■スポンサードリンク
モーツァルトは子守唄を歌わない
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
モーツァルトは子守唄を歌わないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はじめてこの作品に出会ったのは かれこれ10年以上前になる。 今年、モーツァルト生誕250周年ということで 久々に手に取ってみたが、 いやはや、やっぱり面白い。 モーツァルトの謎の死、フリーメーソンといった 歴史ミステリーを題材にしている点だけでも 気惹かれるものなのに、更に、 ベートーベンという意外な歴史上人物を探偵役に当てるなんて なかなかの度胸であり、興味津々だ。 実際のベートーベンやモーツァルトがどうだったか、 史実がどうだった云々・・・なんて堅苦しいこと言わずに このミステリーロマンを読んで欲しい。 テンポ良く、ユーモアのある・・・最近の言葉で言うならば 「ちょいわるオヤジ」的なベートーベンの名探偵ぶりを 愉しみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2006年はモーツァルトイヤーでもあるし、もっと注目されてもよいのではないか。とはいえ、モーツァルトは登場しないけど。 探偵役に据えたベートーヴェンの、このキャラクターを生んだという手柄だけでも評価されるべき作品だ。 著者が出版業界と衝突し干されたがために、その作品の全てが今や幻の状態。同時に乱歩賞を受賞した東野圭吾との差たるや、今や・・・。 しかし、読者にとってはそんな事情は知ったことではない。たとえいくら著者が聖人で業界が悪の権化であろうとも、作品が出ないことにはどうしようもないではないか。できあがった作品には何の関係もないことである。つまり、この作品は歴代乱歩賞受賞作の中でも、かなり高水準で、楽しめる、とてもよい作品だということが、僕は言いたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2006年はモーツァルトイヤーでもあるし、もっと注目されてもよいのではないか。とはいえ、モーツァルトは登場しないけど。 探偵役に据えたベートーヴェンの、このキャラクターを生んだという手柄だけでも評価されるべき作品だ。 著者が出版業界と衝突し干されたがために、その作品の全てが今や幻の状態。同時に乱歩賞を受賞した東野圭吾との差たるや、今や・・・。 しかし、読者にとってはそんな事情は知ったことではない。たとえいくら著者が聖人で業界が悪の権化であろうとも、作品が出ないことにはどうしようもないではないか。できあがった作品には何の関係もないことである。 つまり、この作品は歴代乱歩賞受賞作の中でも、かなり高水準で、楽しめる、とてもよい作品だということが、僕は言いたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ベートーヴェンがモーツァルトの死の謎を追う本書。 虚構と現実の狭間を明るいタッチで読ませてくれます。 ベートーヴェン達に親近感を覚えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説としてとても楽しく読めた。推理小説である以上ここでのネタバレは許されないと思うので内容は敢えて書かない。そもそもは映画『アマデウス』でショックを受けたモーツァルトとサリエリの確執を追ってこの本にまで行き着いたのだが、その点では舞台は十八世紀、モーツァルトはもうこの世にはいないという設定だったので、私の追う確執には迫れなかった。 モーツァルトもサリエリもベートーヴェンも一人の人であった。神聖な人間などどこにもいない。どこかでこの本はこういっているような気がする。 ちなみにこの作者は、この本の前に江戸川乱歩賞に応募した作品が締め切りを少し過ぎ、また、その年の受賞作がこの作者の書いた作品と大変似ていたので落選し、この本を書いた年には、映画『アマデウス』が大ヒットし、作者は踏んだり蹴ったりであったことをつけくわえておく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説としてとても楽しく読めた。推理小説である以上ここでのネタバレは許されないと思うので内容は敢えて書かない。そもそもは映画『アマデウス』でショックを受けたモーツァルトとサリエリの確執を追ってこの本にまで行き着いたのだが、その点では舞台は十八世紀、モーツァルトはもうこの世にはいないという設定だったので、私の追う確執には迫れなかった。 モーツァルトもサリエリもベートーヴェンも一人の人であった。神聖な人間などどこにもいない。どこかでこの本はこういっているような気がする。 ちなみにこの作者は、この本の前に江戸川乱歩賞に応募した作品が締め切りを少し過ぎ、また、その年の受賞作がこの作者の書いた作品と大変似ていたので落選し、この本を書いた年には、映画『アマデウス』が大ヒットし、作者は踏んだり蹴ったりであったことをつけくわえておく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「アマデウス」もすごいけど、こっちはもっと凄かった。この人の文章を読んで以来、ずっと毒されたまま。私の大好きな音楽家ベートーヴェンが主人公というのも新鮮でした。並ぶ名台詞の数々。そしてどんでん返しもりだくさん。最後まで楽しませてくれます。魔夜さんの挿絵や4コマもステキでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かれこれ10年程前に買ったこの本は、今でも時々書棚から取り出して読む愛読書の中の1冊です。私が買ったお店は「某楽器店」の「音楽書コーナー」でした。ピアノの譜面を探している時、ふと目に留まったのです。当時モーツァルトについて卒業論文を書いていた私は、興味本位で手にしたにもかかわらず帰宅の電車の中で一気に読みきり、なおかつフィクションであると分かっていながら「これが事実かも!?」なんてホンキで思ってしまうほどの入念な調査に基づいた”小説”です。音楽関係者でも「なんじゃコリャ?」と思うことなく素直に楽しめる1冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第31回(1985年)江戸川乱歩賞受賞作品。 エニックス刊行の月刊ステンシルに連載されているマンガ作品の原作である。 私はマンガを読んでから興味を持ち、小説は苦手だが原作を読んでみたくなりこの本を手にした。マンガのイメージが生きることで、小説が苦手な私でも話の流れやキャラクターのイメージで、難なく読み進めることができた。 舞台は歴史に名を残す大作曲家モーツァルトやベートーヴェンが活躍する時代のウィーンである。西洋文化やクラシック、ベートーヴェンがお好きな方はもちろん、そうでない人も、静止画でしか知らない作曲家たちが作者の細やかな描写により表情がついている世界は一見の価値あり。賞を受賞しているだけあって、しっかりした作りになっている。中学生から私のような社会人まで、広く楽しめる作品だと思う。マンガからでもはじめられてみてはどうだろうか。 最後に、私はこの作品を推理小説という気持ちで読んでいなかった。言われてみれば推理小説かもしれないが、それとは違った楽しみも十分にあると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
細かい時代考証、鮮やかな伏線、映画「アマデウス」に先立つ驚くべき結末・・。しかし、この本の本当の魅力は、クールなベートーベンと、こまっしゃくれたチェルニーの、気の利いた掛け合い漫才なのかもしれません。 魔夜峰央さんの挿し絵もなかなかカワイイです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!