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青の炎



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【この小説が収録されている参考書籍】
青の炎
青の炎 (角川文庫)

青の炎の評価: 4.12/5点 レビュー 355件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全355件 221~240 12/18ページ
No.135:
(5pt)

今後も貴志作品について行こうと決めた一冊

貴志作品は『黒い家』に続いて二作目。『黒い家』とは違う意味で手に汗握って夢中で読み進めた。高校生という若さがもたらした悲劇。冷静に眺めれば、いかに殺人の動機が衝動的で、その道を選んだ主人公が未熟であるかがわかる。しかし、主人公の細かい心理描写、また主人公の目線が前提である上、一件目の殺人の際にはかなり主人公に感情移入していた。二件目の殺人は、一件目と同じ名目上は母と妹を守るためといいながらも、自己の保身で精一杯である。何度心の中で主人公を咎めただろうか。彼にはこの道しかなかったのだろうか。ヒロインとの交流がある故に、どうしようもなく切ない。救いのない結末ではあるが、この結末以外残されていないだろうとも思う。いかなる理由があろうとも、殺人は決して許されるものではない。完全犯罪などあり得ない。読後の余韻は何とも言えないやりきれなさが残った。映画版はキャスティングにやや疑問も感じるが機会があれば一度観ようと思う。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.134:
(2pt)

現代版ラスコーリニコフとは・・・・

ドストエフスキー『罪と罰』のラスコーリニコフの現代版とは到底言えない。もちろん作者はドストエフスキー的なるものをはなから書こうとしたのではないであろうが(もしそうならそれは無謀というものである)、そこここにドストエフスキーの影響を感じる。結果的に『罪と罰』のソーニャのような存在がいないのだが、それゆえの結末の救いのなさ、物語としての安易な収束の仕方はどうしようもない。冗舌なほど物理学的な説明にいたずらに紙幅をさかれていることと、主人公の心理描写がきわめて中途半端いや、単純化すぎるため、感情移入できず、飛ばし読みをしてもいいような箇所が随所に見受けられた。最後まで読みとおすことがしんどい本だった。突っ込み所は枚挙にいとまがないが、一つあげるなら、憎悪の対象としての義父の描き方があまりにもあっっさりしすぎである。主人公が義父を殺す必然性が伝わってこない。
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4041979064
No.133:
(3pt)

人格造形に難あり

主人公の人格描出にブレがあるような印象を受けた。まず脇を固める紀子や友人や、被害者となった元親友への友情、日常生活での生活態度や思考はごく普通に映る。ところが殺人に関するパートでは、血も涙も無い人間になる。気持ちの中に入っていけない怜悧さがある。高校生が計画的な完全犯罪を目論むという筋立ては、単なる未成熟から来る短絡とは読めない。が、その二面性のギャップが明確に示されていない。少年のパーソナリティに関して、読後感にいまひとつ呑みこめないものが残った。A:連続殺人を犯した少年が未成熟だったため人を殺めるという行為についての抑制がきかなかった。B:少年の家族を護るという大義名分があった。これらAとBが少年の殺人を読み手に違和感無く受け入れさせるための十分な素地になると書き手は考えていたのだろう。だが、これだけではまだ不十分ではないか。二つの殺人へと至る少年の思考経路は明らかに異常だが、それを異常なものであると考える、第三者的な視点が必要なのではないか。そうすることで、プロットはより複雑なものにならざるをえないが、本稿は、流れがあまりにも直線的で不自然だと思う。また、末期がんになって娘に会いに来たという父親が、後からがんに罹っていたということが判明したという設定。作為が濃厚で、違和感が残る。もっとも、警察の追い込み、そのパートでの少年の心理描写等、読みごたえはあった。
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4041979064
No.132:
(5pt)

