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青の炎
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青の炎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全347件 101~120 6/18ページ
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面白かったです。 本のレビューはネタバレになる事が多いのでこれだけで・・・。 | ||||
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オーディブルで聞きましたので、活字で読むのとは少し違うかもしれない。 読後(聞後)切なさがいつまでも残っていた。 主人公はサイコパスでもなく、どこにでもいそうなちょっと賢い高校生。 サイコパスは怒りで犯罪を犯さないし罪悪感も責任感もない。 完全犯罪の成功確率が高いのは被害者や証拠が露見しないこと。 それを成立させるためには、感情に振り回されず冷徹かつ確実にことを運ぶこと。 主人公はいずれにも該当しない。 どこにでもいる普通の人の中に彼と近い部分を見いだせるのではないだろうか。 殺害という解決策に囚われてしまったのは不幸である。 彼は物静かで、賢い人間だが、外見の印象とは異なり感情コントロールに関しては未熟だった。 他者を尊重し、その意見に耳を傾けられるほどの視野の広さも持ち合わせていなかった。 程度の差こそあれ、感情コントロールも視野の広さ、寛容さも、大人になっても身に着けるのは難しい。 ましてや10代の高校生ならしかたない部分ではあると思う。 彼の友人が「怒りの炎は自分をも焼き尽くす。なくすことはできないが抑えることはできる。」 と言っていた通り。 しかし生きている以上この友人のようにどんな状況でもそのように振る舞えるようになるのは難しい。 例えば理不尽に身近な人を殺された人は、犯人を死刑にして欲しいと怒りの感情に囚われてしまう。 彼を単に殺人を犯してしまった愚かな者、自分とは違うと断罪しても意味がない。 もちろん殺人を肯定はしないが、彼の問題は感情コントロールや寛容さだったのではないか? であれば、自分にも共通する永遠の課題だと思う。 自分の中にも青の炎がついてしまえば、なかなか消せないかもしれない。 恐らく四六時中その炎が付きまとう。 主人公が完全犯罪を計画しているとき、 理不尽に身内を殺害された家族が犯人探しをしているとき、 その炎は少し和らぐのではないだろうか? しかし、それらをやりきっても青の炎は消えず、くすぶり続ける。 だからこそ、この結末は切ない。 | ||||
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高校の秀才な男子が離婚した義理の父親への恨み殺害する計画から始まり、母親と妹のためにも完全犯罪を企てる。だが、上手くいったはずが、そうはならない警察の捜査。殺害に至る動機や背景には共感できるが、殺害したあとの孤独感や絶望感が半端ない。現実の社会では、逃げるという選択肢が最適だと改めて考えさせられました。友人や彼女との間で嘘をつかなければならない刹那さ、結末に虚しさを感じた。名作という評判通りの作品です。 | ||||
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なぜ殺人までしなきゃいけなかったのか、中盤から最後までどうしても納得できない為(個人的に殺人に納得できないのは当たり前だとして、物語のストーリーとしても説明がつかない気がした)、あまりのめりこめなかった。説明できるとしたら、主人公がもともと殺人志向が強いサイコパスでその計画を楽しんでいるということに尽きるのだろうか。その割に青春小説のような爽やかな部分も挿入されていたのがどうもうまく解釈できず、「黒い家」や「悪の教典」で膨らんだ期待は満たされなかった。 | ||||
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主人公が自分勝手すぎる。人の気持ちを考えてるようで考えてない。だから最後はそんな事をしてしまう。 | ||||
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んー、イマイチすっきりしない展開でした。凶器を揃えるあたりとか医学書を読んで調べるあたりが現実離れかなーと思いのめり込めなかったです。期待しすぎました。 | ||||
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今まで読んできた青春小説の中で間違いなくベスト3に食い込む作品。ホラー小説で有名な作家さんですがこういったストーリーも書けるのかとその多面性に驚きました。 主人公は男子高校生・秀一。数年前に母親と離婚したはずの父親が再び秀一たちの前に現れ、寄生虫のように居付き、家庭内に暗い影を落とす。警察は事件が起こってからではないと動かず、離婚の際に世話になった弁護士も母親からの訴えがなければ動けないと言う。外部からの助けが得られない以上、自分でなんとかするしかない。母親と妹を父親の毒牙から守るため秀一は完全犯罪を計画する…というのが本作のあらすじ。 「黒い家」「クリムゾンの迷宮」などの作品に比べると、読者に先へ先へとページをめくらせる求心力は低め。作風的には「硝子のハンマー」などの防犯探偵シリーズと似てます。ミステリー要素が強いからかな。理詰めのトリックはさすがの一言。秀一が完全犯罪に向けて試行錯誤している部分を見ているだけでけっこう面白い。 主人公・秀一は年のわりに斜に構えた人物というか、気取ったところがあり鼻につく部分も多々見られるのですが、読み進めるうちに不思議と共感していきます。完全犯罪を目論む時点でこういう展開になるのは目に見えていましたが、それでも取り返しのつかないところまでゆっくりと落ちていく秀一を見ているのは本当に辛かった。歯車が狂ったというよりボタンをひとつ掛け違えただけ。要所要所でしっかり話し合いができていればこの結末は回避できたとわかるだけにただただ悲しい。 何気に主人公の年齢設定が上手く、何度かある秀一の失言や凡ミスの描写も「都合のいい展開」ではなく「やっぱり高校生なんだな。まだまだ子供で完璧じゃない」と思わせる効果に一役買ってます。すべてが未熟な子供だったからこそのお話ですかね。最後まで家族を守るために文字通り自らのすべてを投げ打った秀一が愛しくも悲しい。 犯罪小説でありながら、家族愛・恋愛・友情など多方面を高い密度で描ききった傑作。良質な青春小説をお探しの方に是非とも勧めたい一冊。 | ||||
