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青の炎
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青の炎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全347件 41~60 3/18ページ
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妹との穏やかな生活を守るため、父親殺しに手を染める青年の物語。 とてもおもしろかった。それなりに分厚いのだけど、文章が巧みなのですいすい読めてしまう。 完全犯罪計画を練り、実行に移すその手際や、その後の刑事とのやりとりなど、ひたすらハラハラしっぱなしだった。 何より殺人を犯してしまったがゆえに、この先誰とも交われないのでは、と怯える孤独な青年の心の慟哭が抑制のきいた筆致からびしびし伝わってきて、素晴らしかった。 余談だけど、北朝鮮ジョークの部分はポン・ジュノ監督の「半地下の家族」を思い出しました(笑) | ||||
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自転車を使うトリックに無理があり | ||||
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作者の文章は評判通りすっきりまとまっていて読みやすかったです。3時間くらいで一気に読めました。ラストが少し予想できるというか、あっけないかも? | ||||
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秀一は大人びていて完全犯罪犯罪に向かって用意周到、綿密に準備を積み上げていきます。その内容は犯罪ながら関心。秀一の頭脳に美しさも感じてしまいます。そしてその完全犯罪の実行へ。スリリングな展開で心を掴まれます。 そして、後半。大きく物語は動き、クラスメートとの恋愛、友情と絡まり、秀一の心情に締め付けられます。本作、私はこの後半部分の葛藤を追体験したくて何度も読んでしまいます。切ない。是非最後まで読んでください。 オススメの方 1.ミステリー好きの方。 2.現役高校生の方。 3.高校生活を追体験方。 | ||||
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私は二宮さんのデビュー前からのファンなので、二宮さんが出ると聞いて本を先に読みました。皆さんもご存知なように、この本が映画になった事で、何故人を殺してはいけないのか?と言う社会現象まで起こりました。17さいの殺人事件も増えた頃の事です。私は殺伐とした、秀一を演じる二宮さんを見ていました。彼の演技の高さは、デビュー前から知ってたから、楽しみでした。出来上がった映画は、高校で上映されて、監督、作家、二宮さんを入れた、高校生との殺人に対する討論会になった時、まだこの国は大丈夫かもと、思ったものです。元々秀一は母と妹を守る為に殺人を犯し、2人の迷惑に為らないようにと、死を選びました。ただの本ですが、今この世界で、秀一みたいな人がいるかなぁと思ってしまいます! | ||||
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家族思いな少年が堕ちていく様子を読むのが苦しかったです。 秀一は頭脳明晰。でもまだ17歳。どこか思考は稚拙。その表現がうますぎて、誰か大人が気づいて助けてあげてよ〜とヤキモキしてしまいました。 大門くんのセリフ「悪いヤツらにいいようにされるだけ。それでもいいよ。自分の瞋りで自滅するよりは、ずっとましな人生だって思ってるから」これが作者が伝えたいことなのかなと思いました。 最終的に友人がみなかばってくれてたことが判明するシーン。泣けました。 哀しい結末に、呆然としてしまいましたが こんな哀しい話が実話にならないように 子どもたちを守っていきたいと思いました。 | ||||
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とても面白い。友達にも薦めています!是非購入してみてください。 | ||||
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離婚した母の再婚相手がどういうわけだか、家に居座っている。 法的には退去は問題ないのだが、母親は出て行けとけしかけない。 ここが、青の炎の最初の謎だ。主人公はこの謎に対するあるアプローチをした。 そして、殺人計画を、自分が犯人だ、殺人犯とわからないように計画をねっていって、やがてーー というのがストーリーラインだ。 文章は丁寧な筆致で読んでいて不安になることや、登場人物の誰だこれというのはほぼなかった。 11章で構成されている。テンポ的にはよかったけど、丁寧すぎる文章で続きが気になって、足早に読んでしまった。 この小説をおすすめできる読者は、貴志祐介のファンで未読の方や、ミステリー小説で犯人視点で話が進んでいく倒叙モノの軽めの話が好みの方である。 個人的に主人公は未成年でありながら、飲酒するのだがある小道具として出てくるカラスミが食べたことはないが、美味しそうと思えた点や、犯罪の下準備として小道具を買っていくのだが、当時の金銭レートをしれた点が面白かった。 | ||||
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貴志さんの小説はみな前書きが長い。それにしてもをよく調べたものだと感心する。協力なくして小説化できなかっただろう | ||||
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本当は優しく人を守りたいのにまだ高校生で守りたい人が守れない。 懸命に考え抜く主人公に共感でき、ストーリーとして面白かった。 | ||||
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これから「曾根」という名前を見るたび罪もない曾根さんを嫌な目で見てしまいそう。「曽根」さんならなんかちょっと許せちゃうかも(ギャル的に) もしこの物語の曾根の名前が例えば綾瀬とか白石ならこんな腹が立たなかったのではないのか。名前の響きって凄い。 それはそうと主人公の秀一君に特別共感もしてないし、自業自得だと思うところも少しあったけど応援してしまう。そうさせてる物語と人物造形が凄いと思います。 | ||||
