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青の炎
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青の炎の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全351件 161~180 9/18ページ
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| 貴志祐介の作品は愛読しており、本書で恐らく五冊目です。他の作品と比べて本書は独特の奇抜さやグロテスクさはありませんでした。 しかしながら目に浮かぶような詳細な描写やテンポのよい展開は本書においても健在で、貴志祐介の作品を読みなれた人もそうでない人にも心地よく読める作品です。 | ||||
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| ちょっと残酷で、悲しい青春小説。近日テレビで映画やるみたいなので、本と比べてみるのが楽しみです。 | ||||
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| 『新世界より』からこの作品にたどり着きました。 読み終わった感想を一言で表すとおもしろいにつきます。 同時にいろいろなことを考えさせられます。 本文中に『山月記』を引用しているのが個人的に印象的でした。 秀一は己の中にいる獣によって殺されてしまったのだと思います。 | ||||
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| ラスト20頁は頭から離れない。 母が曽根を家に置いておくことを選んだ理由は彼の病気を知っていたからだけど、 秀一はそれを知らなかったから辛い決断を下した。 もしも母が秀一がもう幼い子供ではなく、率先して家族を救うために行動できるくらい 大人になっていることを知っていたら、秀一に曽根の事情を話したであろう。だとしたら 秀一はそもそも曽根を殺すとなどという決断を下さなかったかもしれない。 さらに殺人を後悔なく行えるのは人口の3%くらいであり、それ以外の人間は もし殺人を犯したら強烈な罪の意識に苛まれて苦しみ続けるということを秀一が知っていたら、 石岡までも殺そうとはしなかったかもしれない(ハスミンでもないかぎり、普通の人間は平気で殺人などできない)。 しかし人間はいつだって限られた情報のなかで決断を下し、その結果を引き受けて生きていく。 そして秀一を喪ったあとの母や妹、GFの悲しみはどれほどのものだろう?彼女達にしてみれば、 どれほど世間からバッシングされようとも、秀一に生きていて欲しかったに違いない。 そういう意味では、彼はもっとも親しい人々の気持ちを正しく受け止められなかったのではないだろうか? 若い男には、しかしとてもありがちなことではあるのだけど。 若い男はとにかくカッコつけようとする。 しかし、それが悪いことだと誰が言えるのか? この作品はサスペンス・ミステリーというジャンルではあるのだろうが、枠組みを越えて古典悲劇のような肌触りがある。 レビューの数が示すとおり、傑作である。 | ||||
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| この本は、嵐の二宮和也によって映画化された作品です。 私は嵐のファンで、それがきっかけで読んでみたのですが、 私が今まで読んだ本の中で一番面白かったです。 読んで損しない本だと断言できます。 あと、嵐のファンとしても、この本のファンとしても言いますが、映画も素晴らしい作品です。本とはまた違う。楽しみを得られると思いますので、映画の方も見てください。 | ||||
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| 自転車とバーボンを愛する秀才高校生が、家に居座る母の元夫の殺害を決意する。面白い(^-^)。 | ||||
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| 最初読んだとき、私はこの本の主人公である櫛森秀一の賢さに驚嘆しました。明らかに、高校生レベルの頭脳ではないだろうと思いました。しかしそれ以上に驚いたのは、秀一の家族を守る愛情です。母や妹を守るため、とても手間をかけて完全犯罪を計画します。この物語は秀一視点で描かれ殺人に至るまでの経緯や葛藤いろいろな秀一の心情がダイレクトに読者に伝わってきます。読みやすく、終始秀一に同情したり殺人とは何か考えさせられる作品でした。 | ||||
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| 一人の好青年と言える高校生の家族に母が離婚した男が転がり込んでくる。どうしようもなく家族に迷惑を かける男を家族の為に殺そうとする高校生。完全と思われた殺人、だが、それを目撃した同級生に脅迫されるはめに。 そしてその同級生も完全犯罪で殺す彼。なかなか殺人にプロットもしっかりしているし、その殺人が少しずつ暴かれて いく迫力とリアリティも面白い。なかんずくこの高校生とガールフレンドも上手く描けており、まるで青春小説を読んでいるよう にも思う。軽い気持ちで読める一方、なかなか面白くて悲しい作品でもある。 | ||||
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| 先頃亡くなられたミステリー界の大御所佐野洋氏は、かの『推理日記』第9巻でこの作品を「やがて倒叙ミステリーの古典になる一級品」と絶賛。さらに、当時の山本周五郎賞選考委員たちのあまりに低い評価に対して的確な論駁を提示しておられる。けだし炯眼であります。 別視点からいうと、内容空疎なライトノベルが横溢する中で、これは実に懐の深い青春小説であり、いまだにこれと伍すような作品は出会っていない。 個人的には、主人公が恋人と初体験するときの描写にジーンときました。(^^;) | ||||
