に引かれて眺める人もいることに似ている。 なんにせよ、この作品も例に漏れずスラスラと読むことが出来た。 しかし、たいして印象に残ってる訳でもない。 ただ、不思議な読後感を感じる。 「読んだ意味が無い」といわれればそれまでなのだが、私は前述の通り意味はあると思っている。 | ||||
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村上春樹の作品は嫌いじゃない。 こういった軽い感じの作品が村上春樹らしいと思う。 この人の作品は、なんかわけのわからない世界が展開されつつも、 そこから醸し出される雰囲気というか、えもいわれぬ空気がおもしろい。 それにしても、村上春樹の作品を読めば読むほど、 ノーベル賞の候補に挙がっていることが不思議だ。 村上春樹はどちらかというと文学的な重々しさよりも、SF的な軽さが似合うと思う。 | ||||
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村上春樹渾身のデビュー作。 物語は断片的に語られ、様々な場面が行き来する。 そのために読者を退屈にはさせず、1場面事になんらかの感慨を与えてくれる。 春樹氏はこの作品でデビューをしたが、僕もこの作品で春樹ワールドの虜となるデビューを果たした。 こういう純文学的な入口もなければ出口もない小説は、好きな人嫌いな人と明確にわかれるだろう。 しかし好むと好まざるとに限らず、一度読んでほしい。僕は春樹氏の虜となって3年になるが、この風の歌を聴けは少なくとも10回は読み返した。読めば読むほど、味が出る小説というものがあるのだ。 人によっては苦いかもしれない。甘いかもしれない。食わず嫌いはもったいない。そういうことだ。 | ||||
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村上春樹って、うそをつくのが上手だ。 デレク・ハートフィールドが実在の人物じゃないって最近知った。 本屋で「ハートフィールドの本をください。」って言った人、沢山いたんだってさ。 人騒がせですね。 | ||||
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まずいきなり物語の始まりから 『「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 僕が大学生のころ偶然に知り合ったある作家は僕に向かってそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。完璧な文章なんて存在しない、と。』 僕も、この意味が何となくでも分かるようになったのは、はじめて読んでからずいぶん経ってからであったように思います。 『僕は文章についての多くをデレク・ハートフィールド(架空の人物です)に学んだ。』P9 『ハートフィールドが良い文章についてこんなふうに書いている。 「文章を書くという作業は、とりもなおさず自分と自分をとりまく事物との距離を確認することである。必要なのは感性ではなく、ものさしだ。」(「気分がよくて何が悪い?」1936年) 僕がものさしを片手に恐る恐るまわりを眺め始めたのは確かケネディー大統領の死んだ年で、それからもう15年にもなる。・・・』P10 ・ ・ ・ | ||||
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言わずと知れた、村上春樹デビュー作。なるほど、風のように読了してしまった。 これといったストーリーがあるわけではない、それでもその場にいるような妙な臨場感がある。 そして、少しおしゃれな気分になっている自分もいる。 確かに、いまでこそ多少まがいものの文章を書く人もいるだろうが、この当時としてはとんでもないオリジナリティだ。 物語という根本を変えうる。ストーリーは何も残らないし面白いも何もないが、なんかひっかかる。 村上春樹は何作か読んで、さほどの印象もなかったが、なぜか、この第一作を読んで改めて読んでみたくなった。 | ||||
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始めて読んだ村上作品です。リズムよい文に心引かれて何度も読みました。 軽い文体の中にも主人公の孤独が影を潜めています。親友やレコード屋の女にも自分のことは何も語っていませんし、三番目の彼女が亡くなったのがまるで昔話のように語られています。 好きな作品の一つです。 | ||||
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青春の一片を独特のタッチで表現しています。故郷を離れた大学一年生の方にとっては共感が持てる作品と思います。 | ||||
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タイトルを見て思う、凄いベストセラーを出している事、それと繋げて考える。 未だ、作者に対して、新しい発見がある。 羊どうのこうのの本も、実は思ってたのと違う意味があったのかもしれないと思ったり。 真摯にずっと走り続けているという凄さを感じる。それは自分には到底知る事も真似する事も出来ない所なんだろう。 もの凄い人のデビュー作だ。 | ||||
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人気著者、村上春樹さんの作品で 「文字サイズが大きくなって、とても読みやすくなりました。」 確かにそうですが、読んでいて内容が結局何をいいたいんだろう・・・ というような意味で個人的には読みにくかったという感想です。 | ||||
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荒削りではあるが、どこにも行き場の無い思いが込められた作品と思う。 女性が作品中に登場するが、涙を誘う訳でもなく、淡々と現実が過ぎていく描画が好きである。 | ||||
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ストーリー自体はありふれた青春物語。それを村上春樹独特の文体で飾り付けしている。村上春樹は自分の世界に読者を引っ張っていく力はあるが、読者がその世界観に合わなければそれまでである。ウィットに富んだ会話がところどころあるのが唯一の救い。 | ||||
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