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青の炎
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青の炎の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全355件 261~280 14/18ページ
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| 黒い家以降から貴志祐介作品は必ず買うようにしており、青の炎も発売直後に買った。 金銭強要に加え強姦まがいの肉体関係を迫られる母。法的にも社会的にも八方塞。 そして鬼畜の魔の手が妹に及ぼうとした時、家族を守るための完全犯罪が実行される・・・・ 読後、本当に胸を締め付けられるようだった。秀一の怒り、憎しみ、悲しみが手に取るように分かった ・・・・・ハズだった。 しかし、同じく読後の友人の感想を聞いてみると、どうもそんな単純な話ではないようだ。 友人の指摘は、同級生石岡に、家族をガス抜き代わりに襲うようそそのかしたり、曾根抹殺計画より前に殺人の 文献収集を趣味にしたりと、秀一に『家族を守るため苦悩する少年』と『うがった倫理観を持つ“中二病”』の 二面性があるのでは?というものだった。 確かに母と妹を守るために奔走する姿と、独特の価値観を披露したり、石岡や社会を露骨に見下ろしたりする姿とで 明らかな描写の違いがあり、読みながら首をかしげた。宣伝文句に使われた『せつない殺人者』と符合しない。 後半、石岡が秀一に言い放った「親切そうにして見下していた」こそ、彼の本性を見透かした、的を射る 発言だったのではないだろうか。 犯罪者視点の作品で『同情されやすい悲しき罪人』を作りあげるのは、非常に簡単だと思う。 しかし本書は、意図的としか思えないほど、完全犯罪の正当性(読者による同情)を疑問視せざる得ない 主人公の負の面が浮かび上がってくるように描かれている。 結局、この殺意はどこから湧いたものだったのか?純粋に家族を救済するためだったのか? 「不幸な少年が仕方なく殺人を犯しました。かわいそうですね。」では終わらせなかった作者の意図が よく分かりませんでした。ある意味、純粋な悲しき殺人者よりリアリティがありましたが。 | ||||
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| いかなる理由があろうとも、殺人は厳罰をもって裁かれるべき罪であることは疑いがありません。しかし家族を救うためにそれを犯した秀一がその報いを受けることが哀れでならず、なんとか都合良くハッピーエンドにならないものかと思いつつ頁を繰りました。秀一が重要参考人として警察に尋問されるシーンは、息詰まる緊張感があります。 大人の私の目から見れば、未熟な青年ならではの秀一の身勝手さも目に付きます。ある重要なアイテムを託された紀子は今後良心の呵責に苛まれはしないでしょうか。大型トラックのドライバーは人生に重い十字架を背負うことになるでしょう。そして秀一を信用した山本警部補は、職責を問われることになるのは間違いないでしょう。しかし青春時代とはきっとこんなふうに身勝手で、やたらめったら周りに迷惑をかけるものなのでしょう。 この小説の最終章は、最後の一行までほんとうに美しいです。 | ||||
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| 「黒い家」「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」と大好きな作者の本なので 買ってみましたが。。。 今回は主人公が高校生ということもあってかひねりはありません 殺しのために色々道具を買い揃えますが、殺しに至る動機も短絡的 「他に道はなかったのかい!」と突っ込みたくなりました 主人公に感情移入できるかどうかがこの作品の評価が分かれるところでしょう | ||||
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| この本、結構前に読んだんですけど、本当に泣いたのは後にも先にもこの本しかありません。 序盤は殺人の動機。ここで、殺人も止むなし!と、主人公に共感してしまう。次に、完全犯罪への孤独な戦い。そして殺人。主人公の緊張感が伝わってきます。次に罪悪感。だったかな?本当に殺人をすると、こんな感情に襲われるんだろうな〜って感じで怖いです。 第二の殺人の時のあっけない程の感情も、なんとなく解る気がします。 そして刑事によって追い詰められる主人公。そして最後の選択。 物語の終盤は辛くて切なくて、もうこの先は見たくないって感じで読むのを止めようかと思った程です。 最後の一行を読み終わった後の、あの余韻は今でも忘れられません。 貴志祐介作品は全部読んでみましたが、私の中ではこれがダントツですね。 | ||||
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| まるで運命づけられてきたかのように、事件の計画に執念を燃やす少年。 彼に感情移入できるかどうかで、本作が楽しめるかどうかに影響してしまうかもしれません。 それにしても、貴志先生が描く、病める悪人の描写は、相変わらず見事というしかありません。 本作は、ホラーではなく、ミステリーに位置づけられる内容ですが、悪の描写の巧みさは、本当に背筋が凍りつきそうになりました。 終盤に明かされる真実には、作者から肩透かしを食らわされたような脱力感を感じざるを得ませんでした。 しかし、少年期の有り余るエネルギーが負の方向へと放射された結果、こうした事件は、実際に起りうる話でしょう。 一味違ったミステリーを求めているというお方には、特におすすめします。 | ||||