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| 貴志さんの小説は面白いね。僕が感想書くのは下手ですので、読む価値なしですが、貴志さんの小説は読む価値大いにアリですね! | ||||
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| 想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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| 面白い! 最後のほうのヤケになって同級生に殴りかかるシーンは、よく、犯罪者の心理を書けているなぁと思いました。 境界性人格障害?か? そして最後は切ない……。 名作です。 | ||||
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| 品物はぼろでした。 でも値段相応。 もんくはありません。 お風呂で読むのでない要塞良ければグッド | ||||
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| とてもすばらしい作品だと思います。 映画化してほしいな。 読む価値ありです。 | ||||
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| ・文体は読みやすく、またいろいろと専門的なことを きちんと調べて書かれた作品で、読み物として文章を 読むことを楽しみたい人にはいい作品かもしれません。 ・ただ読後感が良くないですし、読んでいる途中でも その殺人の手法の説明がそんなに必要かと、だれてくる ところが多々あります。 ・また名作は二度読んでみたくなるような、なにかが 含まれていると思いますが、本作は時間つぶしに一度 読めば、二回目は読んで味わいたい何かがあると思う 人は少ないのではないでしょうか。 | ||||
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| 結論から書いてしまうとかなりの力作であり、ディテールも中盤まではよく書き込まれているのだが・・・・。殺人にいたるトリックの描写が--これが本作の魅力とリアリティでもあるのですが--僕としては冗漫に感じた。多くの高い評価でレビューをアップしている方は、法医学の描写の部分なんてすんなり頭に入ったのかな?僕にはそこが大きな疑問だ。 そして本作の迫力を欠く大きな欠点をあげれば、第一の被害者の(加害者か?)正体があまりに早く明らかになりすぎているからではないか。正体が簡単に明らかにならず、謎の存在として主人公や周囲の人間との葛藤が多く描かれていれば、主人公の殺人にいたる心理面での描写も、更に凄みをもって書き込めたはずだ。いや、そこは書き込まなければならなかった部分だと思う。その描写によって主人公の純粋さと被害者への恐怖感があぶり出され、この小説はもっとスリリングで迫力あるものになっていたはずだ。そうしていれば、二人目の殺害を描く必要もなく、本作はワンモチーフで完結するものにしあがり、今の何倍も完成度の高い作品に仕上がっていたと思う。 | ||||
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| KINDLEで上位に入っていたので、お試しのつもりで購入してみました。 期待していた以上に面白く、一気に読み進んでしまいました。 主人公が殺人を犯すに至る心理描写に引き込まれました。 読後、同名の映画も見てみましたが、原作を読んでいないとデテールを飛ばしている部分があるので分かり難いかも。 まだご覧になっていない方は、小説を読んでからにするといいと思います。 | ||||
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| 僕がこの本を読んだのは高二の時だった。それはまさに作中で登場する夏目漱石の「こころ」を授業でやっている時期で、親しみを覚えずにはいられなかった。さらに、日常が崩れていく恐ろしさとそれに密かに憧れる思い。そこに「自分は特別」みたいな僕の痛々しい自負が主人公と重なり、ない交ぜになった時、僕は櫛森秀一になっていた。ここまでthe感情移入してしまった作品はなかった。これぞ後世に語り継がれるべき名作。 | ||||
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| 貴志祐介の作品に出てくる主人公はいつも沈着冷静である。それが作品に寄って吉と出たり凶と出たりする。 青の炎は後者だと感じざるをえなかった。 もう少し人間味があるキャラクターであれば素直に感動出来たかもしれない。 ただそれだけでは語れない不思議さもある。 正直作者の意図が良くわからない。 感覚的には脇役の登場人物が必死に読者を感動させようとしているのに肝心の主人公がそれを打ち消しているような感じだ。 | ||||
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| うまい。そう思いました。 同じ作者のものとしては、『黒い家』、『悪の教典』も読みました。 この作品が一番、よかったです。筋が通っていて、話に破たんがありません。 人間ドラマは秀逸。 繊細だが、理知的な都会の男子高校生の気持ちをよく描いていると思います。 完全犯罪を目指す主人公が考えるトリックは、一見、理屈は通っていますが、結構穴もある。ただ、それがまた理知的だが、少々頭でっかちで、少々情緒過多な男子高校生の考え出すものとして自然なように思えます。 一番楽しめる読者層は、高校生〜大学生ぐらいかと思います。でも、それよりもはるかに大人でも十分楽しめるように思います。 おすすめです。 | ||||
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