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五十万年の死角
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【この小説が収録されている参考書籍】
五十万年の死角の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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最初に読んだのが乱歩賞受賞した後で、それから伴野朗作品にはまってよく読んだ。 あの頃は新刊を知るのは新聞広告か書店の陳列しかなかったから。 学生で金がないので文庫や古本であさった記憶がある。 鄭和の航海を知ったのも伴野朗作品だった。 本作は北京原人の化石が行方不明になった実際の事件をもとに 国民党、共産党、関東軍の特務機関の三つ巴の中に軍属の通訳が謎解きにいどむ。 行方不明について現在も謎解きがなされているらしい。 | ||||
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北京原人の化石の盗難(紛失)という史実に歴史のIfを絡めた冒険ミステリーです。 過去の因縁話との関連などいささか作りこみすぎの感はありますが、登場人物たちは単純な善悪ではない立場と義理人情、個人の思いといろいろな要素に彩られた陰影に富んだキャラクターとして描かれています。 欠点のない作品とは言えないかもしれませんが、ミステリ好きなら今読んでも損はない作品だと思います。 | ||||
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Very nice | ||||
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伴野氏の江戸川乱歩賞受賞のデビュー作である。 ミステリーではなくて、サスペンス路線の第二次大戦下の中国大陸を舞台にした北京原人の化石を巡って各国の登場人物が入り乱れる国際謀略冒険サスペンス小説だ。 実際の史実を交えてスピーディーにストーリーが展開し、一気に読める娯楽作に仕上がっている。 | ||||
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『蝶たちは今…』この作品は、乱歩賞最大の異色ホラーサスペンスです。物語のメインになるのは、ズバリ幽霊。 まず、普通のミステリーとは違い、物語の冒頭で犯人(殺人事件の犯人)が読者に明らかにされます。この犯人、自分が昔殺した被害者の「幽霊」から不気味な脅迫状を受け取っていたのです。 一方、バス旅行に出掛けた男子大学生2人が、車内で自分の荷物と他人の荷物を間違えてしまいます。相手の女性はある男性に手紙をしたためていたので、それを手掛かりに持ち主を訪ねると……男性は20年近く昔に、女性は3年前にそれぞれ死んでいた!! じゃあ、この手紙書いたのは誰!?という巻き込まれ型ミステリーです。探偵チームは男子大学生2人&ガールフレンドの看護士&蝶に詳しい学校の先生の計4人VS冒頭の殺人犯VS謎の幽霊、三つ巴の推理バトルになります。毎回レストランなどで犯人(読者も登場人物も誰か分かってる)をどうやって追い詰めようか、探偵グループが謀議(笑)していると、店に幽霊から電話が掛かってくるのがシュールに気味悪いです。 はっきり言って主人公達は全くの無関係なので、気にせずに日常生活を送ってれば良い(乱歩賞でこんな設定はまずない)ものの、暇つぶしにこの『蝶たちは今・幽霊事件』に首を突っ込んで、とんでもないことになってしまいます。 ラスト数ページの大どんでん返しと幽霊の正体に愕然((;゜д゜) | ||||
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中国を舞台にした、北京原人の化石を巡る壮大なサスペンス。登場人物の美しき女性スパイの描き方は何ともいえなく、見事の一言です。また、その他の人々の描写も良く、目に見えるようです。何ともいえない、余韻の残る見事な作品に、涙が出るほど感動いたしました。 | ||||
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他の本もどうやら2作品を1冊にしているようです。 が、本来は1冊のほうがよいように思えるのは 気のせいでしょうか? 2つの受賞作、 片方は意外性、もう片方は手に汗握る展開と、なかなかの推理要素。 前者の作品は恐怖感を覚えたりと気味悪さ、 そして欲をテーマとしています。 さまざまなものが抱く欲。 そして最後のほうに出てくる欲には 驚かされることでしょう。 でも、それを責める気には「なれない」はずです。 ある事情が絡んでいるのですから。 後者の作品は いわゆるサスペンスものですが 推理要素もたぶんに含まれていて 両方楽しむことができます。 主人公はとにかく危険に何度も見舞われます。 何度死に掛けたことか… 最後はどこか哀愁が漂っており、 相応の終え方をしています。 面白いですが 分冊がない文、疲労感を覚えるでしょう。 | ||||
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