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その雑さが高校生ゆえの浅はかさと言えば言えなくもないわけですが、序盤で「罪と罰」を批判するくらいならもう少し考えてからでもよかったし、 かなり賢い設定なんですから、犯行の手口ばかりを調べるのではなく、元父の目的は何なのか、母は何を隠しているのかについて、 事前に調査する方法くらいは思いつきそうなものです。 あまりにも不確かな推測から生じた浅い動機と、「なんだかうまくいけそうな気がする」的な、軽い決断で人を殺してしまうという 主人公の生き様はまさに10代ならではの若気の至り。 結末の付け方もまた残される家族や友人のことを思ってではなく、さっさと楽になりたい系の無責任さ丸出しの解決法。 「ついでに」友人まで殺してしまうあたりはもはや論外ですが、それなしでも共感するのは困難なお話でした。 | ||||
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ミステリーを読んだ後の爽快感はない。 主人公に感情移入すれはするほどつらくなる。 切なさが残った。 内容は文句なく面白いです。 | ||||
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珍しく犯人を応援してしまうミステリー作品。 主人公が犯人という設定だからか、見つかんな!と思いながらずっと応援して読んでいた。 そんな風に感情移入できる悲しいミステリー | ||||
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読み応えがあったからですよ。 貴志さんの作品をすべて読んでみたいですな❗ | ||||
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貴志祐介さんの本は本作『青い炎』から入り、およそ 1年がかりで『クリムゾンの迷宮』『黒い家』を読み、 再び本作を読みました。 『青い炎』が抜きん出てよく出来ていると思います。 残りの2作は星3〜4つといったところでしょうか。 最後の、第11章「海を渡る風」が、とても綺麗です。 そして、儚(はかな)いです。 この物語を最後まで読んだ方はきっと、同じような 感想を抱くと思います。 他に手段はなかったのか……。 追い詰められ、 自分の大切な家族を守る為……。 主人公の秀一が辿る軌跡を、ぜひご覧下さい。 | ||||
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1日かからず読み切ったのは初めてです。 高校生の今、出会えてよかったです | ||||
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殺人を犯したらどうなるのか?暫く、胸が苦しくて仕方ありませんでした。 是非、読んで欲しい。 後悔する前に。 | ||||
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読み終えた後はじっっくりと余韻に浸り、色々なことを考えました。 たっぷり時間をかけて読まれることをお勧めします。 とても面白かったです。 映画も観てみたくなりました。 | ||||
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曽根殺しのあと拓也殺しの流れになってなんだこれ同情の余地なしか?と読んでる時は思いました。だけどその後の描写がそれまで以上に素晴らしくとうとう警察の取り調べとなったあたりでもうただただ「悲痛」。結末も一番行ってほしくない方向にいきました。 結局最初から最後まで秀一は一人で抱え込んで逝ってしまうのだなと。個人的にはしっかり刑に服して欲しかった。 そりゃ事件が明るみに出れば、メディアに煽動された何にも知らない野次馬根性丸出しの一般ピープルによって家族に想像を絶するような危害が及ぶかもしれない。僕には加害者家族がどういう未来をたどるのか見当もつきません。でも、友子と遙香ならそれも我慢してくれると思います。しっかり服役し晴れて秀一にまた会えるなら。紀子もそうでしょう。紀子にしても鍵を託されすぐ秀一に逝かれたとあっては表面的な被害は免れるかもしれないけど精神的な面で尾を引きその後の人生を棒にふるう可能性も大な訳です。 僕個人の意見として、数年後の秀一と紀子そして家族の慎ましくも幸せな未来、そんな結末が見たかった。 非常に心揺さぶられる作品ではあるけど結局誰一人幸せにはなれない。そういう作品でした。 | ||||
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私はうまく感情移入できなかったが、人によってはインパクトがあると思う。 | ||||
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心理的に怖かったと思う本でした でも、よく描写されていると思います | ||||
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途中の引用が長い。 ちょっとミステリーにしては幼い気がしました。 | ||||
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秀一が殺人を犯したにもかわらず 真相をしっても紀子は 捕まらないで と秀一をとめた そのおもいは純粋に紀子から秀一への愛だとおもいました。 | ||||
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