殺人者側の思想

批判を書いている方が意外と多いことに驚きましたが、私はこの小説に強い衝撃を受けたと同時に感動しました。 もし自分が秀一と同じ立場になった時、私が殺人という手段をとることはおそらくありません。 心を憎しみで満たし、緻密な殺人計画を練る秀一に少なからず引き込まれました。 それは恐ろしさではなく好奇心と言った方が妥当でしょう。 秀一が義父を殺す際の描写が印象的です。 映画で見た時には思わず目を反らしてしまいました。 また秀一は友人である拓也に弱味を握られたため、彼を殺し罪を重ねてしまいます。 人間は一度過ちを犯すと、時にまた同じ過ちを繰り返してしまう。 取り返しのつかないことをしてしまったと気付く頃にはもう遅いのです。 この本は私に少なからず影響を与えてくれました。 初めて読んだ、殺人者側の気持ちが著された本でした。 おそらく一生印象に残り続ける作品となることでしょう。 秀一が最後、ハンドルを切ってトラックへ突っ込んで行く場面には思わず涙が溢れました。
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4041979064
No.131:
(2pt)

高校生でこの生活?

全てにおいて現実離れした感あり。家庭を思うならバイトしたお金でまずお母さんを助けてあげたら?
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4041979064
No.130:
(2pt)

主人公が・・・

第一〜二の殺害行為に至る経緯(気持ち云々ではなく、行動)は読み応えがあるものの、それ以外はちょっと。
高校生でアル中、世の中を全て分かっていて自分は人とは違う・・・という常に優位に立った物の見方、同級生には当人達が困惑するような渾名ばかりを付け、曾根には(バット有りでも)殴りかかる事が出来ないくせに、反撃してこないと分かっている同級生には柔道技をかけまくり。
人がイラッとするような事は平気で言ったりやったりするくせに、自分がチクリとやられるとやり返さずにはいられない。
砂浜のゴミ捨て場を見て嫌悪感を抱くも、自分も平気で増水した川や砂浜にゴミを投棄。
また、ヒロインを洗脳実験や証拠隠匿に使ったり(とても可哀想です)、親友を家庭内暴力へけしかけたり邪魔になると殺すという点は、兎に角狡猾で自分の事しか考えてません。
少年法を視野に入れての殺害計画というのも、性質が悪いです。
という訳で、主人公に全く魅力を感じない(寧ろ嫌悪感を抱く)ので、感情移入は出来ません。
よって、感動なんてしませんでした。
普段から優しくて思いやりのある真面目な主人公なら、もっと気持ちが入ったかもしれませんが。
家族の事を考えているようで、結局は自分の事しか考えていませんでした。というオチ。
因みに、他の方も指摘している様に、主人公がブルジョワ過ぎるのが不思議でした。
いくら深夜とはいえ、高校生の週1〜2のバイトじゃ、あんなに稼げませんよね(笑)
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4041979064
No.129:
(3pt)

ギャップが大きい

最初は、主人公の高校生が「絶対にありえないくらいに頭が良くて博学で大人びていて完璧」だと思いましたが、最終的に「ありえないくらいに幼稚で頭が悪い」(動機、下調べ、方法、手際すべてにおいて)ことが分かりました。それが現代の高校生のリアリティと言えばそうなのかもしれませんが、ちょっとギャップが不自然すぎるかなぁと思いました。なので読後感はスッキリしません。この作家さんは「クリムゾン」しか読んだことはありませんが、ドキドキしながら読ませる展開はどちらも秀逸ですが、作品としては「クリムゾン」のほうがよかったと思います。ホラーは苦手なので「黒い家」や「天使の囀り」は避けてます。
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4041979064
No.128:
(3pt)

こんな学生、現実にはいないと思う

リアリティーの追求かな?●台詞の日本語が不自然すぎ●ここまで文学に精通した学生って…●主人公の家庭環境と性格が全くマッチしない個人的に『ひぐらしなく頃に(祟り殺し)』方がしっかりしてた
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4041979064
No.127:
(3pt)

真のヒロインって実は妹?

 当初事前チェックでは感動もの? 的な売りを信じすぎたことが最後まで尾を引く結果になってしまいましたが…。
 ストーリとしては愛するものを守る為少年が犯罪に手を染めていく話なのですが、中盤までは主人公とともにハラハラしたり一緒に怒ったり一体となってサクサク読んでいけましたが、終盤に向けてからは主人公が一体となった自分の心から離れていき、読むこと自体が苦行と錯覚するぐらいきつかった…。
 結論として どうしてこうなったか考えさせられる、後悔という負の感情で読者の心をかき乱す、読んだ後半日は作中の余韻が抜けない  など本を娯楽として考えるなら殺人者をここまでリアルに表現し、緊張や苦しみを伝えきった本は凄いです。
 残念でならないのは妹のシナリオをもっと増やして欲しかった…。この作品で一番主人公の大儀の中心にいるはずの人物であり、最後登場人物の中で一番苦しみ続ける人だから…
 
