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青の炎
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青の炎の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全351件 181~200 10/18ページ
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| 作者の作品をいくつか読んでおり、すべて面白くこちらも読んでみました。 殺人者目線の作品が特に好きですごく面白かった。 あんなに用意周到で確実に行ったはずの秀一の行動、一つ一つ本当に意味があったのか考えるだけで悲しくなります。 家族への愛が大きかった故の切ないラスト。 電車の中で涙が溢れ途中で読むのをやめました。 読んだ後も思い出しただけで涙がでます。 そんな後に残る作品です。 | ||||
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| えっとですねぇ・・・。 貴志さんって文才がすごいです^^ ミステリー・ホラーと個性の効いた作品が多いです! 最後の秀一がでた行動がイマイチつかめません。 きっと、家族を守って出た行動なのでしょう。 ぜひ、その後も見てみたいですね^^ もう、二宮くんで映画化しましたけどねw 秀一がどんな行動をいとったのか! ネタバレするのでぜひみてみてくださいねー♪ | ||||
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| 最近映像化の著しい貴志氏が今までのホラー作家というイメージを覆えす本格ミステリーに挑んだ作品。しかも倒叙推理ものだ。 が、倒叙推理を期待すると、やや期待外れになってしまう。倒叙推理の醍醐味はイケすけない犯人が完全犯罪を目指し警察と息詰まる頭脳戦を繰り広げ最後はボロを出し犯行がバレてそこで読者は最大のカタルシスを得るのだが、本書は著者も書いている通り、そのような王道の要素は意識的に避け、犯人は家族を思うあまり犯行を犯すかわいそうな境遇であり、これは読者を犯人に感情移入させて犯行がバレないようにという方向で引っ張るのかと思いきや、中盤では冷酷に友人を殺してしまい、いまいち誰に視点を置いてハラハラしたらよいのかよく分からなくなってくる。ラストもまあこういう結末しかないだろうとは思うのだが、倒叙推理ものらしいカタルシスはあまり味わえない。犯罪を通して描く青春残酷物語の側面が強い。そこらへんがミステリー小説として見た場合評価が分かれるだろう。 | ||||
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| うーん。 若さって 残酷で 美しいって教えてくれた。 汚れって きっと 表面的な物でなくて 内面的なものなんだよ 大切なモノは。 世には 法律があるからこそ 成り立ち 一応 心の安心とか 平和と言われる定義が あるんだけど そんなのオトナになってからでいいの。 それより ラストのページは 鳥肌がたったよ。 美しく 儚い 。 | ||||
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| いわゆる倒叙物です。 ただ、個人的には倒叙物は次の2点のいづれか(あるいは両方)を 満たさないとなかなか納得感が得られないジャンルだと思っています。 ・難攻不落にみえる完全犯罪が解決者にどう「穴」を穿たれていくか (完全犯罪計画自体の魅力=緻密さ/面白さ) ・犯行に至る動機、追詰められる時や攻防戦における心理の綿密な設計・描写 (登場人物の魅力=犯罪者や解決者のキャラクタ造形も多くはこの描写に依存するはず) 残念ながら本書は共に中途半端です。 解説もこの著者が幼いころ読んで感銘を受けた倒叙物としてクロフツの 「クロンドン発12時30分」に触れていますが、「クロイドン」の犯行に 至る状況・動機の綿密な設計に比べると、とても足元にも及ばない出来です。 犯行の必然性が希薄で、しかも計画が完全犯罪とはほど遠い。 一旦は完全犯罪が成立したかにみえる構築感もなく、「目撃者」を導入した 時点で、倒叙で得られる大きな何かを失ってしまっています。 じゃあ、青春のナイーブな心の動きを表現するのが主題なのかといえば むしろまったく逆で、一見冷徹で利口そうな設定とは裏腹に、やってることは まるで平凡で動揺してばかりでちぐはぐ。それが若者!といわれればそうかも しれないですけど完全犯罪とはそぐわず、準備だけは大層だけど、単なる計画殺人と 変わらない印象になってしまっている。 半ばまでなかなかの疾走感だったが、途中で失速してしまった。 | ||||
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| 誰でも一度は感じた事がある悪い事や失敗を隠している時の 表面上は平静を装いつつ、いつかバレてしまうのではないかと 内心ビクビクしているあのなんとも言えない嫌な気持ちを 物語の後半ずっと引きづっている主人公の気持ちが痛いほど伝わってきた。 そういった気持ちから逃れるようにとった主人公の最後の行動が悲しすぎた。 | ||||
