五月香(めいか)ロケーション〈PART1〉感傷戦士(センチメンタル・エニュオ)
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殲滅された戦闘民族の生き残りの女子高生が、巨悪と戦う伝奇小説である。 台湾・高砂族につらなる伝説の民、飛虎族。飛騨の奥地にひっそりと暮していた彼らは、突然の自衛隊襲撃により、三名を残し、息絶えてしまう。主人公は、一人の自衛隊員により守れた少女。彼女は、その自衛隊員の養女として暮らすようになる。 優れた身体能力を持つ少女という設定であるが、人間離れと言おうか。スーパーヒーロー並みだ。 高校生になった主人公は、何故、一族が襲われたかを知ることになる。そこから、飛虎族の残党を巻き込んだ、大いなる陰謀との戦いが始まるのだった…。 よく考えると無茶なストーリー展開だが、それを感じさせる間のないテンポよ良さである。折々に、主人公の育ての親の悲劇を織り交ぜて、読者の怒りを煽り立ててくる。敵に誘拐された義理の姉の救出劇が、本作品のクライマックスで、戦闘シーンは大迫力。 ページ数は少ないが、読み応えがたっぷりだ。期待してなかっただけに、収穫が大きかった。 | ||||
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30年くらい前に読んでた作家さんでコロナ禍に本の整理を始めて読み直し?たところ引越等でなくなってた本が何冊かあり探してやっと見つけました。この作家さんは博識でこだわりが強く理解しづらい所もの多々ありますが、この作家さんにしてはアクション感強くて死人が多すぎですが、今読んでも面白かったです。ちょっとファンタジック?と言うか現実離れしてる所もありますがパート1、2と続けて読めば読み応えもあり私は好きです。 出版社、編集者さんと何かとあったような作家さんで他の作品に色々入って?たりして???もあり、作品数も少なめなのが残念かな(汗) | ||||
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森雅裕さんのテンポのいい会話が好きでこの本に行き着きました。 れっきとした小説ですが、内容は完全に漫画です。 五月香の超人ぶりが荒唐無稽で楽しめました。 映像化しても面白いと思うのですが、残念ながらなさそうですね。 この作家さんはあまり世間で正当に評価されていない気がします。 今となっては、全て絶版で捜すのが大変です。 | ||||
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森雅裕ファンとしては、彼の新刊が出ない今、古い小説を探して読むしかない。この本も、古本屋を探してようやく見つけた一冊なんだけど、なんじゃコリャって感じ。 出版されたのは1986年ということで、おそらくこういうヴァイオレンスアクションが流行っていたのかもしれないが、彼の作品らしさが殆ど無い。 唯一、主人公の女子高生、五月香(めいか)が、生意気でこまっしゃくれてるところ。彼女のセリフは、彼の作品に出てくる女性主人公特有のもの。 うーん、きっとこのころの著者は迷走状態だったのかな。彼のファン以外にはオススメできないかも。 | ||||
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台湾高砂族の中でも特に勇猛で知られる飛虎族の男を父に、飛騨忍者の末裔の女を母に持つ少女、梨羽五月香(なしば・めいか)。その例を見ない身体能力の秘密を探り、飛虎族の隠された財宝を利用しクーデターを起こそうとする謎の組織が五月香と家族を襲う。全身に傷を負いながらもたった一人で戦い続ける五月香。飛虎族の財宝を探し出し、クーデターを阻止することができるのか? 自衛隊特殊部隊との戦いや、その裏に見え隠れするアメリカコンピューター産業の組織などスケールの大きな話、血統からくる不思議な身体能力を持つ主人公 五月香のプロフィールなど、とてもおもしろく読み進めることができます。が、それも途中まで。運動神経・能力ともに抜群、車を運転させればレーサー並み、さらには拳銃の扱い方はもちろん射撃の腕も一流の女子高生 五月香。戦う相手が巨大な組織に五月香に負けず劣らずの身体能力を持つ男ということでそれなりの盛り上がりを見せ、五月香も傷付き窮地に追い込まれたりもするのですが、そのあまりの超人ぶりに、中盤過ぎあたりからシラけてきてしまいます 強く賢く戦う少女を題材にしたものは小説・マンガを問わずたくさんありますが、本作は、あまりに完全無欠に書きすぎるとおもしろくなくなってしまうという良い例ではないでしょうか。 もう少し五月香の能力を抑え、彼女の怒りばかりではなく弱さを書き込んでいたなら、もっと感情移入しておもしろく読めたことでしょう。 | ||||
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