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愛する人々を守るために、殺人を犯すしかなくなった主人公が哀れです。 第一の殺人は成功したように見えたが、それは完全犯罪ではなく、ほころびがあり、追い詰められて第二の殺人を誘発してしまい、2件の殺人とも、警察によって暴かれてしまい、最後はああなってしまう。 本文中で「しんいは三毒のひとつ」と書かれているが、本当にその通りのことが起きます。 主人公のロードレーサーの軽やかな疾走が強く印象に残る、青春の輝きと哀しさを描いた佳作です。 | ||||
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うーん、かわいそうな主人公です。 砂に埋めずに、海に流してしまえば万事うまくいったかも知れません。 読み応えはあると思います。 | ||||
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頭脳明晰でありながら99%落ち度が無い限り完全犯罪は成立しないことを主人公は理解していなかったので、自ずと転落していってしまう自業自得の話。後の1%は偶発的な運で回避出来る可能性(警察の凡ミス)だけど、こんなものに頼って人殺しなんか到底出来るもんじゃない。何より主人公は至るところに証拠を残し過ぎてるし映画か小説の読み過ぎによる子供の戯言レベルの行動でジタバタしている様を読まされることになる。結果、そういうエンディングしかないだろうなと思っていたけど、愛する者のためと言い訳しながら残された者の喪失感の重さを全く考えていない自己中な主人公に共感は何も感じなかった。心理描写はリアルで引き込まれますが、相変わらず説明がクドく高校生が使わないような語句や英語が出てきて間延びしました。残念。 | ||||
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この小説の評価は主人公を受け入れられるかで変わると思うが 私はこの秀一というガキが嫌い。 世の中に対し斜に構え、他人をコントロールしようとする。 全能感に溺れている割によっぱらいのおっさんに怯える。 ある意味思春期らしい人間かもしれない。 石岡が言うように他人を見下さずにいられない性格は 大門が言うように自分自身を焼き尽くした。 曾根が劇中で殺されなきゃいけないほどには思えなかったし 石岡殺しについては論外 嘘を嘘で塗り固めるとこうなるのか。 自殺の道具にされたトラックの運転手や、 残された家族がかわいそうだが 主人公にはまったく同情できない。 | ||||
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主人公の周りの人達が全員かわいそうで、読み終わった後はただただ切なさが残りました。 家族の幸せを守ろうとした主人公。結果的には家族も恋人も不幸にして終わります。 最後まで主人公の味方であろうとした家族や恋人がラストシーンの後にどんな気持ちになったか想像すると胸が痛いです。 熱中して読んでしまったけど、憂鬱になったので星3つです。 | ||||
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読了後、このタイトルの本当の意味に気がついた。 そうか、青の炎……それは秀一そのものだ。 「若さゆえに燃え上がり、無秩序に燃えうつり、冷や水をかけられて、最後には消えてしまう」 どこまでも残酷に用意された世界観の中で、必死にあがいて、最後には自ら死を選んだ秀一の心。それがいかなるものであったかは想像すらできない。 『青の炎』はその経過を、美しい青春の風景にのせて描いてくるから、胸が締めつけられるような思いになる。欲を言えば紀子との恋も実ってほしかったし、完全犯罪もなしとげられてほしかった。そこまでの感情移入をさせてくれる、王道の名作だ。 心情の変化にも見どころがある。 はじめ、曾根を殺したときの動機は「家族を守るため」で、石原のときは「犯罪を隠すため」に変わっている。 このように殺人に対し無頓着になるさまは、作中でも語られているように『山月記』の李徴とも似通っている。『羅生門』で描かれた自己肯定感情にも通じるものがあるだろう。 秀一は若すぎた。だから己の感情を抑えきることができず、最後にはそれが決定打となってしまった。 このカタルシスも、作品のいいスパイスとなっている。 | ||||
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評判がよかったので購入久々に面白いミステリーを読みました 最後まで予想つかないストーリーで納得の出来でした | ||||
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映画にもなって。有名な作品ですが。 感想としては、 とても真っ直ぐに「自分が出来る最も最善な事は何か?」をひたすら考え実行してきた主人公の、悪い面と良い面を、折角読むなら心に刻んでほしい内容かな…と思いました。 「人として」常に誰もが何かを判断、実行をすると思います。歳を重ねて経験が重なっても、「絶対的に正しい事」は難しいですね。 個人的には。社会的な様々なルールに即して選択肢を絞るのが今出来る最良の判断である。と、思う事も多いのですが。 そこに甘んじて、何かを諦める事の出来ない主人公の選択と実行を追ううちに、判断基準とは?正しさとは? と、自身が信じてきた「正しい事」を推考したくなる作品だと思いました。 | ||||
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貴志さんの作品は何作も読まさせて頂いていますが、1番好きな作品です。 ジャンルとしてはミステリーと言われていますが、犯人が分かっているためサスペンスのような要素があります。 家族想いの男子高校生が巻き込まれる事件、ハラハラしてそして切ない、そんな作品。 ノンストップで読み終えてしまいました。 | ||||
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