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| 読み終わり、本を閉じたとき、 かなしい。そう思った。 読む前に映画をみた。 映画でのラストは、 まあそういう選択かあ… という感じだったが、やはり原作は違う。 こういう思いであの行動を取ったのかと、 なんとも言えない悲しみが襲った。 ところどころ笑えるところがあったり、 秀一の高校生「らしい」ところがまたかなしい。 秀一はただの高校生なのに。 友人がいて、恋人がいて。 このあとの紀子はどうするのか、どうなるのか、 と続きが読みたくなった一冊。 ただ、読んだ後に映画はあまりお薦めしない。 自分が、最初の細かい日常を表現している部分が好きなだけかもしれないが、 映画では淡々と進むので少し違和感を感じた。 500ページ近くのものを2時間程度で収めるなど 出来る訳がないのは重々承知だが、 やっぱり原作の最初の紀子との絡み部分ももっと欲しかったなあ、と。 | ||||
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| 私には到底理解出来ないものでした。 主人公の設定が高校生なのですが、あまりに沈着冷静過ぎる。 こんな高校生居るの?現実離れし過ぎ。 若気の至りを表現したかったのかもしれないけど、こんなに単純じゃない。 その辺の解釈が一方的。 最後も良くない。 | ||||
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| 貴志祐介には珍しい内容。 でも非常に楽しめた。 いつも女性の感性には驚かさられる。 主人公の真っ直ぐな気持ちに心を打たれた。 | ||||
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| 第2のテーマとして高校生の恋愛の要素がさわやかであり、 重い本筋を読んでいく中で活きてたように感じた。 おもしろいです。 | ||||
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| おすすめの中にあった『黒い家』を読もうと思ったのだが、書店になく、仕方がないのでこれもおすすめにあった『青い炎』を読むことにした。 そんな経緯で読んだ物は意外に当たりだったりすることもあるので、少しは期待していた。 だが今回は外れだった。 その大きな理由として、主人公に全く共感できなかったことにある。 まず、自己責任の欠片もないことに腹が立つ。 何かっていううと「母のため、妹のため」とそれではまるで、母や妹が殺人をするように指示したようではないか。 犯行計画を立てたのも、殺したのも全てお前だ、と読みながら思ってしまった。 次に自分を正当化しようとしているところが気に食わない。 そして、一番そう思ったのが、最後に選んだ選択。 それはやってはいけない。犯罪に走った者が選ぶ最悪の選択だと思う。 そしてここでも、「母のため、妹のため」、お前には自分というものがないのかといってやりたい。 テストで80店を下回ってショックを受けているくらいだから、成績は良いのだろうけど、絶対に見習ってはいけない人間の典型だと思う。 まあ、反面教師として見るのなら良いとは思う。 この作者の作品をこれから読むかは、当初読む予定だった、『黒い家』を見てから判断しようと思う。 それでだめなら作者の本を手に取ることはもうないだろう。 | ||||
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| 久々に読んだ後、色々と考えさせられた本に会いました。本当に主人公はこんな行動を起こさないといけなかったのか、周りには味方が沢山いたのにって感じで、、、、まだ読んだ事がない人が羨ましいと思える感動作です。 | ||||
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| 読みやすいしおもしろい。主人公に感情移入しやすいし、己の血液の沸点が低くなるのに気がつくまで、さほどの時間を要さなかった。これほどまでに低温で沸騰するものだったのか。 | ||||
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| 悪の教典を読んでから、こちらの本を読みました。 他の本も読んでみたいと思いました。 | ||||
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| レビューが良かったので読みました。 私がこの小説の母親、その元夫に近い年齢だからだと思うのですが、ちょっと感情移入できませんでした。 読み込みが甘いのかもしれませんが、なぜ主人公の母親はきちんと賢い息子にちゃんと自分の気持ちを説明しなかったのか。主人公が深刻に思い悩んでいるときもなぜちゃんと話をせずに影で心配しているだけなのか?母親の元夫もなぜダメな人間になったのか。 よっぽどのことがないときちんとしたサラリーマンで子供もいるのだからここまで落ちることはないはず。 そのあたりの人間描写に「なるほど」と思う説明がみつかりませんでした。 ただ結末にかんしては大変よい終わり方だと思います。 | ||||
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| 先の展開が気になり一気に読み通してしまった。 望んでいた通りに犯人視点でのミステリーを見ることが出来ました。 犯行に至るまで、またその後の心理描写は、 年相応の向こう見ずさを持ちながらも、 冷静で強い意志を宿しているさまを丁寧に描いていて、 まるで自らが罪を犯しているかのような一体感と臨場感を味わえる。 犯行手順も流れるように論理的に組み立てられテンポを崩さず話が進みます。 とても面白かったです。 | ||||
