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凶鳥の如き忌むもの
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凶鳥の如き忌むものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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タイトルの通り、一番好きな密室トリックの作品。 トリック以外には、確かに色んな意味で難の多い作品。 だが、トリックの素晴らしさに、余裕で疵を帳消しにできるレベル。 しかし、『厭魅の如き憑くもの』はフーダニットものの傑作だし、『凶鳥の如き忌むもの』はハウダニットものの傑作だし、『首無の如き祟るもの』はメタ・どんでん返し系の傑作って… 三津田信三、あらゆるジャンルのミステリーで傑作書いてるのが本当に凄い。 | ||||
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シリーズ2作目で、前作と比べるとホラー要素が薄くミステリ要素が濃くなっています。孤島で一人ずつ消えていく典型的なクローズド・サークルものですが、死んでいるのか、はたまた姿を消しただけなのか、なかなか判明しないところがユニークです。 前作同様、状況や地理的な説明が複雑で脳内再生するのが難しく、せめてMAPをつけてくれると良かったと思います。物語半ばで登場人物による推理合戦がありますが、この部分は少し冗長に感じました。探偵による最後の推理が、論理の積み重ねよりひらめきに依存しているため、なおさらそう感じます。 「画用紙」→「凧」と即断するなど推理に強引さが目立ち、トリックも大技なので本格パズル・ミステリとしての出来ばえはあまり高いとは思いませんが、物語全体のエンタメ性は高く、面白く読むことができました。 | ||||
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言耶が語った巫女消失のトリックは正解だったのか?本当の結末は短編集『密室の如き…』の「2羽の鳥」ならば朱音も正音も生存? | ||||
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満足 | ||||
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ホラー、ミステリのバランスが丁度良いと感じました。前作と比べても遜色ない内容だと思います。 | ||||
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読んでて、密室から消えたっていうよりxxにxxてたとか?まさかねー とか思ってたらそのまさかで推理物的にどうなのかと思ったけど、怪奇物としてはありなのかとも思えた。 トリック云々はともかくとして、世界観や雰囲気はすごく好きです。 それにしてもこの先のシリーズも通して、いまいち動機が弱いのが残念。 それくらいで手にかけちゃう?とか半ばとばっちりの被害者とか。 もっと芯の通った動機は欲しいところ。 | ||||
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正統派の本格推理です。最後に真実が暴かれます。真実が凄すぎて、ええっ!!~ってなりました。民俗学とか、いろいろなことも書いてあるのおもしろいです。あと昔の推理小説にありがちな詳細な状況分析もあります。この部分はだるいので飛ばし読みしても問題ありません。他の方のレビューにもありますが読みにくいですね。 | ||||
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家船が描写される小説は初めて読んだ。それだけで星5つに値する。 (まだ読み終わっていない(笑)) | ||||
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本書では、変則的な密室状態からの人間消失事件が発生します。 その真相が、他のミステリーでは見ない物だったので驚きました。 また、最初で明かされていますが、大分探偵小説寄りで、ホラー成分は刀城言耶シリーズの前作より少なくなっています。 欠点としては、序盤から中盤に掛けて、(舞台となる村の成り立ちが説明される辺り)若干退屈で読み進めづらい部分がある所です。 | ||||
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文庫のサイズと装丁が好きなので、このシリーズはずっと文庫版を購入していました。 置き場の都合で初めてkindle版を買いましたが… 見取図がなくてイメージしにくいと思いながら半分以上読み進んだところで、 通常の文庫にはちゃんと島と拝殿の図版が入っているのに気がつきました。 図版は文庫版の特典で、単行本には入っていないらしいのですが、 有無は明記してほしかったです。知ってたら紙の方にしたのに。 | ||||