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4041979064
No.126:
(4pt)

防げた筈の悲劇

主人公について傲慢で未熟と声が上がっています。
犯行に至るまでの心の動きも、やはり短絡的です。
未熟ゆえにケアレスミスを連発し、追いつめられた末のあのラストですし。
私もそう思いますが、そもそも母が曾根に対し毅然とした態度を取ってさえいれば
こんなことにはならなかったのでは。
DVの後遺症で、脅されたらうまく頭が働かなくなったのかもしれません。
でも、「子供のことで脅され耐える私」の姿に酔っているように見えるのです。
その脅迫内容すら、いつか子供が自分で乗り越えなくてはいけない内容。
子供の為と思って耐えているようですが、母が傷つけられる姿を見ても子供は傷つきます。
真の悲劇の原因は、この母親なのではないでしょうか……
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4041979064
No.125:
(5pt)

櫛森落ち着け

主人公、母、妹の円満だった家庭に、母の別れた再婚相手である、ヘビー級の体躯を誇る屑(主人公に言わせるならば)が居候を始める。
そして、屑により家庭の平穏は乱され、主人公は証拠を残さずにこの暴君を葬り去る計画を立てる・・。
まだ夜が明けない時間帯に読み終えたわけだが、明らかなミスであったろう。
このやりきれなさ、虚脱感・・凹むねこれは。
厚みのある読ませる文章は本作でも健在で、物語の中盤以降は主人公を取り巻く状況が変化を見せるが、彼の心理描写が秀逸。
また、殺害方法についての細微にわたる丁寧な説明は、まさに貴志氏と言ったところか。
終始退屈せずに読めたが、殺害方法が巧妙で、高校生離れした卓越した才知の持ち主である主人公にリアリティを感じず、また一方で、簡単に殺害に走ってしまう早計さには、いささか呆れてしまった。他に方法はありそうなものだが・・。
そんなわけで、主人公には完全に肩入れすることはできなかったが、ラストの紀子の台詞に心揺さぶられ、妹は全体的に可愛く、純粋に楽しめたから満足。読後は悄然としちゃったけど満足。
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4041979064
No.124:
(5pt)

確かに10代の人に読んで頂きたい

まず、自分は10代の少年ではありませんが
読んでいて、そして読み終えて
ちょっと涙腺が緩んでしまいました、、、
最初に平穏な家族(母と妹)を脅かす母の元旦那を
殺人という短絡的な考え方で、想像で満足せず
しかも完全犯罪を企み、実行してしまうトコロなど
ちょっとムリあるだろ!と思うかも知れませんが、、、
確かに、客観的に見ると、動機があまりに陳腐。
他にも方法はあるだろ、、、とツッコミが入ると思うかも知れませんが
人間は本当にトラブルに直面した時、真に悩んでいる事柄であればあるほど
人にはなかなか打ち明けられないものでしょうね。
作中では勇気を振り絞り弁護士に相談するも、それが解決に導かないと分かれば
なおさら短絡的な解決方法が脳裏に浮かび、遂に実行を決意する、、、
そして完璧に計画していた犯罪が破綻した時、主人公の心は
もう正常な思考ではなくなっていき、、、、
読んでいて思ったのは、この主人公には正義などなにもありません、、、
あるのは常に自己中心的な考え方と他者を見下し、外見は笑っていても
心の中ではバカにしている傲慢さが読んでて伝わってきました。
作中ではしきりに母と、妹の為だ、、、と自答するが
常にあるのは己の保身。人を殺してもクズなら許される。
そして、同級生に普通に接していても、心の中で見下している
傲慢さ、、、
この主人公こそ10代の孤独な少年にある心の闇だと思いました。
誰にでもある少年の心ではなく、孤独な少年にある特有の闇なのかなと解釈しました。
学校では成績優秀、他者に何の関心も示さず、点数と自己の能力向上に努める
成績優秀者。
きっと、社会に出たら出世しか目に入らず、他人を蹴落とすのに忙しい日々に
給料明細の数字を増やす事が己の価値を上げると言うような大人になっていたでしょう、、、
彼女と出会っていなければ、、、、、
本作で涙がでるのは、彼女の存在が余りにも大きいからです。
おそらく、紀子がいなかったらこの作品の評価は大いに変わっていたでしょう。
彼女の恋心があったからこそ、序盤では他者に無関心で傲慢な主人公も
後半では所々変わってきた心情が伝わってきます。
今は社会人となり毎日仕事で忙殺されてるような10代の頃、誰しも経験したような淡い思いを
忘れてしまった大人にも是非読んでほしいトコロでもあります。
やがて主人公の犯した罪と彼女の恋心が事件と知らず知らずに
リンクしていき、そして結末には、、、、、
泣けます。本当に、、、
単純に完全犯罪を目論んだって最後は捕まるんだろ、、、と予想して読んでる人は
言い意味で裏切られると思います。
少年の心をいつまでも忘れない大人にもオススメしたいです。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.123:
(1pt)