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| 主人公の行動・思考を切ないと思ってしまい、主人公の 行動を肯定的に見てしまうようなストーリー展開がとても 上手だと思いました。女性として、母親として、主人公の 気持ちがとても痛々しかったです。 また女性として、主人公の頭の良さに淡い恋心を抱いたり。 貴志さんの作品の中では、この青の炎が一番お勧めです。 | ||||
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| 最後まで主人公の身勝手さしか感じない。 最初の殺人はまだ同情の余地がなくもないけど、本当にそれしか なかったのかといえば、ぜーんぜん!って感じ。 まぁそのくらい思いつめてしまうところが若さゆえであり この小説(映画?)の時の謳い文句であった「せつない殺人者」と いうことになるのでしょうが。最初はともかく次の事件に関しては 主人公の胸のうちに「すまない」という気持ちが少な過ぎ。 んでラスト・・・。もし事故として処理されたなら・・・ 彼の方法に巻き込まれた人がいるってことですよね。 自殺として処理されなきゃ許されねーよ、こんなの。 | ||||
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| 以前に買っておいたのだがなかなか読む気になれず放置しておいた。 昨日、電車の中で一時間ほどあいたので読み出したら止まらない!! 黒い家やクリムゾンの迷宮のようなぞくぞくするような描写はないものの、 主人公の秀一の思考の中に引き込まれた。 事件を解いていくほうから見た小説は多いが、事件をおこす人間の心理を 垣間見たような気がした。 映画化されて秀一はジャニーズの二ノ宮君が演じたようだが、 本を読みながら山田孝之君の雰囲気がぴったり当てはまってしまいました。 | ||||
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| 映画は私はまだ見ていませんが、アイドル映画ということで、少し興味をそそられたかな?どんな風に殺しの道具を扱うんだろうか、と。 最初、曽根が物凄く悪人に見える。コイツなら殺しても――死んでもいいんじゃないか、と思わせるくらいに。人を殺したい、と、昔思った事がある私には、思わず感情移入してしまうところがある。ただ、起承転結の承の部分で、コイツは本当の悪人なのか?と思わせるような描写である。 昔TVや雑誌で話題になった少年、酒鬼薔薇聖斗。彼は、3人の子供を殺し、血文字のような怪文書を送りつけ、学校に対する不満から日本を震撼させた。彼と同い年の私は、あの事件を思い起こさずにはいられない。 ラストの意外にあっけない終わり方に、少し同情心も沸く。 | ||||
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| 読み終えたあと、すごく切なく、痛々しい余韻がしばらく残った。本当にこうするしかなかったのか、他に方法はあったんじゃないかと、考えずにはいられなかった。家族を想ってした事が、次第に自らを追い詰めていき、最後に主人公・秀一が選んだ選択は、あまりに悲劇的だった。 ただ、どうしても違和感を感じた点は、秀一の喋り方だ。普通、小説やドラマでは、自分の事を「僕」と呼ぶ男と「俺」と呼ぶ男の喋り方がある程度固定されている。なのに、秀一はそれらが混ざった感じの喋り方をするのだ。正直、聞いてて「何だ、コイツ?」と思った事がある(後半はある程度統一してきた感じはしたけど)。 意外とこの点が突っ込まれてなくて、「何で???」と思ったけど、それはおそらく、この作品がそういった小さな欠点を気にさせないほど、強く訴えかけるものがあるからだと、僕は解釈した。 細かい点で突っ込みたい部分はいくつかあったけど、それでもこの作品は、僕の中で3本の指に入れても良いぐらい、余韻を残したものだ。 | ||||
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| たまたま家にあって読んでみたら 一気に引き込まれて厚い本にもかかわらず一気に最後まで読んじゃいました!! 主人公と同年代で、この子は歳の割には冷静で落ち着いてて頭がすごくいいなぁと思ったけど・・・・ やっぱり切ないです。 紀子も主人公も・・・・・ なんかみんな可哀想で。 誰一人幸せになれなかったから もっといい終わり方はなかったのかなぁと思ってしまいました。 まぁあれはあれで傑作ですけど・・・。 でも最後のあの終わり方は「アレッ?」って感じでした^^; ちょっと拍子抜けw でも、、リアルですね。やっぱり。 こっちまでドキドキしてしまいました。 あと女として、紀子にも少し感情移入してしまいました。 ホント可愛くていい子で。。。。それでこんな別れ方なんて悲しすぎますよ。。。 紀子のその後が気になりましたが、幸せになって欲しいです。 遙香ちゃんも、お母さんも。 読むたびに切なくて胸が苦しくなるけど でも読んでしまうんですよね。 一生横に置いておきたい本かもしれません。 超オススメです!! | ||||
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| 貴志祐介の本は「黒い家」以来いくつか読んでいるが… 謎解きより、主人公の少年の心理状態に読み手も引き込まれていく。 最初からムリな完全犯罪の挑戦ではあるが、どんどん吸い込まれていく、 構成が旨いなあ、くどくない表現で登場人物がイメージできる文章には 感心する。完全犯罪を目指す登場人物が…するのが、前置きで書ききって いるのも映画の構成の世界である。 | ||||