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アマゾンのデータベースの限界もあって、特装版ハードカバー(短編1作が追加収録)へのレビューが、こちの文庫版へのレビューとしても、公開されている。 講談社文庫版には、「天魔の如き跳ぶもの」は収録されていない。 (講談社版では、今後文庫化される予定の短編集『生霊の如き重るもの』に収録されている) さて本書では序文に、『厭魅の如き憑くもの』とは性格の異なる事件で、より探偵小説的展開になっていることが、明記されている。 したがって『厭魅の如き憑くもの』のような小説を期待したのだが違っていた、などという感想は、そもそも的外れなのだ。 刀城言耶シリーズ中においては、いわゆる「後期クイーン的問題」が前面に押し出されている点で、異色の部類に属する。 今回の場合、刀城言耶は初めから「鳥人の儀」と呼ばれる謎の儀式が何なのかに興味を持っている。 「鳥人の儀」とは、どのような儀式なのか。 自分の目の前で起こった事態は儀式としての成功なのか、失敗なのか。 失敗なのだとしたら、これから何が起こってしまうのか。 前回の儀式が行われた際に起こったと伝えられている怪異が、どのように関係してくるのか。 そうした事を、ストーリーの前半から真剣に考えているため、主人公の立場が一般的な探偵役に近い。 初めから、主人公は謎を解くつもりなのだ。 したがって、ラストに現れる巫女装束の人物も怪異ではなく、それが誰であり、その人物がこれから何をする積もりなのかも、読者には(ちゃんと読めば)わかる展開になっている。 その意味では、本作で扱われている事件には怪異など何も関っていない、とすら言えるだろう。 だが、そのことは序文に示されているのだから、その積もりで読めば良い。 | ||||
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「まじものの如き・・」ほどの恐怖はない。チベットという言葉が出たところで、おそらく「鳥葬」だろうと推測できた。シチュエーションとしては「獄門島」風ではあるものの、さすがは三津田文学。凧トリックから、毒殺まで奇想天外なストーリー展開は見事としか言いようがない。 | ||||
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土着信仰の凄まじさを味わえます。真相解明の部分は息を呑む思いでした。他の刀城シリーズと比べてテンポが幾分ゆっくりな気がしますが、じっくりと話を理解する事が出来たので良かったと思います。 | ||||
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土着信仰の凄まじさを味わえます。 真相解明の部分は息を呑む思いでした。 他の刀城シリーズと比べてテンポが幾分ゆっくりな気がしますが、じっくりと話を理解する事が出来たので良かったと思います。 | ||||
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◆「天魔の如き跳ぶもの」 先輩の阿武隈川烏とともに“天魔”という奇妙な屋敷神 を祀っている武蔵茶郷の箕作家にやって来た刀城言耶。 そこの裏庭にある竹薮では、近所の子どもが足跡だけ を残して消えてしまう、という奇怪な事件が起きたらしい……。 刀城言耶が、学生時代に遭遇した事件。 「凶鳥の如き忌むもの」同様、《人間消失》がテーマとなっていますが、 あちらが凄惨でグロテスクなテイストだったのに対し、こちらはちょっと おバカなほんわかテイストといった感じで、決して笑いごとにはできない 事件が扱われてはいるものの、絵ヅラを想像すると、思わずププッ、と なってしまいます。 また、シリーズものとしての読みどころは、阿武隈川の強烈なキャラも さることながら、犯人に父親である名探偵・冬城牙城の名前を出され、 挑発された言耶が、普段ののほほんとした雰囲気を一変させ、真相を 導き出すというツボを押さえた描写がなされているのも見逃せません。 | ||||
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■「凶鳥の如き忌むもの」 十八年ぶりに鳥坏島で行われる“鳥人の儀”。 前回の儀式では、島に行った八名のうち、儀式を 行う巫女を含め、七名が行方不明となっていた。 そして今回も、巫女の朱音が、密室 状態の拝殿から、姿を消してしまい……。 〈密室からの人間消失〉がテーマの本作。 特に「第十章 人間消失の分類と方法」では、現場となった拝殿と消えた巫女を、 それぞれ「場」と「駒」に抽象化した上で、想定できる全ての可能性を検討していく 緻密な議論が行われています。 ただ、いかんせん、本作の真相自体は、結構多くの読者が、直感的に思い浮かべる ものだと思うので、それが判明した際に、若干拍子抜けに感じてしまうのが残念です (「宗教儀式」、「影禿鷲」、「消失」といったキーワードから類推できますよね)。 ■「天魔の如き跳ぶもの」 先輩の阿武隈川烏とともに“天魔”という奇妙な屋敷神 を祀っている武蔵茶郷の箕作家にやって来た刀城言耶。 そこの裏庭にある竹薮では、近所の子どもが足跡だけ を残して消えてしまう、という奇怪な事件が起きたらしい……。 刀城言耶が、学生時代に遭遇した事件。 「凶鳥の如き忌むもの」同様、《人間消失》がテーマとなっていますが、 あちらが凄惨でグロテスクなテイストだったのに対し、こちらはちょっと おバカなほんわかテイストといった感じで、決して笑いごとにはできない 事件が扱われてはいるものの、絵ヅラを想像すると、思わずププッ、と なってしまいます。 また、シリーズものとしての読みどころは、阿武隈川の強烈なキャラも さることながら、犯人に父親である名探偵・冬城牙城の名前を出され、 挑発された言耶が、普段ののほほんとした雰囲気を一変させ、真相を 導き出すというツボを押さえた描写がなされているのも見逃せません。 | ||||