設定が甘い

小説の出来としてレベルは高いかもしれないが、主人公の性格・心理・言動の面で、幾つも浅はかさを感じた。
決して、著者の落ち度と言うわけではない。むしろこれは著者の意図通りなのかもしれない。
おそらく、周囲やメディアの評価が的外れだったのだろう。
主人公は恐ろしく短絡的・身勝手な犯行をし、自己陶酔的な部分を感じる。
まあそれが若さだといわれれば、仕方が無いが。
「殺人」という一線を乗り越えるわりに、主人公の心の葛藤が軽薄な気がした。
家族の為を考えるからこそ、殺人という手段は選ばないはずではないのか?
結局は、自分自身の苦しみを終わらせたに過ぎない。
最後の自殺も、自身の都合で他者を巻き込んでいる。その点についての呵責も描写もない。
事故を起こさせられた、車の運転手やその家族の事など微塵も考えていない。
目先の事ばかりに囚われた、主観的で身勝手な行動が終始続いていると思う。
また、同級生や周囲に対する見方が冷淡である。
よほど自分に自身があるのか、傲慢さすら感じなくも無い。
少年犯罪を批判していた主人公が、自ら犯罪を犯す、というのも矛盾している。
読む価値はあるかもしれないが、おススメとはいえない。
この犯罪を美化する人々に、嫌気が差してしまう。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.122:
(5pt)

精緻でリアリティのある殺人犯の心理描写

 実際に殺人か、それに近い重大犯罪を実行しなければ不可能と思われるような、精緻でリアリティのある主人公の心理描写に、興味の大半が引き付けられました。特に、実行直後から始まる、「いつ罪が暴かれるか」という焦燥と不安の中での生活。ひょっとして貴志さん、やっちゃったんじゃないかと思えるほどです。
 「青の炎」、「黒い家」、「クリムゾンの迷宮」という、タイトルに色が付いている3作品は、いずれも貴志作品の中では、人気が高いようです。
 舞台は江ノ島・鎌倉を中心としています。大阪生まれで大学も関西だった著者は、外海と直結するこの湘南に憧憬を抱いていたのでしょうか。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.121:
(5pt)

ドブノ炎

 作者はあいかわらず最高である。
 しかし、この本を高校生の時に読んでおきたかった。そうすれば、もっとドブエボリューションできた。 
 しかしこの主人公はかっこいい。高校生でありながら、エロゲーの素晴らしさを理解し、Z会の勉強をがんばり、バイトをし、酒を楽しむ。尊敬できるぞ。
 だがリアルのゆとり化する高校生たちとはあまりにもイメージがかけ離れているため、そこがドブくそ的な違和感を感じずにはいられない。
 最後のシーンは賛否両論であろうが、読み終えたとき体をドブねこが駆け巡るであろう。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.120:
(5pt)