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| 貴志 祐介さんの作品の中でもすばらしく心に響きました。憎い父親、何もしてはくれない警察。愛する母と妹を守るために、一人で完全犯罪に挑む青年。孤独で一人で、普通に過ごすこともできたはずなのに。読み終わった後そう強く感じた。彼の狂気が彼を動かしていたのか、それとも彼自身の意思で行動していたのか。「そこまでして家族を守らなくてはいけないのか・・・・。」やはり犯罪者の末路は決まっていますが、彼にはそうしてほしくなかった。不器用でもいいから生きてほしかった。心にべっとり今でも張り付いる。なんでそっちを選ぶのか、なんでそっちを選んでしまうのか。彼の選択一つ一つにそう不安を抱きながら読んでいくうちに、本の世界に知らぬまに入っていく作品だと思う。 | ||||
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| 何かと物騒な世の中になったものだ。テレビの画面、新聞の文面に表れる「青少年の非行」の文字にも、慣れてしまっていて、そんな自分がイヤになることもしばしば。秀一も「青少年の非行」に該当してしまう訳だが、私は、何故かしら、同情に似た感情を抱いてしまう。勿論、彼は罪を犯したのだから、許されるべきではない。ただ、本書で描かれ続けた秀一の心の揺れ動きを見ている内に、「皮肉なものだなぁ」などと思ってしまう。家族という、守るべきもの。それを守るために、今の私にはなにが出来るのだろうか。間違ったことをしてまで、家族を守れるだろうか。そんなことを考えさせられた。 | ||||
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| 主人公、高校生なの?と疑いたくなる精神年齢。こんな高校生いるのかな?でも、なぜかぐいぐい引き込まれ、あっという間に読み終えた。とても「痛い」感じがのこった。あれから、さびれた、有名でないコンビにを見かけたり・・・、高校生らしき青年がかっこよく、自転車で通り過ぎる姿をみたりすると、また、ざわざわと胸がさわぐ。爽快感はない内容。でも、ずしん、といつまでも残っている内容。久々に心に重くのこった作品。 | ||||
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| 読み進むにつれ、完全犯罪を遂げさせてあげたい、と主人公櫛森秀一に対する思い入れが大きくなっていきました。大人っぽい印象と、幼さをまだ残す彼・・・そんなアンバランスな少年が試みる完全犯罪。殺人を企て、実行するまでの彼の心情といい、全てにおいて、17歳という絶妙な年齢設定が大きな意味を持った作品だと思いました。 | ||||
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| 初読から3年以上経ちますが、はじめてこの作品を読んだ時の衝撃と感動は忘れられません。昨今各所で取り上げられる「切れる少年達」。しかし、本作の主人公である秀一は、高校生とは思えない豊富な知識と斬新な発想を持って完全犯罪を計画します。愛する家族を守る為に。全編を貫く切なさとやりきれなさは、彼の殺意が私利私欲のためではなくひたすらに大切な存在を守ろうとするためであったという一点に終始します。殺人が悪いことであることは重々承知しながら、それでも主人公に同情し、ともすれば共感さえ読んでしまうのは、ひとえに筆者の心理描写の巧みさに起因します。その共感性の高さゆえに「殺人を肯定するのでは?」という議論さえ読んだ問題作ですが、筆者自身の立場は、この作品のラストで秀一が辿った運命に端的に表現されています。犯罪の実現性や上記のような本作の主旨を取り違えた議論より、1人の少年の「心の軌跡」を追った「青春」ミステリとして、本作に触れて欲しいと思います。 | ||||
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| 泣いた。僕は二年ぶりに本を読んで泣いた。ホント、すごくいい本です。騙されたと思って読んでみてください。 | ||||
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| 愛する家族を守るため、少年は完全犯罪を実行に移す。あまりにも切ない殺人の動機。冷静でクレバーなようでいて、自分の心の中に燃える熱い炎に抗しきれない主人公。「罪と罰」をベースとして、「山月記」や「こころ」など、教科書でおなじみの作品を引用しつつ、主人公の心情を描いていくのが面白い。また、物理・科学の数式や英語のイディオムなども効果的に使われており、主人公が高校生であることのリアリティを感じさせると同時に、読んでいてなんだか懐かしい気分にもさせてくれます。最初の殺人の後の展開はちょっと必然性に乏しく、また、動機も不純なものになっていくため、若干トーンダウンしますが、それでも、若く、純真な主人公の苦悩を描ききった本作は、ミステリーとしても、また、青春小説としてもハイレベルです。特に若い読者におすすめしたいです。 | ||||
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| 人を殺すこと。その辛さ苦しみ。それが丹念に書かれている。 救いを求めながらそれを受けとめることのできない痛み、悲しみ。怯え、嘘で塗り固められて言いたいことも言えない。悲しく切なく、嘘をつきながらもどこまでもピュアな主人公。 映画は明らかな駄作だが、小説は読むべき。 | ||||
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