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先日、第5作が発売されたばかりの『如き』シリーズ。 その第2作『凶鳥の如き忌むもの』がハードカバーになって再発売。 推理作家にして名探偵・刀城元哉が、 怪鳥伝説の伝わる孤島で起きた殺人事件を 明晰な推理と民俗学的ウンチクをもとに解決します。 映像化不可能なシリーズ最大の問題作。 まだ読んだことがない方は、この機会にぜひご一読ください。 さらに本書には(さすがに気がとがめたのか) 阿武隈川先生が大活躍?する短編『天魔の如き跳ぶもの』を同時収録。 文庫で発売すればいいのに 『密室の如き〜』もハードカバーになるんじゃないの? 様々な思いが頭をよぎるけれど、買わずにいられない!! あるいは、本棚の見た目を良くしたい ―そんな方にのみおススメです☆ | ||||
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先日、第5作が発売されたばかりの『如き』シリーズ。 その第2作『凶鳥の如き忌むもの』がハードカバーになって再発売。 推理作家にして名探偵・刀城元哉が、 怪鳥伝説の伝わる孤島で起きた殺人事件を 明晰な推理と民俗学的ウンチクをもとに解決します。 映像化不可能なシリーズ最大の問題作。 まだ読んだことがない方は、この機会にぜひご一読ください。 さらに本書には(さすがに気がとがめたのか) 阿武隈川先生が大活躍?する短編『天魔の如き跳ぶもの』を同時収録。 文庫で発売すればいいのに 『密室の如き〜』もハードカバーになるんじゃないの? 様々な思いが頭をよぎるけれど、買わずにいられない!! あるいは、本棚の見た目を良くしたい ―そんな方にのみおススメです☆ | ||||
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ミステリとホラーが見事に融合した 「刀城言耶」シリーズの第2作です。 2009年2月現在、第4作まで出ていますが、 一番構成がストレートな作品です。 【怪異譚を求め日本中をたずねる小説家・刀城言耶は 瀬戸内にある鳥坏島の秘儀を取材しに行く。 島の断崖絶壁の上に造られた拝殿で執り行われる <鳥人の儀>とは何か? 儀礼中に消える巫女!大鳥様の奇跡か? はたまた鳥女と呼ばれる化け物の仕業なのか? 本格ミステリーと民俗ホラーを融合させた高密度推理小説。】 ・・・そんな作品紹介が 本の裏面に記載されていますが、 本作は正に人間消失の謎オンリーで、 直球勝負をしてきます。 人間消失が起き、 その謎を刀城言耶が解く。 この作品はそれに尽きると言えます。 他の3作のように 複数の謎が提示されたりすることはなく、 人間消失の謎のみが語られていきます。 また、章ごとに描写の視点を変えるようなこともなく、 ずっと刀城言耶の視点で語られていきます。 その点では、構成がすっきりして 読みやすい作品になっています。 ホラー色は他の3作より薄いですが、 その分、ミステリ色の強い作品に 仕上がっていると言えるでしょう。 人間消失のトリックが最後に明かされますが、 衝撃度はなかなかなものです。 思う存分、驚いてみてください。 | ||||
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ミステリとホラーが見事に融合した 「刀城言耶」シリーズの第2作です。 2009年2月現在、第4作まで出ていますが、 一番構成がストレートな作品です。 【怪異譚を求め日本中をたずねる小説家・刀城言耶は 瀬戸内にある鳥坏島の秘儀を取材しに行く。 島の断崖絶壁の上に造られた拝殿で執り行われる <鳥人の儀>とは何か? 儀礼中に消える巫女!大鳥様の奇跡か? はたまた鳥女と呼ばれる化け物の仕業なのか? 本格ミステリーと民俗ホラーを融合させた高密度推理小説。】 ・・・そんな作品紹介が 本の裏面に記載されていますが、 本作は正に人間消失の謎オンリーで、 直球勝負をしてきます。 人間消失が起き、 その謎を刀城言耶が解く。 この作品はそれに尽きると言えます。 他の3作のように 複数の謎が提示されたりすることはなく、 人間消失の謎のみが語られていきます。 また、章ごとに描写の視点を変えるようなこともなく、 ずっと刀城言耶の視点で語られていきます。 その点では、構成がすっきりして 読みやすい作品になっています。 ホラー色は他の3作より薄いですが、 その分、ミステリ色の強い作品に 仕上がっていると言えるでしょう。 人間消失のトリックが最後に明かされますが、 衝撃度はなかなかなものです。 思う存分、驚いてみてください。 | ||||
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