青春という言葉の意味

何年前だろうか筆者の「黒い家」が発売されてすぐ偶々読んだ。
保険会社社員が知り合った家で巻き込まれたどうしようもない災厄からひたすら自分を守るドラマだった。
不気味で不格好で、どうしようもなく気持ち悪い読後感が残った。
本作発売と平積みされているのを観て気持ち悪い想いをぶり返したのだが手は本を握ってレジに向かっていた。
最近、久しぶりに読み返してみた。
初めて読んだ時は逃げることの出来ない不条理から逃げること「黒い家」と一緒だなァテーマが。という印象から何かを思うと言うことがなかった。
今回は逃げる事をやめ復讐に切り替えた辺りから爽快とは言えないワクワク感がもたげてきた。そして事を終えラスト坂を自転車で全速力で駆け下り目の前に写る江ノ島そばの国道を走るトラックの群れという主人公目線の終わり方。
非常に辛く哀しいものだった。
哀しい終わり方のドラマなんてたくさんある。
恋人を病気や事故で失う、主人公がなすべき事を終えて死ぬ、奮闘虚しくやっぱり悪が勝った。そういった様々な哀しいラストの中でも非常に爽やかで、でも「他にも道はあるだろう」と思わずには居られなかった。
主人公が余りにも若く、強く、孤独にすら耐えうる人間だからこそ流れていくストーリーならばこのラストも必然なのだろう。
こんな青春、「青の炎」というタイトルでくくっても哀しすぎる。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.119:
(3pt)

感想でおっさんかガキかわかる

 他のレビューで書かれている方いますが、主人公が「単に不運に追い詰められた純粋な少年」でなく「中二病」を感じさせる部分が多々あるんですね。 
 ある程度社会経験を積んだ人間ならば主人公のこういう部分が鼻について感情移入できなくなり読後感にイヤーな物が残るのも否めないでしょう。酷い言葉で言ってしまえば
「自らの才気に溺れた主人公が勝手に先走って自爆」
それ以上でもそれ以下でもなくなってしまうんですね。
逆に言えば、この本を読んで「涙が止まらない」「感動」という人はまだ感性が若いといえるのではないかな。 私はまあ、おっさんですから。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.118:
(1pt)

もっとリアルを

 正直、好きではない。
 理由は色々あるが、一番大きいのは主人公の行動原理があまりにステレオタイプで、なおかつそれに伴う心理の推移が硬直的な点だ。高校生という設定を考えてももっと細かい揺れや振れ幅があるはずだと思うが。一人称に近い視点から犯罪の手法がやたらに詳細に書き込まれているせいかもしれないが、多少の懊悩はあるにしろ全体として事務的に淡々と行動しているような印象を受けてしまう。「殺人」という心理的には最大限高いはずの垣根を、あまりにあっさり越えてしまっている気がする。友人たちに対するやり口も、可愛げのかけらもなくてなんだか気持ちが悪い。要するにリアルが足りないのだ。
 もう一つ大きな理由として、紀子の存在があまり生きていないということがある。主人公の行動や心理に対する影響が弱すぎる気がする。さらに言うと二人の恋愛にまつわる描写から切なさも初々しさも感じることができない…これは私の感受性の問題かもしれないが。とにかく主人公も紀子も人間臭さが足りず、だから魅力が足りない。
 内容とは関係ないが、私の買った文庫本の帯がこの本を「10代のうちに読んでおきたいこの1冊」とうたっているのが、心底謎だ。どのあたりが10代に読んでほしい部分だったんだろう…?
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.117:
(5pt)

あの終わり方はダメ

読んでる内にどうやって終わらせるのかと思ってたけど、まさかあの終わらせ方をするのか。
でもそれは無理やろって場面もあるけど、そこは小説ということで。
犯行の計画・準備・実行を読んでしまって分かってるので、警察の推理・分析はなんかなーと思ってしまった。
貴志氏の作品で文庫化されているのは全部読みましたけど、全部おもしろい。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.116:
(2pt)

期待ハズレ

映画化もされ、レビュー等を見ても評価が高いので、期待して読んだが期待外れだった。
殺人の動機が短絡的で浅はか。これのどこが切ない殺人者なんだろ?
利己的で自己中な主人公には全く感情移入できない。
頭脳明晰設定で、凝った殺害トリックを考える主人公だが、犯行の露見は主人公のケアレスミスばかりで「馬鹿かコイツ」と思ってしまう。
ラストも後味悪い。
単純に主人公は「ヤナ奴」だ。
彼女?の女が鼻に付いた。
青の炎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:青の炎 (角川文庫)より
4041979064

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