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| 『なぜ人を殺してはいけないのか』 という本があった。(小浜逸郎著) 本書での殺人を肯定するか否か、主人公の最後の身の振りについては、どうなのか。判断というか、感情は人それぞれだろうと思うし、本作に限っては、それで良いのだと思う(なんと無責任な)。 本書では、「不覚にも」犯人側の心理に完全にシンクロさせられてしまった。 あっぱれな筆致に、引き込まれていく自分…(思想・信条はどこに行ったのだ?) その割に、最後があっけない感じがした。のだが、この宙ぶらりん感が、なんとなく「あとがき」で回収されてしまうところに、筆者の人柄が、にじみ出ている。(ような気がする) こんな博識で、冷静で、大人びた高校生なんて…、などと思って読み進めるものの、それはそれ、やはり素人の高校生の行為で、プロの目はごまかせない、というところも良かった。 「青の炎」は、「青かった炎」でもあったのかと。 犯した罪はあまりに大きいのだが、少年法というのはこういう生真面目な子どものセーフティーネットになるのかも知れないな、とも(つい)思ってしまった。(本来は逆の(衝動的な、見境のない)ものの救済なのだろうが) 思想・「心情」的には、この終わり方が良いとは思わない。 それこそ全面的に否認して、無罪を勝ち取って、一人の凶悪犯罪者が限りない苦悩を抱えながら、そしてそれを知り得た者も同様に苦悩しながら、生きて行かざるを得ない、というのでも良かったのではないか(そっち方が残酷か?)、ということまで考えた。 翻ってみれば、そこまで考えたのも、物語に強く引き込まれた証拠。 細かい難点はいくつもあろうが、指摘する気にはなれないくらい、この作家が好きになった。 友人・知人にも、素直に勧めてみたい。 人殺しとか、自殺に対するスタンスを超えて、否、それぞれの立場で、考えてみたら良いと思う。 | ||||
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| 主人公が殺人に至る動機が弱すぎる。何年間も苦しめられているというのなら分かるが、義父が現れてわずか10日目で殺害を企てるものなのか?と疑問が生じた。 確かに人を殺すという一線を越えるまでの主人公の葛藤や逡巡は書かれてはいるのだが、主人公や妹が直接被害を受けたり日毎暴力に苦しめられているわけでもなく 追いつめられて、もはや殺害しか考えられないという状況では全くない。同情もできない。もっと過酷な状況で生きている人たちはたくさんいる。 この高校生は知識も豊富で行動力もあり、完全犯罪を遂行できるのではないかと思わせるような人物に描かれているので いっそのこと、高校生の自分が警察の目や司法解剖を欺き完全犯罪を成し遂げられるのか?という考えを試したくなって そこに邪魔者の義父が現れたことによってその考えを実行に移してしまう・・・とかいう話だったらもっと引き込まれたかもしれない。 それでも最後まで一気に読ませてしまう筆力は素晴らしいと思います。 尚「罪と罰」を否定した主人公が破滅していくのは作者のアイロニーだと解釈しました。 | ||||
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| 圧倒的につまらなかった。高校生が完全犯罪と謳っているが、完全犯罪とは程遠い内容だった。この2つの殺しをこんな大量のページで書くほどのことか。粗がありすぎる。これが作者渾身の犯罪なのだろうか。主人公が高校生だからといういい訳も用意していそうだが、それを差し引いても酷い内容である。そんな馬鹿みたいな仕掛けが通用するかと素人でもわかる。不確定要素も満載である。この殺しにページの大半が割かれているため、読んだ後に考えさせられることなどが何もない。ここのレビューでは感動したとか書いてあるが、普通の人であれば感動はできないだろう。というのも、主人公はかなりの異常者で感情移入ができないからだ。どうしても殺さなければならない状況ではないのにポンポンと人を殺す。親友ですら罠にかけて殺す。殺しにいたるまでの心の動きも描ききっていないので、なおさら不自然さが際立つ。はっきり言ってこの作者は文章が下手だ。「、」を多用しすぎる。主人公の周りの友人たちも描写が甘く少ないため、主人公をかばって嘘をつく過程が陳腐にうつる。特に仲のよくない隣のクラスの友人が自分のために嘘をついてくれたといった感じだ。犯罪・心情・感動など全てにおいて3流の物語であった。この作家の作品は初めて読んでみたが、今後彼の作品を読むことはないだろう。多大な時間を無駄にした。もう少しトリックなりを考えて小説にしてほしかったものだ。小説はこのレベルでも高評価が得られるので楽ですね。 | ||||
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| 17才・高校生の秀一は、家族を守るために完全犯罪を企てる。 母親の元・再婚相手が、平和な家庭の中に害虫のように寄生している現状を打破するために、害虫駆除、つまりは彼の人生を強制終了させることにしたのだ。 愛する母親と妹に迷惑をかけないためには、決して殺人と気付かれてはならない。 怒りによって内に燃える青の炎が己の身を焼き尽くすように、切なく哀しい絶望…。 美しい湘南をロードレーサーで駆け抜ける情景があまりに綺麗で、より一層哀しみが増した。 | ||||
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